2017/03/03 のログ
ご案内:「平民地区 端っこ」にシンシアさんが現れました。
ご案内:「平民地区 端っこ」にアンセルさんが現れました。
シンシア > 朝になり森からの帰り道、王都についたのはお昼前くらい…
帰り道でも無意識に考え込んでしまってたこと

答えは出ずに家の前に…鍵はかかっていない
中にはアンセルが居るのだろう、なにも言わずに外に出ていたこと
夜に戻らず朝も過ぎてお昼前にまで…
扉に手をかけ、家のなかに

アンセル > ベッドの上で丸くなり浅い睡眠に浸る
昨夜はあまり寝ておらず、寝る時間があったとしても心配事で眠ることが出来なくて

朝日が昇り昼になっても一人ベッドの上で丸いまま
また一度外にと考えて頭を上げれば扉の開く音

じっと見据えていれば昨日から探し回ったシンシアの姿
家の中に入るタイミングを見計らって

「おかえり、シンシア。遅かったな」

心配と不機嫌が混じった声色で一声かける

シンシア > 「うん、ただいま」

小さく作り笑いを返して、特に何か言い訳をするでもなく肩にかけてたカバンを椅子に下ろし、
アンセルのいるベッドへと腰を下ろして

帰り道で危ない目にあうこともなく
怪我もない、アンセルなら匂いでも気づくだろう他の匂いもついていないのだから
手を伸ばしなにげなくアンセルの頭から首にかけて撫でながらも無言

1人欠けるとわかりやすいくらいに元気はない

アンセル > じっと見ていればはっきりとわかる作り笑い
カバンを置きベッドに来るまで待って、腰を下ろすと身を起こしてすり寄り

「シンシア、昨日は遅くなるとは聞いていないぞ?」

すり付きながら鼻を押し付けても血などの匂いはしない
するのはシンシアの匂いともう一人の同居人の匂い、そして草の匂いで

撫でられれば気持ちよさそうに目を細めて身を寄り添わせて
元気のない彼女を元気付けようと何度も擦りついていく

シンシア > 「うん、ごめんね、ついたのが夜遅かったから…
 朝明るくなってから森でたの」

意識して笑みを浮かべながらスリ付いてくる鼻先から頭、首をなでながら

「ブラシしょうか」

手を伸ばしサイドテーブルの引き出しからアンセル用のブラシを取り出す
小さく笑って隣に寄り添う真っ黒な狼にブラッシングをはじめて

アンセル > 「……シンシア……」

そうではなく、もし出かけるのなら一言欲しかった
目でそう訴えながら自分を撫でる彼女を見上げる

「疲れてはいないか?休んでからでもいいのだぞ」

どう見ても無理をして笑っているのは解ってしまい
それに返ってきたところなのだから休ませたいと思い

ブラシを手に自分をブラッシングをする彼女を見つめ
前足で彼女の膝を何度か叩く

シンシア > 人と狼、見上げる視線に合わせて小さく笑う

「ん、ごめんね。ちょっと…ね」

撫でてた手をブラシにかえて
3人に慣れてた家に帰ってこない人がいると
不安と心配とほかの感情が交じり合うのをごまかすように
アンセルの体にブラシをかけながら
前足が何か訴えてくることに

「…平気」

小さく一言だけ返して

アンセル > 「ノーガルトの所に行っていたのだろう。匂いで判るぞ
それに草や土の匂いもする」

匂いを嗅げばどこで誰に会っていたのかはなんとなくわかり
彼女からする匂いは大事な家族のものなので安堵して

ブラッシングをされていれば彼女の心あらずという様子がその動きで判り
3人で暮らしていた家、一人は大事な探し物で今はいない事に彼女が落ち込んでいる事を感じ取り尻尾が垂れ
元気になってほしいと思い前足で彼女を叩き愚痴の一つでも言って欲しいと示すのだが

「そうは見えない…ノーガルトがいなくて寂しいか…?
寂しいなら帰ってきたときに俺が言う。ずっとそばに居てやって欲しいと」

小さな返しにはっきりとそう答えて

シンシア > 「うん、アンセル、言っちゃだーめ
 内緒にしてて?」

やましいことなどない、隠すべきこともないから
どこで誰といたか、それはアンセルの言う通り間違っていない

手を止めずにブラシをかけながら
『さみしい』感情は気づいてても蓋をしてた、言えば困らせる言葉と知ってるので
アンセルにも口止めをお願いしてみる

「大丈夫だから…でも、船の時みたいに期限が決まってるものじゃないし
 いつ帰ってくるかわからないから…心配してるだけ、だよ」

アンセル > 「そうは言うが今のシンシアは寂しそうだ。
これは内緒に出来ない」

ブラッシングをかけられ身を預けてはいるが顔だけは彼女を見上げて
口止めをされはするがこんな辛そうな彼女の姿を見れば頷くことなどできず

「期限が決まっていないからこそ心配で…寂しいのだろう
いつ戻ってくるかわかっていれば安心できる
だが期限がないから…もしかすると戻ってこない、そうは考えていないか?」

何時も輝くような彼女の笑顔が大好きだからこそ悲しい思いはしてほしくはない
お互いに彼女を好いているノーガルトならば話せばきっとそばに居てくれる
彼女のためだから…こんな悲しそうな姿をしてほしくないと切実に思って

シンシア > 「だめー、内緒にしてて?ほら、もう元気だし」

心配しての言葉かけだろうけど、声のテンションを少しあげて返す
手を動かし背中をといていたブラシが止まる

「うん……
 戻ってこないかもね。だってもし、本物だったらそんな簡単に手に入るはずないもの」

以前きいたこのとある過去の話
危険だからこそ自分たちの同行は断られたこと
漠然とした不安と怖さばかり感じてしまうのをどう自分を誤魔化そうかと考えながら帰ってきたのに
その答えはでないまま、今になってて

アンセル > 「……今回だけだ。次は伝えるからな」

声のテンションが上がるがさっきの今なので無理をしていないかとやはり見て
背中を梳いている動きが止まれば尻尾が一度動き

「かもしれない
だがノーガルトは戻ると約束をしただろう。ならば戻ってくる
ここは俺たちの家だ」

危険だからと同行は断られてしまった
だからこそいない彼の分も彼女を守ろうと決めたがこんなに悲しんでいる姿

「シンシア、俺たちで先にその魔剣を探すのはどうだ?
見つけてしまえばノーガルトも帰ってくるぞ」

ふとした思い付きでそんな事を告げて

シンシア > 「うん、ありがと」

ブラシをおいて体を屈ませ、アンセルの首にきゅっと抱きつく
解いた黒い毛がふわふわしてて気持ちいい

「…でも…本当に本物なら危ないから」

普通の自分と、普通の人狼。特殊な能力も魔力もないし
兄と慕う者が鈍いの剣にとりつかれ斬りかかられたこともあったり
アンセルの申し出には、自分も考えによぎることはあったけど
危険度のほうが高くあることも身にしみて感じてたから
言葉には大きく躊躇い、詰まる

アンセル > 「今回だけだ…だから無理に笑ったりしないでくれ」

抱き着く彼女の頬にと擦りついて小さく告げて
ブラッシングをされたフラフラの毛を擦り付ける

「それはノーガルトも一緒だ
危険なら触れずに縄をかけて引けばいい
持ち帰らなくともあった場所を記しておけばいい」

自分のシンシアも特殊な能力も魔法も使えない
だからこそ持ち帰れないのであれば埋めて隠してしまって教えても良いと
自分の頭にあるのはいかにノーガルトがシンシアの近くに居てくれるかという事で
危険な事はしたくはないが…彼が家にいれるようになるのであれば叱られても良いと考えて

シンシア > 「…うん」

黒い毛並みは暖かく気持ちいい
抱きついたまま頷いて

「…そう、ね。……場所だけなら」

魔法の剣、のろいの剣など『魔剣』ではない偽物なら、いろいろ話は聞くし
王城のなかにも魔法の剣はたくさん保管されてるらしい
20年近く探してるのに見つからないものが
そう簡単に出てくるとは思えないけど……

首に抱きついまま目を閉じて考えて…すこしの時間そのままにいたけど

「アンセル、焼きリンゴ作ろうか…食べる?」

暗く沈んだ空気を変えようと数日前にとってきたリンゴで
何か作ろうかと聞いてみる

アンセル > 「悲しいなら悲しい、寂しいなら寂しいと言って欲しい
俺とシンシアに隠し事はなしだ」

抱き着いたまま頷き彼女に告げれば前足でぽふぽふと叩き

「それにだ、場所を見つけておけばきっと喜ぶ
怒られるかもしれないがその時はその時だ」

魔法の剣や呪いの剣と言った者は詳しくは解らない
だがいつかは見つかるかもしれないし、運がよければ直ぐに見つかるかもしれない
だからこそ探してみようという気持ちで

首に抱き着いたままのシンシアの好きにさせて大人しくして

「焼きりんごか、いいな。食べたい」

恐らくは気持ち替えなのだろう
食べたいと言えば頷いて見せて

シンシア > 「アンセルに言うと…ノルにも言いそうなんだもん」

困らせたくなくて言わないでいた言葉なのに
アンセルの提案も頭の中にいれておく
明日から、また文献とこ国内にありそうな話を1から全部まとめるつもりで

「うん…
 焼きリンゴおいしいのつくるね」

思いっきり甘いのをつくり2人で食べよう
そしたら、笑えるかも…と首に抱きついてたのを離し…立ち上がり
台所へと向かう

アンセル > 「秘密は守るぞ。でも伝えればもっと戻っても来てくれる」

彼が戻ってくる理由を、彼女が寂しい思いをしないで済むことを第一に考えて
次に帰ってきたときに寂しがっていると伝えようと決めて
明日はまた山にと入って遺跡探しに行くつもり

「楽しみだ。焼きりんごは甘いから好きだ」

離れて台所に向かう彼女を見送り
ベッドにとまた横になって焼きりんごを待って……

ご案内:「平民地区 端っこ」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「平民地区 端っこ」からアンセルさんが去りました。