2016/11/08 のログ
ご案内:「王都郊外~平民地区へ」にネネさんが現れました。
ネネ > 月夜の草原を風が吹き流れていく
柔らかな緑の草が風の後を追うように音もなく揺れて
誰の姿もなかった場所に
半透明に透ける姿から人の形へ
音もなく姿を見せた銀髪の娘

「ふぅー…」

姿はハッキリと人になって周囲を見回す
息が白くなるくらい、夜の時間になると冷えてきてて

ネネ > もう少し歩けば街の入口

森で過ごしてるときは
気にせず、姿をとったり消えたり、
稀に旅人やらには幽霊と間違われたことも

まだ周囲を巻くように流れてる風の動き
人の通りのない入口から平民地区へと入り

明かりのついた店先の前を通って
人の少ないとこ、でも明かりのあるとこを選びながら
近くの公園まで帰ってきたら顔をあげて、見知った場所に安心して
脚を向けていく

ネネ > 公園の中の街灯の下、冷えたベンチに座ってると
近づいてきたのは白い猫
首にリボンがついてるから飼い猫

森の動物らと同様に
何を言ってるか言葉まではわからないけど
なんとなくを感じる、ベンチに飛び乗ってきて
膝の上に手をおかれる、何か訴えてるような

会話をするでもないけど
頭を撫でてると手に擦り寄られてきたり

小さいけど暖かくて、つい表情もほころんでしまう
抱き上げれば体を丸めて膝の上で大人しくしてる猫

ご案内:「王都郊外~平民地区へ」にソル・グラディウスさんが現れました。
ソル・グラディウス > 公園の砂利を踏み鳴らしながらベンチへ座っている彼女へ近づく黒づくめの男。
一歩一歩、足音を鳴らしながら彼女へと近づき、目の前までくれば少女を見下げる。

「……寒くなって来たよな」

大柄な男は少女を見下げてそう告げる。
一般人なら気圧され、恐怖を抱く場面だが自分と彼女ならそんなことないだろうと考えての行動で
そのまま彼女の隣へと座る。

「よっと…猫でも買ったのか?」

帽子の鍔を少し上げれば、彼女の膝に乗ってる猫を見てそういう。
首にリボンのついている白い猫。
可愛らしいと思い、その猫を撫でようと手を伸ばす。

ネネ > 猫相手に会話はしないけど、なんとなく
動物は気持ちを汲み取れるのか
膝の上で抱っこで暖かさを分けてもらってたとこ

ベンチに近づく人の足音に心がビクッと驚くけど
その声に顔をあげると隣に座る彼に

「ん、寒いね」

少しだけ声は嬉しいのに静か
膝の上の猫も彼の手に大人しく撫でられて
その頭を擦り付けたりしてる
暖かさと優しいのは動物も知ってるようで

「おかえりなさい
この子は、どこかの飼い猫、寄ってきた…
でも、この子も、そろそろお家帰らないとね」

猫が自由に動けるよう、抱いてた手を放して

ソル・グラディウス > 猫を撫でれば頭を擦りつけられ少しだけ嬉しい気持ちになる。
愛玩動物には興味なかったがいざ触れ合ってみると中々に可愛らしい。

「…ただいま。
 そうだな。こいつを必死に探している飼い主もいるだろうさ。
 家族の元へおかえり」

彼女が手を放せば猫は膝から飛び降りて家へと帰っていくだろうか。
自分も手を引っ込めてベンチに寄りかかる。
帽子を深々と被り、時折吹いてくる寒い風を感じていた。

「お前も仕事か?
 …いつもありがとうな。頼んでいる訳でもねぇのに」

彼女を横目で見てそう聞く。
仕事を終えたであろう彼女を労うように頭へ手を伸ばし、きめ細かい銀髪を撫でる。

ネネ > 猫は離れて自分の家に帰ったのだろう

視線はそのまま自分の膝に落としたまま彼の声を聞いてた
細く長い銀髪に彼が触れると一瞬だけ息を飲むような反応
指にサラサラ触れて流れて落ちていく

「ううん、お花屋さんは植物がたくさんあるし…
あ、ソルも寒いよね、お部屋もどる?」

街なかで見つけた自然豊かなお店、植物の世話なら自分でも出来る気がして
はじめてみたこと

触れられることに緊張したのを、ごまかすように少し早口と浮かべた笑顔
ベンチから立ち上がって、帰ろうと誘うように

ソル・グラディウス > いつもとは違い、息を飲むような反応をする彼女へ首を傾げる。
どうしたのだろうと髪に触れていると彼女が立ち上がり、帰ろうと誘ってきた。

「あ、あぁ…わかった。」

何故だか緊張し、早口になっている彼女に困惑しつつも立ち上がってそう返す。
素手を晒している彼女。少し寒いだろうとその手を握り、指を絡めていく。
温かい掌。大きな手で彼女の手を握れば、その温もりを彼女に伝える。

そのまま彼女の手を引いて宿へと戻っていく。
自分たちの部屋の前までくれば、扉の鍵を開け、彼女の手を引き中に入っていった。

ネネ > 手を取られる、大きな手に握られて嬉しい、その手を見つめながら
後ろをついて歩いていく

部屋に入れば、いつもどおりにと思い込ませるようにしながら
つないだ手の暖かさは変わらず、絡まる指から彼を見上げ
手、腕、肩からの背中、その後ろ姿を見て

部屋に入ると息をついて、上着を椅子にかけて…

「なにか暖かいの飲む?あ、疲れてるなら、早めに休む?」

静かになるのを避けるように、思いつくまま彼に問いかけて

ソル・グラディウス > 部屋へと入れば、帽子と背中の剣を机の上に置き、椅子へと腰掛ける。

「ふぅ…飲み物で頼む。少しゆっくりしよう」

椅子の背もたれに身を預ければ、彼女へそう告げる。
寝るより、少し飲み物を飲んで彼女と落ち着きたい気分らしい。

というより、何故、彼女は焦っているのだろうか?
静かになるのを避けている様子でそれがますます怪しく目を細める。

ネネ > いつもどおりに振舞ってるつもり
部屋の中は、気の合う太陽の剣も彼もいることで
落ち着かせようとしながらも、彼の顔を正面から見れず

「うん、わかった」

あれから何度か入れてたコーヒーも、彼の様子から好みの濃さも把握してきて
湯を沸かしたあと、用意できれば彼の座る椅子の前、テーブルへとカップを置く

ソル・グラディウス > 「?」

ひたすらに緊張している彼女に首を傾げる。
特に問いただすほどのものでは無いと自己解決し、彼女がコーヒーを持ってくるのを座して待つ

「おっ、ありがとうな」

テーブルにカップが来れば、それの取っ手に指を引っ掛けて持ち上げ、飲み始める。
好みの濃さに調整されてて、驚いた様子でカップをテーブルへと置く。

「美味しい…ネネ、成長したな」

彼女を褒めるようにそう告げる。
自分の太腿をぽんぽんと叩き、彼女に座るように促した。

ネネ > 「よかった…」

美味しいと、褒めてくれる言葉にホッと一息、彼が喜んでくれることが
自分の嬉しいことで

いつのもように大腿を叩く行動は、座れというサイン…
躊躇いながらも促されるまま座る

下ろした髪に隠れてる首元には、他の物が触れた跡が薄くなってるものの
まだ残ったままだけど、それは自分でも気づいてないもので

ソル・グラディウス > 「うん」

笑顔でそう頷けば、嬉しそうにしている彼女が自分の太腿へと座る。
いつも通り座ってくれれば、頭を撫でる。

「…なぁ、ネネ。どうしたんだ?」

いつも以上に緊張し、焦っている様子の彼女へそう問いかける。
悩みの一つでも芽生えたかと楽観的な考えを持ちつつ、彼女が緊張している理由を問い掛ける。