2016/10/27 のログ
カルム > 「大丈夫、零してない。ありがとう」

 ふう、と大きくお気を吐き出して。
 心配してくれている彼女に礼を言いつつ、器を置いた。
 ちゃんと空にしてあります。

「無事で良かったよ本当に。
 知らなかったから、な、今はもうもったいないことしない。
 カルム誓う。」

 お魚さん、餌良くないカルム覚えた。
 と、なんかカタコトで話しながら、にこやかーに笑ってみせた。

「俺も立候補するから。」

 しれっと。
 その時はまず清い(?)お付き合いからゆっくり始めるから。
 確かに、結婚したからとやめなくてはいけないわけじゃないしな、とうなづいた。

「だろ?そうすると相手は警戒する。
 それに、バトルアクスの威力も十分だしな。
 リミアも似た武器だったよな?
 対峙してみればわかると思うけど。」

 と、彼女のほうを向いてみせる。
 にやり、と口元に笑みを浮かべて、隙を伺うように、動きを観察し始める。

リミア > 「もし零してたら大変だよ?こんな所じゃ洗濯も出来ないし染みになっちゃうよ」

何処かずれた心配をして大丈夫と判れば安心をする。
それでもきれいに食べている事は嬉しくて

「ちょっと数日苦しかっただけだから食べてみたいなら止めないよ?
狩りに使うのも有効っていえば有効だしね。
捨てたじゃないならいいんじゃないかな?」

何故か片言になった事が面白くて笑ってしまい。

「立候補って……結婚相手の…?」

しれっと告げられた事に一瞬意味が解らず…
判ってしまえば今度は真っ赤になって慌ててしまう。
何かを言おうとするが言葉が浮かばずに口がパクパクとするだけで。

「そういう武器は威力もあるし威圧もできるしね。
だから私も使ってるんだよ。
出来たら対峙したくない武器だよね」

そうは言いながらもこちらを向く男性を楽し気に見返して。
そして短剣をやや低めに構えて出方を伺うようにする

カルム > 「……あ。」

 その着眼点はなかった。
 女性的視点と、男性的視点の違いなのだろう。
 確かに成る程、納得していた。
 
 あれ?今彼女さらっととんでもないこと言ったぞ?

「数日はちょっとじゃないよリミア。
 その感覚は間違ってるからな? いのちだいじにだぞ?」

 数日苦しむって、結構生死の境迷ってるような気もする。
 気がしてるだけなのかもしれないので何とも言えないけれども。
 とりあえず、突っ込んでおく。

「あー。
 彼氏候補のほうが先だったな。」

 飛びすぎたかも。
 ちょっと勇み足過ぎたと。
 好意はあるぞ、と言いたかった。

「そういう事、重量も、十分な武器だから。
 踏み込んで横薙ぎされると、相手は下がることが多くなるだろ?」

 前に踏み込み、右から左に薙ぐ様に斧を振る。その勢いを殺さぬまま、走り去っていくのが、結構多いんだと、少し前に進んで。
 後ろに下がったり横に避けたりすると、追うのが遅れるし、と振り返ってみせる。

リミア > 「……何か変な事言ったかな?」

男性の言葉に首を傾げ、変な事を言ったのかと自分の言葉を思い返し。
男性と女性の視点の違いがあったなど思いもせずに。

「斬られたり刺されたりに比べたらちょっとだよ。
やっぱり変なのかな?」

命のやり取りの仕事を多くするだけに腹痛程度なら些細な事と感じてしまって。
突っ込まれてもおかしい?と不思議そうにするだけで。

「か、彼氏候補?
そんな事始めて言われたから…凄く恥ずかしいね」

酒の席での酔っ払い同士の求婚などは多くあった
だが素面でそんな事を言われたのは最後は何時だったか思い出せず
その言葉にころりと転がってしまいそうなのを何とか耐えるがその好意に嬉し恥ずかしいと

「避けないと真っ二つになるしね。
そういう意味だとその武器は正解になるよね
でもどうせなら少し軽くして柄を長くするのもいいかも。
それだと相手の武器にもよるんだけどこっちのリーチでできるしね」

前に進んでの斧が降られる動作につい避ける様に下がってしまい
進み脇を通るのを見送り振り返り、同じように振り返る男性の言葉に道理的だと頷いて納得した

カルム > 「あ、いや。
 シミとか言われてそういえば、と思ったんだ。」

 先にやけどとか、自分は気にしたんだと軽く笑って。
 男女だと、結構感覚違うもんだな、と言葉にして見せて。

「確かに、それに比べれば、と思わなくもないけど。
 毒とか病気も十分命の危険だと思うんだ。
 変とまではいかないけど、その辺も注意払ったほうがいい気がする。」

 腹痛程度……と言っていいのかは医者じゃないからなんともだが。
 どう言えばいいだろうか、とうーむ、と考えて。

「まあ、これも選択のうちひとつ、と捉えてくれると。
 リミアと出会ってそんなに経っては居ないけどさ。

 キスしたり、抱きたいと思うぐらいには。」


 そう言って、一度言葉を切る。
 ちゃんと、自分の気持ちを整理する。
 ただの下心だけじゃないかどうか、真剣に。

「それも考えたんだが。
 あまりリーチを長くすると取り回しが難しくなるんだ。
 重さも飛躍的に重くなるから、走り抜けるのに厳しいなと。
 機動性を重視してるから。
 鎧も、それに合わせてあるだろ?」

 複合鎧。
 プレートアーマーに次ぐ防御力とはるかに高い機動力。
 むしろ、盾を持ってもいいかもと思ってるぐらいだよ、と男は笑った。

リミア > 「あ、そういう事なんだ。
スープで火傷はしないと思ったんだ。
でも普通はそっちを先に心配するよね」

理由が判れば ごめんね と舌を出して笑い
感覚が違うのだと言葉にされ何度も頷く。

「言われて見ればそうだよね。
怪我よりもそっちの方が怖いよね。
ありがとう、カルム。これからはそっちも気を付けるね」

やはり細かな事は大雑把な自分より男性の方が気が付くんだと驚いて。

「結婚は考えた事はあったけど彼氏は考えた事がなくて驚いちゃって。
確かにそうなんだけどさ。私もあってそんなに立ってない人とこんな場所に来りしないよ。
私もそのさ……こうやって薬草採取に来り素面で抱かれてもいいって思うぐらいには信用はしてるよ」

男性の真剣な言葉に自分もと顔を赤くしたまま小さく答えて

「そっか、私は長いのが普通だからそこまで思わなかった。
機動性とそれを損なわない防具と武器なら最適かな。
うん、この鎧ならいいよね」

複合鎧に軽く触れて男性の言う通りだと頷き。
盾は結構邪魔になるよ、と自分なりのアドバイスもして

カルム > 「そう考えてみれば、ある程度、冷めてきてたのもあるか。
 見るところ違うと、新鮮だなって思ったよ。」

 火傷しないの一言。
 昼間で日が高いけれど、今は秋、風が吹けばすぐに気温も下がるし。
 舌を出して笑う相手に、いやいや、楽しそうに笑った。


「そうだな、怪我も病気も、どっちも警戒しよう。
 俺も、警戒する。」

 どっちだから、大丈夫という考えではなくて。
 危険はどれも警戒しよう、と笑おう。

「……。」

 顔を赤くしたまま喋る彼女。
 ものすごく可愛い、茶化す気はないし、思わず言葉にできなかった。
 とりあえず、しばらく視線を彷徨わせて。

「リミアの武器の選択も正しいしな。
 あとは相手によって武器を使い分ける、鎧相手ならモーニングスターだし。
 距離があるなら弓ってかんじで。」

 盾に関しては、だよなーと。
 持っても、弓を使うときには落とすか捨てるかだろうしと、素直に諦めた。

「さて、動きに関してはこんな感じ、かな。
 そろそろ、下りるか?」 

 時間もいい感じに過ぎてきたし、と、武器を置いて、放置していた食器に近づき、水で洗いタオルで拭きつつカバンに戻した。

リミア > 「今の季節はすぐに冷めて来ちゃうからやっぱり小屋か洞窟でもないと温かいまま美味しいのって難しいかな。
うん、やっぱり見方はそれぞれなのかな」

日が高くて温かいがもう少し日が暮れてくれば一気に寒くなると見て。
楽しそうに笑う姿に舌を引っ込めて笑い。

「そうだね、そんなので長期休みになったら大変だしね。
お互いに気を付けようね」

今まで気にしなかった食べ物への注意もした方がいいと今更に

「どうかした…?」

何も言わなくなった男性を心配そうに見返せば視線を彷徨わせているのに気が付き
自分と同じなのかと思えば少しだけ恥ずかしさも楽にとなる。

「私はアレ以外使えないんだけどね。
カルムみたいに色々と相手次第で器用に変えれるのは才能だと思うよ」

盾を持ったら弓や斧は最悪逃げるときに捨てないとと苦笑して

「そうだね、動きを見れただけで満足だし。
次は背中を任せるときになっちゃいそうだよね。
そ、それじゃ戻って…スる?」

山を下れば次はと思うとおずおずと見て。
食器の片づけを手伝っていく事に

カルム > 「川の脇、だもんな。冷めるはずだよな。
 見方がいろいろあるから、いいと俺は思うよ。」

 違う事があるから、気が付けるんだしな、と。
 水で濡れた手を、タオルで拭いながら。

「その間の生活費がひどいことになりそうだしな。
 具合悪いときは、よんでくれよ?
 看病するからさ。」

 とはいえ、医者じゃないからどこまで出来るか、と思うのだけれども。
 それでも全力は尽くすつもりだと。

「いやあ、その、な。」

 可愛すぎてというに言えなくて、言葉を濁しておいた。
 真っ赤になった顔が雄弁に物語っているとは思うが。

「必要に応じて覚えたんだ。
 バランスはちょっと違うけど、結局は振る武器だしな。
 弓は除く。」

 と、背負った弓を指さして、命中率はあまり良くないとばらしてみせる。
 当たれば儲けもの的なレベルだよ、と。

「今度、冒険に行く時は……
 まあ、あまりそういう危険がないといいとは思うけど、あるときは全力で行こうか。

 ああ、しよう、か。」

 荷物を片付け終えれば、手を出して。
 帰ろうか、と笑いかけた。
 エスコートしますよ、と、冗談ぽく。
 正直上品なエスコートの仕方は知りません。

リミア > 「夏場は快適なんだけど飴に気を付けないと駄目なんだよね。
そうかな。それならいいよね」

皆で違う事に気を付ければ抜ける事も少ないと頷き。
手を拭き終えれば濡れたタオルを受け取って

「その時は本当にお願いするかも。
ちゃんと返すから生活費も少し貸してね?」

一人ではきっと何もできなくなっているだろうが…
誰かいてくれればそれだけで安心できると。

「あ、言わなくていいよ。
なんとなくわかったから…」

なんだろうと思ったのは最初だけ
赤くなった顔を見れば判ってしまい言うのを止めて

「そんな考え嫌いじゃないよ。
そこにあるものを扱えるってすごく大事だよ。
弓は本当に難しいから凄く練習しないとね」

弓は扱えるが矢の補充があるので持ち歩かないと笑い。
一つぐらい駄目なのがある方がいいよと冗談のように返して。

「その時は出来るだけ危険がないのを受けるけどね。
もしもの時は頼りにしてるから。

う、うん…そうだね」

片づけが終われば差し出された手を見て何だろうと。
だがその意味に気が付けばぎこちなくその手を取る。
告げられた事によろしくと笑みを見せて、慣れないエスコートをお願いすることに

カルム > 「雨具になりそうな防寒マント、手に入れたほうがいいだろうなぁ。」

 冬の河原の近くの冷えは、体温を奪っていく。
 毛布だけでは足りなくなるだろうな、と思って。
 皆で、いろいろ考えるのがパーティの利点。
 今日、二人で来て改めて、認識し直したなぁ、と。

「ああ。
 そのときはお互い様だしな、わかってるよ。」

 そんな状態の時に生活費の工面ぐらいするさ、と笑おう。
 仲間だろう?と
 顔が赤くなった理由に関しては、これ以上は勘弁で。
 察してくれた相手が黙ってくれたので、そのままにしておこう。

「弓は一人だとおちおち練習もできない。
 狩りに使えるぐらいを目標に、だなぁ。
 使えるなら、使い方教えてもらいたいな。」

 矢は消耗品だし、お金がないとというももあるし。
 彼女の言葉に、矢はこちらで用意するからさ、と。

 
「じゃあ、帰ろう。」

 手を取ってくれた。
 男は、なれない行動にガチガチになりながらも。
 なんとか宿まではエスコートできた………。

   かどうかは、別の時に分かるだろう。

 ただ、降りていく間も、楽しげな会話が続いていたことだけは、間違いはない。

リミア > 「持ってないなら買っておかないと駄目だよ
これからの時期は必需品だから」

もし複数で居るなら身を寄せ合ってどうにかできる
だけど一人なら毛布だと濡れてかえって体を冷やすと説明し。
一人より二人、二人よりはとパーティーの利点も説明して。

「私もカルムに何かあったら助けるから大船に乗ったつもりでいるといいから」

仲間と言いお互い様と言われて笑い返し。
きっと口にすれば恥ずかしくて何もできなくなる
なので何も言わずに

「弓はそうだね…狩りをしながら練習で一石二鳥かも?
そこは任せてくれていいよ、一人前のハンターにしてあげる」

その時は矢はワリカンでやろうと
一人だけ負担はかけないと告げて

「そうだね、帰ろう」

手を繋いで歩くなど仕事以外では初めて
カチカチに緊張しながらもエスコートをされ、その結果は別の機会にわかるとして
楽しく話をして山を下って行ったであろう

ご案内:「九頭龍山脈 山中」からカルムさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からリミアさんが去りました。