2017/03/19 のログ
ご案内:「魔法具店」にロイナさんが現れました。
ロイナ > カラン、と音を立てて扉を開く。
足を踏み入れながら店内をざっくりと見渡し、店番として立っている少女を見遣った。
露出の多い衣服はローブで覆っているがフードは被らない。青碧の髪を揺らしながら近寄っていく。

「……ふーん。なるほど、確かにかわいい」

道端で男達の話を耳にし、興味津々で訪れたといった風。
とはいえ魔法具にも興味はあるので、品揃えをつらつらと確認していく。

リリシア > (からん、と来客を知らせる鈴の音が響けば、もそもそと机の下でしていた作業を止め、顔を上げる。そして、来客の顔を確認すれば)

いらっしゃいませ。

(くすり、と笑顔を浮かべて彼女に挨拶を。営業スマイルでこそあるのだが・・・普段からくすりくすりと会話の中で笑顔を浮かべるコトの多い少女である。然程不自然さは感じないだろう。そして、一直線にこちらの方に彼女の足が向かえば ん? と、小首を傾げて)

どうかなさいました?

(と、声をかけてみよう。そして、彼女から可愛い、なんて褒め言葉を頂けば少し照れたようにはにかむだろう。・・・とりあえず、彼女が品揃えを確認するならば・・・)

どんなものをお求めですか?

(と、声をかけ、彼女が望むものを手に入れられるよう、店番としてお手伝いするとしよう。)

ロイナ > 営業スマイルには緩やかな微笑みを返す。此方も一応、余所行きのものである。
品揃えを確認するや否や声をかけられた。少し考えた後……

「……そうだね。ポーションを二つくらい、と。魔石も買っちゃおうかな」

自分が使うのではないけれど、知り合いに何人か必要とするだろう者がいる。
プレゼントという形であげればいいか……なんて考えつつ。

「私、この店は初めてなんだけど…いっつもここで働いてるの?」

そんな雑談も軽く仕掛けてみるが、反応がなくてもあまり気にしない次第。

リリシア > はぁい。毎度ありがとうございます。

(くすり、と再度笑顔を浮かべる。この売上が上がれば上がる程自身のお給金も上がっていくのだ。余所行きの営業スマイルを抜きにしても、多少笑顔も溢れるというものだ。なぜだか分からないけれど、今日は妙に客も多いし、期待できそうなものである。
そして、彼女からポーションと魔石を求められればどの種類のポーションと魔石かを伺って、丁寧な手つきで袋に詰めて彼女に渡そうとして。)

いいえ、今日は特別。ちょっと今日だけ店番お願い、って言われちゃいまして。

(ふふ、と微笑みつつ事実を隠さず彼女に伝えよう。常連客でこそあるのだが、いつも客としての来店である。店員として店に入ったのはこれが初めて。その事実を袋詰の作業を続けながら伝えるだろう。)

結構、色々なもの取り扱っているのでオススメですよ。頼めば色々とオーダーメイドも作ってくれますしね。

(貧民街にしては、やけに種類が豊富で、高級品も時間こそかかるものの作ってくれる場合がある、というのがもっぱらの評判である。ただ、人手が足りないのか週に2~3日しか開いておらず、種類こそあるものの中級~高級品になるとやはり数が少ないのがネックか。それでも、結構な種類のアイテムが置いてある、というのは1つのセールスポイントであるだろう。・・・時折、変なものを仕入れては売れなくて泣いているそうであるが。
そんなことを彼女に伝えた後、ちらっと店の奥に視線を送る。・・・所謂、夜の玩具。大人の玩具がひっそりと置いてあるゾーンである。そういうものも取り扱っていたりもするが・・・相手は美人な女性である。そういうのは必要ないか、と判断しそちらには言及せずに。)

ロイナ > ポーションと魔石の種類を告げ、袋を受け取った後代金を支払う。
このくらいならば安いものだ。恩も売れるからやる価値は十分ある。

「ふーん。なら、今日あなたに会えた私はラッキーね」

ふふっと微笑んだ。ここの店主がどんな人かは知らないが、1日だけ店番の彼女にお目通りできたのは良かった。
道端で立ち話をしていた男達にこの時ばかりは感謝する。

「オーダーメイドね。…また今度寄らせてもらおっかな。……ん? 奥に何かあるの?」

常連になるかどうかはともかく、こうしていると品揃えも中々。
たまに顔を覗かせれば、もしかすると掘り出し物なんかも売っていそうだ。
そうまで考えたところでふと、彼女が奥へ視線を送るのが見えた。首を傾ぐ。

リリシア > ふふ、お上手ですこと。・・・でも、代金はまけてあげられませんよ?

(生憎、自身にその権限はない。それならば、店主と相談してもらわなくてはならない。・・・まぁ、でも彼女程の美人から言われてちょっと誘惑すればころっ、と了承しちゃうかもしれないけれど。彼、その手のことに不慣れだから。)

えぇ、きっと彼も喜びますでしょう。 お、奥・・・ですか?いえ、その・・・一応・・・売り物がありますけれど・・・正直オススメできるようなものでは・・・。

(と、焦ったように少しだけ顔を紅くしながらそれとなくそちらから興味をずらそうとしてみるが・・・口がうまい訳でなければ、商売人でもない少女である。自然にコトを運ぶことは出来ていないだろう。)

ロイナ > 「なんだ、残念。まぁいいけどね」

是が非でも、というほど懐に困っているわけではないし、値引き交渉はまたの機会にしておこう。
商品の袋を仕舞い込み、奥にある売り物について彼女の反応を伺う。

「……なんだろう、気になる。じゃあ見せてもらわなくていいからさ、どんなものか教えてよ」

紅くなった顔を見て大体察する辺りはお手の物だ。これでも淫魔であるし。
ふふ、と含みある微笑みを向けながら問いを重ねた。

リリシア > ――ふぇ!?いえ、あの・・・その・・・いわゆる、性玩具。殿方がよく購入される、夜の玩具が・・・置いてあります。
媚薬ですとか、バイヴですとかそういう一般的なものから・・・欲望を映像にする水晶玉、縛った後魔力を流すことで蠢き出す緊縛蟲・・・といった変わりモノまで取り揃えてる、そう、です、よ?

(後半しどろもどろになったのは多少恥ずかしいからか。本来は冒険者で、傭兵である。その手のコトにはある程度慣れてはいるが、それでもこういったことを口で説明するのには気恥ずかしさがある。顔を紅くしながら、恥ずかしそうにしながら説明をして。ちらちら、と貴女の顔色を伺うようにしつつ。)

ロイナ > 「……へぇぇ。そんなものまで置いてるのね……」

感心したような声が漏れ落ちる。恥ずかしそうに頬を染める彼女とは対照的に、納得したように何度か頷いて。

「まぁでも、ありがと。大体の品揃えはわかったかな」

にこりと懐っこい笑顔を浮かべて礼を紡ぎ、彼女と視線が合った瞬間――きらり、と瞳が青白く瞬く。
魅了の魔法。掛かったならばじわじわと身体の内側が熱くなっていくだろうが、効き具合は如何か。

リリシア > えぇ・・・まぁ・・・なんだか変わったものも置いているそうで、一部の殿方からは人気だそうで・・・。

(あはは、と頬をかきながら苦笑い。殿方に説明するのも苦であるが、美人の同性に説明する、というのも別の意味で恥ずかしいものである。)

理解してくださって・・・何より、です。

(恥ずかしかった・・・、と顔を紅くして少しばかり疲れた様子を見せるか。そして、そこに合わせるようにして少女を侵すのは淫魔の魅了の魔法。疲れたといってもこれでも店番である。彼女が退店するまでは、それを見届ける義務がある。少しだけ机に突っ伏した後に、すぐに顔を上げて彼女に紅い笑顔を見せるけれど・・・そこに、魅了が襲いかかった。対魔力はある程度あるものの、その手の耐性は皆無に等しい。淫魔、というその手のプロフェッショナルによる魅了魔法に耐えられる訳もなく・・・その魔法は容易くエルフの身体を冒していく。)

ふわ・・・?

(そんな、呆けた声と共に、少女の身体は更なる熱が子宮から灯っていく。どこかぼんやりとしたような、それでいてとろんとしたような目つきに変わりゆき、吐息が少しずつ熱っぽく変わっていけば彼女も想像以上の成果を実感できるようになっていくか。 ――彼女から見えない机の下ではもじもじと足を擦り合わせつつ)

ロイナ > 「そういうのが好きな人もいるだろうしねぇ……説明が大変そう」

そんな同情をこっそり一つ。

気まぐれというか、こんなところで可愛らしい少女に会えたのだから…という邪な理由での行動。
魅了魔法は難なくかけられたらしい。が、思いの外効果が高い。
熱っぽい吐息、蕩けたような目つき。おや、と瞳を細めた。
そっと距離を詰め、顔を寄せる。頰に一つ口づけを落とした後、耳元で囁いた。

「……お仕事が終わったら、一緒に宿…行こ?」

浮かべる微笑みも、今の彼女には艶やかに魅力的に見えるだろうか。

リリシア > まぁ・・・はい・・・。

(思い出すように視線をずらす。今日だけの特別だと言うのに、わざわざそういうコトを言いに来た殿方のなんと多いことか。ディルドを持ってきてこれはどういう風に使うのか、これは何を模したものなのか、とわかっている癖にわざわざ聞きに来るもの。挙句、使い方がわからないから実演して欲しい、などと言うモノまで現れる始末。・・・まぁ、最後の人は叩き出したけど。)

・・・あ。

(そして、こちらがとろん、とした目つきをしていれば落とされる頬への接吻。彼女が離れていけば、ぼうっとしたように頬に手を当てて)

行く・・・。

(ぼうっとした様子のまま、少し甘えるような高い声を零しながら彼女の誘いに乗ったのだ。それはまるで、恋する乙女のように・・・。
そして、そんな状態のまま店番を続けていれば、どうなるかといえば、まず多少上の空になる。それでもきちっ、と仕事はこなした辺りそれなりに真面目であったのだろう。しかし、どこか恋する乙女のように遠い目をして、熱が灯った紅い頬、そして、どこか色気のある吐息。彼女が魅了を施した影響でしばらくそんな状態で店番をしていた。そんなものが続けばどうなるか、と言えば・・・街を流れる噂にこんな一文が追加されたのだ。 可愛くて、エロいエルフの女が店番している店がある・・・、とそんな評判が一夜限り、街を巡った。

そして、店仕舞いとなれば、店主からお給料を貰って店主に上機嫌にウィンクさえしながらその店を後にした。なぜだろう・・・今日あったばかりなのに、あの人が恋しい、恋しい、愛しい・・・。 その感情に疑問を抱く余地すら少女にはなく・・・その足はまっすぐ彼女が指示した宿に向かって。)

ご案内:「魔法具店」からロイナさんが去りました。
ご案内:「魔法具店」からリリシアさんが去りました。