2016/09/18 のログ
■ルヴィエラ > (彼女が示した先へと視線を向ければ、為るほど、と頷く
所詮この施設についての知識は其の程度、素直に納得を見せた辺りで
少なくとも関係者ではないと言う確信は相手へと与える事に為っただろう
自覚は在る、そも、あくまで一つの戯れであり、女が確かな疑念を持っていると言う事が判れば
それだけで己にとっては、十分に目的を果たした事と為る)
―――……ふふ、さっき伝えた通り、紛う事無く食事が目的でね。
親切に有難う、学食と言う物にも興味は在るんだが、今は其れよりも――貴女の方、かな?
(伸ばした魔力の縒り糸に、女自身が気付いた様子は無かった
にも関わらず、其の先端が女の下胎へ到達せんとする寸前で、弾ける火花
魔力が、明らかに魔力によって弾かれた光景を目の当たりにしては
へぇ、と意外そうに瞳を瞬かせて――それから、ひとつ、納得した様に双眸を細めた
ゆるりと舞い上げた指先を、女の其の下胎へと指し示したなら)
――――……そうかな? 貴方が飼って居る物に比べれば、大した事じゃないと思うけれど、ねぇ。
(――其の、場所に。 女の魔力の中で僅かに異なる、別の魔力が『居る』
育てて居るのかな、と、相も変らぬのんびりとした微笑の儘で問い掛ければ
弾かれてた魔力の糸を、再び紡ぎ直して伸ばし――)
――――心配無いよ、『キミ』の邪魔はしないから。
(くすり、小さく声を響かせる――彼女の胎に棲む、先客へと
今度は彼女にではない、まず先に、彼女自身を護る為の存在なのだろう、其の寄生生物に
魔法障壁へと再び糸が触れた瞬間、女の下胎へと自らの魔力を一瞬流し込んでは
―――其れは一種の魅了に等しく、一時的な自らの支配下へ置こうとする、か)
■マリー > 部外者なのは理解できたものの、相変わらず目的が見えない。
単なる不審者ならば、ちょっとした魔法で追い返せばいいだけのこと。
しかし、この青年に対する不安が消え去ることは無く、それは戸惑いとなって彼への手出しを躊躇わせている。
そんな最中だった、彼女の下腹部近くで小さな火花が上がったのは。
「なッ、貴方、いったい何をして……!」
彼女が腸の中で飼っている触手とは、飼っているというよりも一種の共生関係。
棲家、そして栄養分を母体から得るかわりに、触手は彼女へと魔力の供給や健康の管理等を行っている。
それゆえ、自動的に外部からの攻撃をガードしたいrもするのだが。
それを知っているのは極一部の人間のみ、少なくとも、初対面の相手にいきなり理解されるようなことはなかった。
そのため、驚きを隠せず、思わず表情を曇らせたのだが……。
「ツゥッ!!??」
先ほど、触手が防御したであろう魔力が、今度は彼女の局部を中心に流れ込み、絶頂をしたような感覚に思わず腰が砕けてしまい。
パチパチと火花が散りそうな頭を片手で押さえ、その場にへたり込みながら、明らかに何らかの術をかけてきたであろう相手へ視線を向け。
■ルヴィエラ > (大それた魔術を使った訳ではない、極々単純で、有り触れた魅了だ
――ただ其れを扱うのが、魔法生物――特に触手型に対して上位存在であり
『共生』ではなく『使役』する側の、夜魔たる己で在ると、又話は変わる
流し込んだ魔力が女へも影響を与えている合間、再び伸ばした魔力の糸は
きっと、今度は魔力障壁に防がれる事無く、女の下胎へ触れ――繋がる、か
女と己を繋ぐ、魔力の架け橋、其の糸を伝わせ、女の胎へと自らの魔力を流し込み始めれば
其れは徐々に、女の胎奥へと絡み付いて行く――其の器官を、子宮を、密やかに掌握する様に)
――――……何、ちょっとした挨拶と言った所、かな?
貴女の中に居る子は、如何やら素直な良い子の様だからねぇ…良い友人にと、ね。
(先刻まで、母体を護ろうとしていた触手生物の動きは、無い
女が何か命令や指示を出そうとも、一向に反応を見せる事の無いだろう其の触手が
ふと、其の腸管内を、ぞろりと勝手に動き出すのが感じられる、か
果たして、腹のどの辺りに飼っているのか次第でも在るが――
次第に尻孔側へと蠢き進む其れが、女の括約筋へと内側から軽く衝突しては
再び奥へと潜って行く、そんな往復を、何かに取り憑かれた様に始める筈で)。
ご案内:「国立王都魔法技術学院」からマリーさんが去りました。
ご案内:「国立王都魔法技術学院」からルヴィエラさんが去りました。