2016/12/01 のログ
ダグラス > 「おう、俺だ。なんだ?もう誓いを忘れたのか?ミレー族ってのは薄情なもんなんだな」

自分の名前を呼ばれると軽く顎を上げて返事をし、お互いの拳が届く位置で立ち止まり。
視線を走らせて相手が見ていたのであろう淫具や拘束具に視線を走らせ。

「ここはあいつらみたいな奴隷を取引するために使うための家だぞ?冒険に来るところじゃないが?」

そういって後ろで待たせてる女たちを見て。
つれてきた奴隷の年齢はバラバラだが容姿は整っているものが多い。
上は熟女風の女から、下はまだ子供ともいえる風体なのに腹が膨らんだ少女までそろっていて。

フローディア > ・・・忘れてない。貴方がその気なら――

(ぱちり、と狩猟用具を収めた鞄とは別の鞄を開く。主に雑貨類が収められた鞄である。そこを漁れば、彼があの時手渡したチョーカーを取り出し、彼に見せて。)

いつでも、飾ってくれて構わない。私が薄情じゃない、ってところ見せてあげる。

(ちょんちょん、と自分の首を指で示し・・・その気なら、いつでも首輪をつけて、と彼に求めるだろう。もし、彼がその気ならば・・・チョーカーを渡し、首を差し出しても構わない。)

・・・は?

(思わずぱちくり、とまばたきを繰り返し、間抜けな声を漏らした。その様子からはこの少女が奴隷を取引する為の部屋、なんて欠片も思っていないことが伺えるか。)

嘘、だってここ誰も住んでない部屋だって。もし良かったら好きに使って構わない、って言われてっ・・・!

(少女にとってこの部屋は取引所なんかではなく・・・好きに使って良い家。住んでも大丈夫な家。そんな扱いであって、つい先程まで高評価であったこの家の評価がガラガラと音を立てて崩れていく音さえ聞こえた気がする。嘘、ここ・・・そんな、ところなの?
しかし、へたり、と座り込むことはかろうじてせず・・・落ち着きを取り戻せば こほん、と咳払いした後、彼が釣れる女達に気づいたのか、彼女達を眺めて。)

――・・・節操なし。

(ジト目で、彼を糾弾するように冷たい声でそう告げた。強く、優秀な雄は多くの番を持つものだ。彼が私以外の番を持ったとしても何も文句は言わない。けれど・・・あれはやりすぎなのではないだろうか。色気を醸し出す、女として完成された頃の女性から、下は私の妹よりも更に年下なのでは、という年頃なのに腹を膨らませ、妊娠しているような子供まで連れていて。これは流石に・・・盛りすぎなのでは、と彼を冷たい目で見つめて)

ダグラス > 「それでこそ俺の女だ」

相手からチョーカーを受け取ればそれを相手の白く細い首に巻き付ける。
自分の所有物である証を相手に着けるとすっとその首に指を這わせる。
通常手に入れた奴隷は船の中で一生を慰み者にするか、売り払うのだが。
自由に生きさせている時点で彼女をどれだけ特別視しているかわかり。
実際に解放したといえば知り合いに大爆笑されたものだったりする。

「それは騙されたな。フローディアなら高く売れるだろうからな」

自分が来なければ彼女は話を聞いて飛んできた奴隷商に捕獲されていたかもしれない。
彼女の強さは知っていても、奴隷商は奴隷を手に入れる為なら手段を選ばないところがある。
その場合、戦闘経験の少ない彼女では不意を突かれることもあるだろう。
が、それはそれで面白かったかもしれないなどと逡巡する。
奴隷売られ、弱い男に犯され孕まされる姿を見るのも一興かもしれないなどと考えて。

「悪いか?俺が手に入れた女を俺が孕ませても文句ないだろう?」

相手に白い目で見られてもまるで悪気がないように相手を見下ろして。
実際この仮名の女たちの何人かは自分や船員の子を産んだものすらいるし、少なくとも処女の女はいない。
死ぬ前に楽しむだけ楽しむ、それが自分の海賊団の目的の一つでもあった。

「そういうフローディアはどうなんだ?俺の子は孕んでないのか?」

そういいながらすっと相手の下腹部に手を伸ばし。
依然あった時と変わらない様子の相手の腹をなでて。

フローディア > んっ・・・

(その白い首を差し出し、そのチョーカーを巻きつける様を黙って受け止める。抵抗はしない。逃げもしない。そのどことなく嬉しそうな顔を見ると、諦観ではなく、愛情から抵抗を見せないのがわかるだろう。
彼の強さは知っている。彼になら穢されたってかまわない、と。そして、首に彼の指が這えば満更でもなさそうにし・・・ダグラスという強い雄に愛でられる様を どうだ、と誇らしげに彼が連れる奴隷に目配せをしようか。――彼女らは別にそれに羨みの視線を向けることは、ないかもしれないが・・・それらは彼女らの心情によるだろう。もし、彼女らが彼に慕情を抱いているのならば、悔しそうな視線を返すこともあるかもしれないが・・・そうでないのなら、返ってくるのは淫らな女に対する侮蔑か。)

・・・奴隷なんかに堕ちるつもりはないけれど、そう評価してくれるなら嬉しい。

(もし、奴隷商がこの話を聞けば、それこそ唇を噛み切りそうな程悔しそうな顔をすることであるだろう。フローディアの種族はミレー族白狼種。自然の厳しい雪山に住み、捕獲となればまずその厳しい雪山を超えなければいけないことから捕獲難易度が高い種族である。その値段は高くつく。その価値をしる奴隷商が歯噛みをしてもおかしくはないだろう。
もしも、の話であるが・・・この白狼が奴隷として捕らえられ、弱い男に組み伏せられる事態に陥るのなら・・・彼に対しての態度とは正反対に必死に抵抗し、暴れることだろう。少女が認めるのは 自分より強い雄 のみである。それ以外の相手ならば、嬲って遊ぶことはあれど、組み伏せられるのは断じて認めないだろう。――自分を倒してない男に買われる、なんてもっての他だ。)

別に・・・文句はないけど。

(文句はない。自分も自由にしているし、彼も自由にしてくれて構わない。・・・本当に番であったとしても、強い雄は複数の雌を飼うものだ。別に文句は言わない。・・・嫉妬は、するかもしれないけど。ただ・・・思うのはいくら何でも選ぶ女の種類が自由すぎるのではないだろうか、ということだ。)

・・・たぶん、まだ。

(あいにくと孕んだことを確認する手段は直感だとか、つわりが来ただとか、お腹が膨らんだとか、そういうものでしか白狼は知らない。けれど、それのどれも来る様子はなく、まだお腹はぺたんと平なままである。相手が腹を撫でるならば、その手を見つめつつ・・・少しさみしそうにしていようか。)

ダグラス > 「なら構わんだろう?いつ死ぬかわからん仕事なんだ、女くらい好きに抱いて自分の子孫を残したいもんなんだよ」

文句はないといいつつも、何か言いたそうな相手に対しどこか言い訳めいた言葉を紡ぎ。
下腹部をなでる手を相手の腰に回し、自分の身体の前に相手を引っ張って腕の中に抱き込み。

「だからお前のことも何度も孕ませてやる。心配するな」

どこかさみしそうな表情を浮かべる相手の心を少しでも和らげてやろうと頭の上にある特徴的な犬耳のそばで力強くささやき。

「そうだ、お前に覚悟があるなら妊娠率上げる呪いでもかけてやろうか?その代わり俺以外の子供も孕む可能性高まるが」

魔法は使えないものの戦利品の中はそういった呪術めいた道具もある。
今回は奴隷とセットで売ろうかと考えて腰袋にはいったアイテムを軽くたたく。
しかし、それを使うということはある意味女としての尊厳を奪うことになるため、相手の意思を問いかけ。

フローディア > ・・・あなたはたくさん子供を残すべき。それはわかる。わかる、けど。

(彼は優秀な雄だ。その優秀な雄の子はたくさん子を産ませ、増やし、繁栄するべきだ。そうは思う。けれど・・・あそこまで節操なしにされるとなんかこうもやもやとした感覚も覚えるのだ。
そして、彼が白狼の腰に手を回し、腕の中に抱え込んだのならば、少し驚いたようにしつつも、その柔らかな肌を、胸を、身体を 彼の腕の中におさめて。)

・・・期待してる。

(そんな横暴な言葉ではあるが、彼を認めた白狼にとっては嬉しい言葉である。強い雄の子供を孕み、産み、地に満ちる。それこそが白狼の女の悲願である。赤くなりすらせず、嬉しそうに笑うだろう。)

――っ・・・、それ、は・・・。

(そして、流石に彼の問いかけには迷う様子を見せる。幾ら子を孕みたい、産みたい、とは言っても決して誰の子でもいい、という訳ではない。強い雄の、強い男の子でなければ嫌だ。自分が気に入った雄の子でなければ嫌だ。割りと性に奔放な様子さえ見せる白狼であるが、その選別基準に該当しなければ、拒絶を見せるだろう。例え、疼きを覚えていたとしても、その力を認めない限りは。)

・・・それは、産まれる子供が弱くなったり、しない?

(それは絶対に確認しなければいけないところだ。例え、子供を産みやすくなったとしても、それが普通に産むよりも弱くなったりしては意味がない。病気でも持って産まれてしまっては困る。 ・・・子供を求めるのは、自分たちの一族を増やし、復興するのが最終的な目的であり、白狼は戦士の一族である。その肉体は強靭でなくては、困る。)

・・・そういう、デメリットがないなら・・・考えても良い。だけど・・・ちょっと、怖い。

(ただ、その視線には未だ迷いが潜むか。本当にそんなことしていいの?不安そうに自分に問いかけるその様子は、彼の腕の中にすっぽりと収まる白狼の身体を更に小さく見せようか。しばらくうんうん唸っている様子を見せるがしばらくして結論を出したのか、彼を見上げ)

――決めた。ディアは貴方の番、貴方のもの。貴方の判断に従う。貴方が使いたい、って思うのなら私にそれ、使って。貴方がどっちを選んでも・・・私はそれに従う。だから――好きに、していいよ。

ダグラス > 「おそらくデメリットはないだろう、どうも昔の部族が戦争なんかで人数が減ったときに使っていたもののようだからな」

相手にデメリットの確認をされれば船に乗っている考古学に詳しい部下から聞いた話を伝える。
元の使い道から考えてそれで貧弱な子が生まれるとは考えられないし。
ましてや腕の中の少女であれば少なくとも自分より弱い男に犯される可能性は低いだろう。
もちろん、陰謀渦巻くこの国では完全な否定できない話だが、自由に生きている以上そこまでは保証できるものではなかった。

「わかった、ならフローディア、お前に呪いをかけてやる。そんな手段でも孕みやすくなって実際に孕めば、少しは落ち着けるんじゃないか?」

相手の覚悟に頷けば相手に呪術を付与することを決め。
自分が節操なしに女を抱いて孕ませていることにちょっと不満げな相手の心中を察して。

「とは言っても少し準備がいるからここですぐにってわけにもいかん。ましてやいつ奴隷商やら浮浪者やらが来るかわからないからな」

そういえばくしゃりと相手の髪をなでて腕の中から解放する。
相手程いい雌を前にして手を出せないのは癪だったが一応は番として認める相手だ。
呪術をかけるにしても落ち着いて行いたかったし、終わり次第すぐに自分で孕ませてやりたいと思う気持ちもあった。

「あとで俺の船に来い。そこでお前を孕ませてやる」

そういって相手から離れ、今日は商売する気を失せたのか待っていた奴隷たちに部屋から出るように命令し。

「それと、甘い話には乗るんじゃないぞ。どの世界にもただで手に入るものはない」

言葉を言い残せば相手を置いて先に家を出ていき。
入り口で銀狼少女の話を聞いて飛んできた奴隷商を追い返してから自分の船に戻っていき。

ご案内:「無人の家」からダグラスさんが去りました。
ご案内:「無人の家」からフローディアさんが去りました。