2016/08/04 のログ
■クライブ > 「そこまで信頼されてるなら尚更期待に添わねぇとな。これからも笑顔で迎えてくれよ?」
こんな夢でしかないと思っていた誰かが待つという生活。
この現実になった生活を、そして夢をかなえてくれた娘を決して悲しませないと決め。
この居心地のいい集落に骨を埋めるのも悪くはないと…それほどに気に入って。
「流石にそれぐらいは合間を見てやってるぞ。
けどな……なかなか時間がな…」
その言葉ごもっともとほとんど反論も出来ずに今の己の不衛生さを呆れて。
大した護衛ではなかったのだが何かと問われずにほっとし、髪を解きワンピースを脱いでいく姿を横目に見る。
「もし誰か来たら言い訳は任せるぜ。ん、何の事だ…?
深夜に裸の二人組?それはあれじゃねえか……」
裸の女の子二人の幽霊幽霊と聞けば出るのかと思いはしたが王都の貧民地区でもあるまいと首を振る。
多分隠れて訓練で服を損傷したか、そういうプレイをしていたのだろうと…。
下着を外しタオルで身体を隠した娘の姿に少し残念そうにして先にお風呂場に入っていくのを見送り。
直ぐに残りの衣服を脱いでしまえば…マナーかと腰にタオルを巻いて後を追うようにお風呂場へと向かい。
「それじゃよろしくたのむが…どうすりゃいい?」
勝手のわからない風呂場なだけに娘の指示を聞こうと用意をする娘に問いかける
■レイカ > 「もちろんですよ、拠点にいれば…必ず。」
彼がいるときは、せめて考え事なんかしなくて思う存分甘えたい。
たまには、戦士の私ではなく一人の女の子に戻っても、きっとバチは当たらないはずだ。
自分で頑張っている…とは思わないけれども、せめて彼の帰ってくる場所だけは、必ず護りたい。
それがミレー族を護ることにも繋がっているならば、私の罪悪感も少しずつ晴れていった。
「不摂生で病気なんかになったら、ほんとに怒りますからね…?」
もっとも、そんな時間がなかなかないというのであれば、それも仕方がないとは思う。
護衛の仕事なんか、自分の時間を取ることも難しいだろう。
だけど……せめて体を拭く時間くらいは確保してもらいたかった。
無精ひげを生やした汚らしい彼は…さすがにちょっと……。
「ええ、言い訳は任せてください。
……嗚呼………。」
そういうプレイ、と聞くとなんだか納得してしまえる自分がいて。少し哀しい。
確かに私も……女の子と肌を重ねることもなかったとは言えない故に、なぜか納得してしまった。
彼が後から入ってきたら、私は石鹸とスポンジを手にとって…。
「クライブは座っているだけでいいですよ。…あ、へんなことは考えないでくださいね?」
私はソープ嬢というわけではない。
体に石鹸を塗りつけて、それでと野方を洗うなんて、そんな行為は……、いや。
彼に頼まれたら断りきれないかもしれない。
そんなことを考えてしまうと、自然と意識もしてしまうという物で……。
そんな考えを私は押しやり、座ってもらえば、彼の背中に石鹸を馴染ませたスポンジをこすり付けていく。
■クライブ > 「もしすれ違って俺が先に戻った時は迎えてやれるしな。楽しみが一つ増えたな」
息を抜ける場所を得たという事は本当に身体を休められる。
傭兵としてではなく己個人として羽を伸ばせる場所を守ってくれ出迎えてくれる娘がいるからこそ頑張れて。
「それは大丈夫だぞ。そこまで汚くするのは俺だってごめんだ。
髭ぐらいは毎日剃る様にしてるしな」
どれだけ時間が取れずとも髭だけはほとんど毎日剃っているだけにパッと見た目は小奇麗にと見えて。
だがこれからは身体を拭く時間も出来れば取ろうと考える。
「まだ所属はしてねぇから外部者だしな、問答無用で投獄だけは御免だからな。
ま、色々な趣味ってやつだろ?」
流石に裸で歩き回るは経験はないが野外での行いならば何度もシているだけにあまりに気にした様子も見せず。
むしろ知り合いにそういうカップルがいるからこそ理解をしているようにも見えて。
「座ってるだけでだな。変な事…?例えば身体でとかか?」
娼婦を買えばそういう事をしてくれる者もいるだけに冗談ぽく口にして。
もし今それをされてしまえば大変な事になるかもしれないのだが。
もし押し倒すにしてももっときちんとした場所でと欲に負けそうになるのを堪え。
言われるままに座り、娘が背中をスポンジで擦り出せば気持ちよさげに息を吐く
■レイカ > 「…ふふっ、そうですね。もし、クライブのほうが早く帰ってきたら、そのときは私がただいまといいます。」
そうだ、何も私だけが言うわけじゃない。
私も、彼にお帰りといってもらえる…。そう思うと、なんだか少し歯がゆくて…そして、楽しみだった。
今度、少しだけ長くこの拠点をあけてみようかな…などと考えるくらいに。
「…どうせですし、クライブもチェーンブレイカーに所属したらどうですか?
剣の腕も立ちますし、きっと歓迎されると思いますよ…?」
別に、勧誘してはいけないというお達しは来ていない。
もしも、クライブもこの組織に所属してくれるならばどれだけ心強いだろうか、と考える。
もしも、彼が傭兵としての仕事でこの組織と敵対するようなことになる…そんなことを未然に防ぐためにも。
―――戦うくらいならば、私は彼に殺されることを選ぶだろう。
彼の背中は、とても大きく見えた。
マスターの背中も大きいけれど、クライブの背中はそれよりももっと大きく見える。
方からスポンジを滑らせ、彼の体にこびり付いたアカをそぎ落としながら……私はそっと、その首筋に抱きついた。
こうしていると、本当に安らぐのだ。
「…ええ、体でとか…です。…だって、そんなのいやです。
クライブにはちゃんと、愛してくれないと…私はきっと、気持ちよくなれませんから。」
そして、私は少しずつ離れる。
彼の欲望を覚ます結果になるかもしれないけど…、私はその背中に、スポンジを擦り続けた。
■クライブ > 「そりゃ楽しみだな。そうと決まれば俺も決まった宿で部屋を取る方がいいな」
今の様にその時で宿を変えていれば娘のただいまを聞けなくなるかもと考えて。
今はただいまだけだがお帰りも言えると思えば楽しみになる。
「それも悪くはねぇんだがな…。
俺を名指して雇うお得意がいるから所属固定にしくいんだよな」
その勧誘に乗りそうになるのだが、所属してしまえば今までの傭兵家業の様に名指し指名が来た時に困りそうだと考え直ぐに決断できず。
もっとも組織との敵対をするような依頼は受ける心算はないのだが…。
何より伴侶となった娘を自らの手にかけたくはないという気持ちが一番強くて。
背中を娘にスポンジで擦られ、汚れと一緒に疲れも落ちていくような感覚になり、首筋に抱き着かれると手を伸ばしてそっと頬を撫でる。
「言っただけだよ。流石に今それをされたら自制できねぇしな。
この後でベッドで沢山愛してやりたいがいいだろ?」
娘が離れた事に残念そうにするがそれ以上は欲望が完全に目を覚ましかねない。
今は背中を流してもらう気持ちよさで我慢しようと身を任せて。
■レイカ > 「……え?決まった宿を取ってなかったんですか…?」
拠点をこっちに移したと聴いていたから、てっきり決まった家があるものだと思い込んでいた。
まさか、そのときで宿を変えているとは思ってみなくて…。
そう考えると、彼には私のつかっている家を提供してもいいのかもしれない。
以前、廃墟地区で暮らしていた時とは比べ物にならないくらいによくなった境遇。
本当に、この拠点に着てよかったと…そう思っていた。
「あら…名指しでですか?…クライブって、結構有名なんですね…。」
貴族の依頼を受けているという事もあり、そこそこの名前が知れている傭兵だとは思っていた。
名指しの依頼までもらえるとは、やはり…彼をこの拠点に引き込むのは無理かもしれない。
敵になることがなければいいけども…、いや、その心配はないか。
彼が敵になるなんて、考えただけでもおぞましい。
私は、自然とくる体の古江を押さえるという意味でも、彼にしばらく抱きついていた。
「……先日…危うくとある子供に体を許しかけてしまいました…。」
温泉にいったときだった。
強く出ればよかったのに、甘えてくるその子供をあやすという意味で抱きつかれたのだけれど…。
危うく、体を許しかけてしまった…そのことが、少しだけ罪悪感を憶える。
「だから…沢山愛してください。…また、貴女で満たされたい……。」
■クライブ > 「あぁ、その時の気分と空きで宿を選んでてな。どこもいい宿だから決めにくいんだよな」
どの宿も清潔で対応もいいだけにこの宿とは決めれていない事を告げて。
だが娘を迎える事もと考えれば早急に決めると答える。
そこで娘の家に間借りをするという考えが何故か浮かばずに。
「傭兵家業で10年も生きてりゃいい意味でも悪い意味でも有名になるもんだぜ?」
一度魔王とやり合ったしなと、今思えば命の危機だった事も生き残れば笑い話というように軽く告げて。
そのお陰で物騒な依頼は増えたが、その時は有り難かったが今では有難迷惑。
そんな依頼を絶つためにも所属は悪くないかと考えて。
「かけたって事は許したわけじゃねえんだ。そんなに気に病むな」
それを聞けばその子供に怒りを覚え、きっと娘の優しさに漬け込んだのだろうと。
その事に罪悪感を持っている様子に気にするなというように視線を向け。
「沢山愛するぞ。もし誰かにされたとしてもな。
俺でレイカを満たして愛してやる。レイカは俺の伴侶なんだ。
何時でも胸に飛び込んできていいんだぞ」
そんな事では手放したりはしないと囁き、心配症の娘を安心させようとする。
■レイカ > 私の今住んでいる家は、きっと彼が宿にしている場所に比べたら格段グレードは落ちるだろう。
何しろ、長屋の一角を借りているのだ、観光地区の宿に比べたら広さもベッドもどうしても格段に落ちる。
だからこそ、曲がりさせるという選択肢は私の中でもなかった。
…一緒に住めれば、なんていう考えもなかったわけではないけれど。
「確かに…10年もですか…。」
というか、魔王とすらやりあったと聴くと…やはり彼は歴戦の戦士なんだな、と強く実感する。
もしも、初めて会ったときに戦闘になっていたら、私は一体どうなっていたんだろう。
彼に激しく犯され、彼に嫌悪感を抱いていたんだろうか…。
なんだか、ちょっとした違いでこんな関係になったのが、酷く不思議でならなかった。
「………すいません。貴方という人がいるのに…。」
気に病むな、といわれてもやはりどこか罪悪感が残る。
甘えてくるその子のこともそうだけど、彼のことを裏切ってしまいそうになったのではないかと。
だから、私はいうのだ。彼の本気の愛がほしいと…。
「……はい、ありがとう……。
じゃあ、クライブ…以前言いましたよね?本気で愛したら、多少無茶をするかもしれないと…。
…私への罰と考えて……本気の愛を、ください…。」
手を離される…そのことは、私にとって地獄のような苦しみだ。
だから、彼の本気の愛を受け止めたい。私への罰として…。
その後、お風呂場で、ベッドの上で…。
私は気絶するまで、彼の愛を受け続けていたかもしれないけど…それはまた、別の話…。
■クライブ > 一度だけお邪魔をした娘の家。
長屋の一角ではあったが綺麗にされ、流石に宿に比べればグレードは落ちるであるが過ごしやすさは宿よりもよく思えたと思い返し。
もし一緒に住むのなら大きめの家をとふと考えて。
「元々は飯の為に始めた事だったんだが才能があったみたいでな」
長く戦場で生きるほどに分別を無くして所構わずに戦いたがる者も生まれるが己はその域にはまだ遠く、娘と初めて会った時に戦闘にならなかった事を神に感謝をする。
戦闘をして倒していればきっと戦闘後の高ぶりをぶつけてしまい、こんな関係とは無縁になっていたと思えば縁とは判らないもので。
「それを言うなら俺もお前がいるのに他の奴を抱くことだってあるんだ。
そうやって俺を思ってくれてるだけで十分だよ」
己だってそうだと告げれば再度気にするなと告げ。
レイカは裏切っていないと言い切る。
「礼なんかいいんだぞ。
…ん、そういや言ったな。俺みたいな体力馬鹿が本気で愛したら持つ奴は早々な…。
言っとくが始めたら止まらねぇぞ」
罰として本気の愛を求める娘を真っ直ぐに見ればその手を取り腕の中へと引き入れて。
そしてお風呂場で、ベッドの上でと娘が気を失うまで本気で愛したのは、また別の話で……
ご案内:「ドラゴンフィート 観光地区」からレイカさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンフィート 観光地区」からクライブさんが去りました。