2016/07/30 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」にタマモさんが現れました。
タマモ > 記憶に記されたものだろうとも、実際に使ってみる事が大切である。
立ち並ぶ木々の一本の上に立ち、今まさに街道を走っている馬車を見下ろしていた。
…その姿はいつもの姿ではなく、耳と尾を持つには変わらないが、それは九尾の狐のものではない。
前に奪ったミレー族のもの、その手には魔法銃が収まっていた。

大層な力が使えないのは分かっている為、狙いもそう大きいものでない荷馬車にしてある。
護衛も2・3人程度、まぁ、手頃なものだろう。

ゆっくりと進んでいる荷馬車。それが射程圏内へと入った時…動きをみせた。
手に持つ魔法銃を護衛の一人に向け、水弾を放つ。
不意打ちだ、何の対応も出来ずに吹っ飛ぶ護衛…木の一本に強かに身を打ち、意識を失ったかずるずると崩れ落ちた。

まぁ、こんなものだろう。
強襲してきた相手を探す護衛を見下ろしたまま、その銃口を次の護衛へと向けていた。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」にエミリーさんが現れました。
タマモ > どの程度までの相手が限界かを試すのと、世上を乱す事、それが今回の狙いだ。
2発目の水弾が放たれ、もう一人の護衛が吹っ飛ぶ。
…さて、これで残り一人だ。

ふわりと木から舞い降り、その姿をその護衛の前に晒す。
手にした魔法銃も見せ付けるように、しっかりと身構えた。

何事かとこちらに顔を向ける他の者達の視線も気にしない。
この姿を見せるのも目的の一つ、好きなだけ見ると良いだろう、そんな感じだ。

エミリー > 「クンクン……ん~?」

今日も大好きな匂いを追ってのんびり歩く
しかし今日は何か違う、何か混ざってる?
けれどまぁ確かめてみないと始まらない
のんびりふわふわ匂いの元を目指す

「ターマー……も、ちゃん…?」

やっとたどり着いたその先
木の上で何か…銃?を持ったミレー族の少女を見つける
おかしい、タマモじゃないのに匂いは…
あ、降りてきた

「ん~……?」

?が頭の上に沢山
訳が分からないのでとりあえず見つめる

タマモ > この姿では、いつもよりも感知能力は落ちる。
比べる対象が悪過ぎるのは分かるが、こればかりは仕方ないか…近付いていた少女の存在に気付けなかった。
残った護衛一人と、荷馬車の関係者を前にしながら、無言のまま空いた手で額を抑える。

不覚だ、襲う直前に変化をしていれば気付けたかもしれないのに、感覚を覚える為に事前に変化したままだったのが災いした。
…軽く溜息を付くと、次に使うべき魔法を変え、放つ。
射出した水弾とは違う魔法は、同じく構える護衛の前でぱんっ、と弾けると、周りに視界を遮る濃霧を生み出した。

多分、あの少女は匂いで自分を追っている、混乱しているような様を見せるのは、匂いが混ざっているせいか。
下手に発言を許して、本来の狙いを引っ掻き回される訳にもいかない。
濃霧が起こっている中で変化を解き、問答無用でその少女の体を抱えると、効果が消える前にその場を一気に離れた。
まぁ…襲って、この姿を見せただけで、今回は良しとしておくしかない。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」からタマモさんが去りました。
エミリー > 「んぅ?」

いきなり目の前が真っ白…と言うほどではないが霧に囲まれた
と思えば次の瞬間には身体が持ち上げられる

「タマモちゃん…なの?」

首を傾げ自分を運ぶ少女を見る
相手がタマモではないと確信できないので、一応抵抗はせずに連れていかれる

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」からエミリーさんが去りました。