2016/06/22 のログ
ご案内:「ユースレスファクトリー」にベルフェゴールさんが現れました。
ベルフェゴール > 「………………。」

(寝室で、下着姿のまま。ペタンと座り込んだままだ。寝ぐせの残った髪もほったらかして、起きてすぐに始めた行動がコレ。
コードに繋がった金属製のヘルメットで目まで覆い隠し、虚空を見上げるような姿勢で。何やら細かく唇だけが動いている。)


「…………シュミレーションパターン……No,1026から2028迄。
失敗。……No,10129から20548迄。実現不可。」


(ボソボソと紡がれる言葉は、繋がれたヘルメットに表示される文字を読み上げて。ついつい零れる程度の言葉だが。要は、昨夜セインの言った。人間と魔族の和平とやらを実現する方法を模索しているようだった。結果は、全く芳しくない。そもそもが無理だと思われる構想を実現しようとなると、どうにもならない、もしくは単なる机上の空論にしかならなくて。)


「…………模索範囲を再検討。再び、No,200代から再検討。」

(割と無茶な速度で演算しているようで。ヘルメットの隙間から黒い煙が上がってきていた。)

ベルフェゴール > 「……駄目……だなぁ、どうやっても……そもそも和平を結んだとして……人間同士がそもそも争ってるし。そこに魔族が混ざっても、結果は同じ……。妖精族やミレー族も混ざれば……どうにもならない。

ていうか、個人個人の思想が違う以上。種族でひとくくりに考える事自体に無理がある。

ん~……………と、なると。」

(ボンッ!!そこでヘルメットが悲鳴を上げて爆発し、黒い煙を余計に吐き出しながら、少女の頭から外れて引っ込んでいく。)

「結局、完全な争いのない世界を確実完璧に実現するには、一個しか。
案がないなぁ。……もうちょっと、無難な妥協案があってもいいかと思ったけど。」

(答えが全く見つからないのではなくて、割と早い段階で一つは思いついていた。『これぐらいでいいか』という妥協案もあるにはあるが、不安が残るし。こういう仕事は怠惰なくせにこだわる職人気質であった。)

ベルフェゴール > 「……んに……。」

(少々疲れた様子で、寝起きの格好から数時間。そのままベッドに横になって。)

「……まぁいいや、ばっく……後で、セイン君に……どれがいいか聞いてみよ。」

(誰も聞いていないのにあだ名からファーストネームに呼び直し、そのまま眠りに落ちるまで、3秒。)

ご案内:「ユースレスファクトリー」からベルフェゴールさんが去りました。