2017/04/16 のログ
ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」にリズリーさんが現れました。
リズリー > 夜、ナイトドレスに身を包んだ麗らかな女性が一人、石畳の上をヒールで叩いて歩く。
片手には地図のような一枚の羊皮紙。それを眺めながら道を歩き、そして足を止めて、店の看板を覗いた。
「ここね…探すのに苦労したわ」

人間向けの薬を探すのも一苦労だ、と息を吐いて閉店間際の戸を叩く。こんな辺鄙な場所にある、小さい薬屋だ…しかし効果のほどは確かだという。
コンコンと小さく、そしてまだ閉めてなければ戸を開けて中に入ろうと。

トール・サンダーフェロウ > ドアに吊り下げた鈴が軽やかな音を立て来客を告げる。
扉へと視線を向ければ、少々裏通りには不似合いなドレス姿の女性の姿。

「やあ、いらっしゃい。何かご入り用かな?」

カウンターの上の製剤道具を仕舞いながら遅い時間の客へとにこやかな笑みを向ける。
胸元を強調するようなドレスは柔らかな膨らみを十全には隠さずその深い谷間を晒し、少し動くだけでいかにも柔らかそうに波打つよう揺れる。

「そろそろ閉める時間だから、制作依頼は注文を受けて後日になるが構わないかね?」

箱に閉まった製薬道具を奥の部屋へと運びつつ、長い銀色の髪を靡かせ振り返る。

リズリー > 意外、中から現れたのは想像していた老婆や老人ではなく、なかなかな容姿を持つ女性。…これは買い物を終えたら遊んでいい?いいよね、と内心で企みつつカウンターへ向かう。

「えぇ、構わないわ。ただ効果を見たいからサンプルでもいいから売って欲しいのよね…媚薬効果と催眠効果、利尿剤と下剤、後は栄養剤と回復薬、あたりがあると助かるわ」

自分の魔力では冒険者クラスの強度を持たない一般人だとすぐに廃人にしてしまうので、見合ったレベルの毒を揃えようとしていた。

トール・サンダーフェロウ > 「ふむ、一般的な効能程度の薬で構わないかね?」

奥の部屋から戻ってくると長い銀髪を両手で掻き上げつつ薬棚へと歩み寄る。

「それだとこの辺りか……。」

黒いゴスロリドレスに包まれたキュッとしまった腰付きの背中を晒しつつ、注文の瓶を見繕い、豊かな胸の上へと載せるよう抱える。

「サンプルと言うものはないのだが、とりあえずうちで一番小さな瓶だよ。」

優雅な足取りでカウンターへと戻るとその上に小瓶をいくつか並べて見せる。
媚薬と睡眠導入剤、利尿効果のあるハーブティ、便秘用の下剤、そして、栄養剤とポーション、それぞれが一回分程度の分量。

「全部で540になるが構わないかね?」

少しかがんで柔らかそうな谷間を晒しつつカウンターの下から小さな紙袋を取り出す。

リズリー > 店主が品物を用意する間、その身体をじっとりと眺めていた。そして目を細めながら微笑を浮かべると、用意された薬を一瞥し。

「えぇ、お金は幾らでも構わないわ。ただ、どれくらいの効果があるか…そこが問題ね」

女が媚薬の瓶を手に取ると、細長い爪を伸ばして液状の媚薬に穴を開け、中身の媚薬を全て爪の中に吸い込む。
まるで注射器のようなその光景の一瞬後、空気を裂く音がして爪が、トールの首筋へと迫る。
店主が反応しきれなければ、媚薬を原液で注射のように一気に流し込まれてしまうことだろう。
更にもし床に転んだり崩れ落ちてしまえば、影がまるで生き物のように伸びてその豊満な身体を拘束していくことだろう。

トール・サンダーフェロウ > 「まあ、効能は個人差があるのでね、試して自分に合う物を探すしかないよ。あくまで一般的な効果でしかないからね。」

困ったように眉根をハの字に下げ、軽く肩を竦めて苦笑を浮かべてみせる。

「おやおや、それは飲み薬だよ。それに――。」

伸びてきた爪、それを少し首を傾げて避けて見せ、そのままカウンターの上を転がるよう飛び出し、そのまま女へと肩から転がり落ちるよう体当たりを食らわせる。

「使うなら、代金を支払ってからにし給え。」

そのまま夜の裏通りへと蹴り出してドアを閉める。

「もう少し人界の作法を覚えてから、一昨日来給え。」

小さな窓から顔を覗かせるとにっこりと笑顔を浮かべ、ドアに下げていた『開店中』の看板を回収し、バタンと大きな音を立てて窓を閉めるのだった。

ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」からトール・サンダーフェロウさんが去りました。
リズリー > 「あらぁ?」

高速の爪を躱されて思わず吹き飛ばされる身体。よっと、と衝撃を殺しつつ残念、と息を吐き。

「なかなかやるわね、人間、なのかしら? まぁいっか」

薬代の金貨をポストに指で弾いて投げ込むと、なかなか面白そうなところだ、と場所だけ覚えて闇夜に消えていった。

ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」からリズリーさんが去りました。
ご案内:「辺境守護部隊訓練場」にガデスさんが現れました。
ガデス > (神聖都市ヤルダバオートの近郊にある、辺境守護部隊が訓練を行う場所で、いつものフル装備姿で熱心にヘビーメイスを奮う。
一振りすれば風切音が響き、地面を踏みしめながら重量に身体を流されることなく、右に左に上に下に斜めにと重量物を軽々と振り回して)

「ふーむ、もう少し重たくても良いなぁ!
さりとてこれも特注品ゆえにまた特注をかけないといけぬし、困ったものだ!!
何か良い方法があればいいのだが!」

(鉄の丸太と言っても良さそうな物を振り回し、まだ重たくてもいい、重たい方がいいと贅沢な呟きを落して。
がしゃんがしゃんと高い金属音を響かせながら、鍛練を続ける)

ガデス > (がしゃんがしゃんと金属音を上げながら、訓練場に丸太の杭が並んで無造作に地面に打ち付けてある場所に向かい丸太の前に立つ。
おもむろにヘビーメイスを振りあげ、斜めに杭丸太へと打ち付け、当たる直前に勢いを殺してぽす、と音がする程度で杭丸太を叩く。
そこからまるで弾かれたように振り上げて反対側を同じように最初は勢いよくふりおろし、直前で勢いを殺してぽす、と叩く。
緩急、静動を繰り返しながらとても重量物を扱っているとは思えないような、振り方を繰り返す)

「しかし!なんだな!!動かない丸太を叩いても鍛練にあまりならないな!!
やはり実戦訓練が良いのだが相手を誰もしてくれないのが困りものだ!!
きちんと加減は出来るのだがな!!」

(加減を忘れると、叩いた相手の武器が折れる曲がるひしゃげる上に、身体に当たればふっとばされて大怪我をしかねない。
結果として間違って当てられたらと相手をしてくれる騎士がいないということに、残念そうに丸太をぽす、と叩く)

ガデス > (ぽすんぽすんと振り回す勢いとは反比例して小さな音で杭丸太を叩き、最後に渾身の力で叩けば折れる、のではなく当たった場所がまるで爆発したかのように破砕して。
辺り一面へと砕けた杭丸太の破片が散らばっていく)

「ふぅぅぅぅんん!!!ふぅっ……やってしまった!
また怒られてしまうな!まぁ、まずは杭を打ちなおしておかないとだな!!」

(ついつい力が入ってしまい砕いた杭丸太の代わりに新しい杭丸太を持ってきて。
半分以下の長さで突き刺さって固定された杭丸太を片手で引き抜き、新しい杭丸太を立ててハンマーで打ちこんでいく)

ガデス > (破砕した杭丸太を新しいものに打ちかえ、ふぅと一息。
空を見上げて太陽の位置を見てそろそろ帰らないといけない時間であることを確認する)

「戻る時間になってしまったな!仕方ない、残念だが隊舎に戻るか!!」

(ハンマーを腰に掛け直し、ヘビーメイスを担いで。
まだまだ疲れは感じないが隊舎へ戻っていく)

ご案内:「辺境守護部隊訓練場」からガデスさんが去りました。