2017/02/25 のログ
ご案内:「メイプル邸 ハルクラムの私室」にハルクラムさんが現れました。
■ハルクラム > ギルドの稼ぎを抱えて邸宅に帰ってきたハルクラム。基本的に金銭の事は、自分で稼いだものに関してはアバウトな家庭で、
母は特にどれほどとか、どのようにとか訊ねたりしない。
軽く邸内の水浴び場で体を洗った後、私室にもどったハルクラムは金銀を宝庫に収めて、まずはゆったりと部屋での
一時を過ごす。
「ふああぁ、今日はどっと疲れたけど、これからが飯時なんだし、がんばっていきますのー」
さては今日の”淫魔”としての生業は今から始まるわけで、まずは今日にあった新聞を見て、どこで娼女として参加できる
宴があるのか調べている。と、付きの侍女が何か思いついたかのように訊ねる。
『ハルクラムさま…、一通のお手紙が』
ん?といった感じに頭を傾け、手紙を見る。字は流暢とはいえない筆付きで書かれているが、短文ながら意味は伝わってくる、
その意味は曰く、
『ハルクラム様、あなたと夜の情事を過ごして以来、夜になると興奮で眠れないのです。勝手ながら館の宛先を調べて
こう送ってしまったことをお許し下さい。どうか明日、あなたの娼館で逢いましょう ―シドン』
―どこぞの男だろうか。平常時の食事の際に交わった男など、彼女はあまり記憶しないのである。
このような手紙は、彼女がこのマグメール王国にきて以来、月を追うごとに増えていってるが、特に二度その男に
合う必要も感じていない。
「捨てるのは勿体無いから、書類としてまとめておきますの」
そう告げて棚の奥にある書類箱にしまう。
服を着替える時は、むしろ見て、おかしいところがあれば言ってほしいと侍女に着替え姿を見せながら今日の服を
選んでいく。
■ハルクラム > 今日の宴の場所も分かった所で、その場にあった服装を選び着替えて、侍女に確認させたところ、
全く問題なし、綺麗ですとの言葉も頂けたので、早速彼女は持つべき物を持って、
「それじゃあ、でかけてきますの、あなた、服散らかしちゃたけどなおしておいてねぇ」
そう指示して外玄関を開き、未だ眠らない夜の街へと出かけていく。
ご案内:「メイプル邸 ハルクラムの私室」からハルクラムさんが去りました。