2016/11/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリンさんが現れました。
リン > 「はぁ……ダメかぁ」

冒険者ギルドの扉から失意の表情で表へと出る小さな少年。
本当はもう少し背丈があったのだが、肉欲に流されすぎて身体にふりかかる呪いが悪化したためか
子供のような体格まで陥ってしまった。

この体格だとさすがに斡旋してもらえるちゃんとした仕事というのは随分と限られてくる。
小さな掌を見下ろしてため息。背負った鞄や洋琴が重い。

リン > せめて楽器演奏でおひねりでも貰えればよかったんだけれど事情あってそうもいかず。
困ったことに自分は節約というものが苦手なのだ。
体力勝負はムリだし、何かつぶしのきく魔術でも習うべきかもしれない。

「あっとっと……」

下を見ながら通りを歩いていたら肩をぶつけられてしまってよろめく。
相手はわびの一言もなく向こうへと。
もともと大柄ではなかったがずいぶんと非力になってしまったものだ。

リン > まあ、アクリスの機嫌に振り回されるのはいま始まったことではない。
最低の経験ならもうしてきた。
なんとか順応してしまえるだろう。今回も。きっと。

手始めに何か道具を調達するべく、
近場の商店へと入っていく……

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリンさんが去りました。