2016/07/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 名前は忘れた、平民地区のどこかにある酒場って事くらいは分かってる、そんな場所。
壁際の席に少女は腰かけ、突っ伏していた。
今日はいつもより少しだけ涼しかった。
…いつもより少しだけ涼しい、というだけで、決して暑くないという訳ではない。
そんな暑い中を歩いて来たのだ、こうして酒場に入ったならエールの一杯くらいはと思って注文をした。
…うん、まぁ、やはりなのだが一度は言われた、本当にそれでいいのか?と。
そんな言葉を流しつつ、頼んだエールが目の前に置かれる。
「お、おぉ…これぞ至福の瞬間じゃ…」
両手でコップを取れば、いつものようにぐいっといきたいところだが…大きい、そんな風にやったら零れそうだ。
という訳で、ちびちび飲み始めた。
■タマモ > そうそう、丁度今お菓子があるんだが、食べるか?
正面、カウンターから店主が声を掛けてくる。
子供が一人でこんな酒場に来ているのだ、少しは気を利かせてやろう。そんな感じだ。
いつも以上に子供扱いをしおって、一度きっぱりと、少なからずお主よりは年上だ、と言ってやろうか?
そんな事をふっと考えるも…実際には、ありがたくお菓子を頂戴している自分が居た。
美味しい物は美味しいのだ、それに年齢は関係ない。
そうなると、お菓子にエールは微妙に合わない…という訳で、ミルクではなくジュースを次に注文する。
…なんか、店主の策略に嵌められた気がしないでもない。
■タマモ > 手作りだろうか?色形様々なクッキーが小さな器に詰められているものだった。
味は…どうやら見た目に反して、なんて事はなかったらしい、普通に美味しい。
ぽりぽりとクッキーを頬張っては、時折、置かれたジュースに口を付ける。
暑い時に飲む冷たいエールも良かったが、自分としては、それよりも甘くて美味しい物の方が良い。
食べてる少女の姿は本当に至福の一時といった様子だ。
もっとも…その姿はどうみても見た目相応のそれだが、それを言おうものなら超反応で少女の言葉が投げ付けられるだろう、怒りの形相と共に。
まぁ、怖くはないだろうが。