2016/06/21 のログ
ご案内:「ユースレスファクトリー」にベルフェゴールさんが現れました。
ベルフェゴール > (お約束待機)
ベルフェゴール > (怠惰の魔王の自室。キングサイズのベッドの周囲には、無数のぬいぐるみ多数。色んなものがファンシーなこの寝室は、怠惰の魔王がその生活の大半を寝て過ごす場所で。脱いでハンガーにかけられたいつもの緑のローブを尻目に、本当にお尻を向けて、四つん這い状態から、頭をベッドに突っ伏した格好で、お尻を突き出したまま熟睡している)


「……zzz……すぴー……。」

(涎も垂らして、非常に幸せそうな寝顔だ。普段は丸まって静かに寝ているから、今日は疲れているんだな……とか、魔王の生態に詳しい人なら気づける。)

ご案内:「ユースレスファクトリー」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > (魔王の自室、というにはあまりにも可愛らしい部屋。そこに一人の男が空間を斬り現れる。
 魔王様から貰った道具による転送魔術。男自身の体力などを使用しなくてもいい、非常に便利な移動方法だ)

「……寝てる。平常運転だね。
 ……おーい。我が主君や~い。起きてくれない?」

(無駄かな? と思いながらも優しく声をかけてみる。
 男はこの数日、魔族の国を放浪していた。目的は上位魔族・魔王との接触。
 が、当然そんなに簡単にそういった存在に出会えるはずもなく……。
 仕方無しに、男はもう一つの目的を先に果たそうと、自分の主人の部屋へと跳躍してきたのであった)

ベルフェゴール > 「ばっくん?……」

(声をかけられるとゴロンと、仰向けになり。恥ずかしい格好を整える。そのまま両手を広げて)


「軽装で……こっちきて、ギュッとして?……」

(そう告げる魔王は寝ぼけた眼であるが。気づくだろうか、黒いタンクトップの下の胸が、いつもより2サイズは大きいことに。その理由は、つい先ほどまで触手を妊娠させられていたからなのだが。疲れている様子も、出産後の疲労だ。その辺は、後ほど映像付きで説明があるだろう。)

セイン=ディバン > (おぉ、起きたよ。と驚きながらも目の前から消失したお尻に、残念無念、と思うも)

「……おはよ。ギュッとするのはいいけど、今俺汗臭いし埃臭いよ?」

(そう言いながらも、要求どうりに装備を外し、とてとてと少女に近づく。そのままベッドを軋ませながら少女を抱きしめれば、何か違和感を感じ)

「……??? あれ、なんだろこの変な感じ……。
 ……!? べ、ベルベルのナイスなひんぬーが大きくなってしまっている!?」

 その違和感の正体に気づき、驚愕の声を上げる。
 が、優しくハグした腕は解きはしない。それどころか頭を撫で撫でする始末だ。

ベルフェゴール > 「次から気を付けるなら、命ばかりは勘弁してあげる。」

(汗臭いのはともかく、埃がいやだとか付け加えながらも自分からも腕を回して嬉しそうにセインを抱きしめて。)

「ちょっと、ばっくんに怒られそうなことしちゃってさ?触ってみたら母乳も出るよ?ばっくんがいっぱい吸い取ってくれたらすぐに縮むかも……。」

(頭を撫でられればうれしそうに、セインの肩口辺りに頬ずり。直後に、セインの後方に、魔導ゴーレム・アイアンメイデンが現れる。)

【登録サレタプログラムヲ実行シマス】

(セインの頭に、コードに繋がったヘルメットを強制的に装着する。頭の中に流される映像は、昨夜のクラリッサとの痴態。自ら触手を求め、受け入れ、妊娠し、それでも足りずに穴と言う穴を犯され。最後は映像を記録する水晶玉の前で、前からも後ろからも、触手を出産する映像を記録させられた。その全貌を体感時間にして数時間、実際の時間にして5秒ほどで、セインに知覚させれば、アイアンメイデンはセインを開放し、姿を消すだろう。代わりに、手錠やロープ、アイマスクや、凶悪な大人の玩具たちが色々、ベッドに並べられているのが見えるはずで。)

セイン=ディバン > 「あいあい。気ぃつけやす」

(相手の言葉にぺこり、と頭を下げる。流石に恋人の部屋に汚れたままきたのはまずかったらしい)

「……ちょい待ち。もうね、いろいろ突っ込みたいことがある言葉が……
 母乳!? な、なんだね。詳しく話を……」

(もうどこかた会話を切り出していいのやら。そう思っていたが相手の言葉に興味をそそられたようで、言葉は切られる。が、その質問すら途中で途切れ、なにやら兜のような装備が装着される。そのまま映像が流れ、男は言葉無きまま映像を受け入れる。
 そうして装飾品が外れれば、ベッドの様子を見て)

「……おぉ? いつの間に……」

(そのベッド上のアイテムを見て、男は普段と変わらぬ間の抜けた声を出すのであった)

ベルフェゴール > 「怒る?……ナカダシ駄目だって約束破っちゃったからさ。
今ね、自動で発動する分も含めて、ボクを護る魔力の全部をシャットダウンしたんだよね。ナイフでも、首絞めるだけでも、ボクの事、殺せるよ?……人間側の、英雄になれる権利。今、ばっくんの目の前に。」


(ペタンと下着姿のままベッドに座った体勢。表情は、何かを期待するように、紅潮して、ドキドキしている。)

「怠惰の魔王の命運は君の手にある……。」

(そういって、セインの前に、手錠を差し出した。)

セイン=ディバン > 「……別に怒らないよ。俺だって浮気、というか。性欲発散をいっぱいしてるんだし。
 ……あのね。マジで怒るぜ? 英雄? 救世主? クソ喰らえだ。
 俺はキミを愛してる。俺からキミに何かを捧げることはあっても、キミから何かを奪うことなんてあるもんか」

(相手の言葉に、ややイラついたような声色。それはどこか、見くびるな。だとか。舐めるな。だとか。
 そういった感じの声で。しかして、相手の様子を見れば、手錠を受け取り、くるくると指で回す)

「……あ、つまりあれ? 俺にお仕置き乱暴エッチをして欲しいと。
 そういうことなのかな?」

(相も変わらず、目の前の魔王様に言われたようにデリカシーやら機微を読むやらの出来ぬ男であった。
 が、そのまま男は少女の額に口づけをしながら、器用に手錠を両手にかける)

「……じゃあまぁ。たまには変わったエッチをってのもいいかな。
 俺もベルフェに聞きたいことあったし」

ベルフェゴール > 「……………………。」

(目をパチクリとした表情のまま手錠を手渡して、それでも驚いたように凝視する目を離さない。眠そうな魔王の目がこれほど開くのも珍しいのだが。その後、徐々に瞳は潤み、ポロポロと涙を流し始める。それはすぐに子どものようにしゃくりあげる、体裁も何もない、鳴き声で)


「うぇ……グスッ……ばっくんに、ヤキモチ……焼いて欲しかったんだもん……。ボクばっかり、ばっくんが、他の子抱いて……気持ちよくなってるの。想像して……妬んで……その子が、うらやましくて……」

(グスグスと泣きながらそれでも大人しく手錠をかけられて、口づけを受け入れる。)

「ばっくんが、本気で怒ってくれると思ったのに……変わったエッチ……なんだ?……物分かり良くて理性的な……そんなばっくん……なんだね?……。聞きたいことなんか、聞いてあげない。」

(その声は、とても悲しそうに泣いていた。挙句、拗ねてそっぽを向いた。)

セイン=ディバン > 「……う、うおおおおおおおおおおおおい!?
 何故泣く!? 何故泣くアルか!? 泣くは良くないアルよ!?」

(まさかだった。まさかの反応だった。この魔王様は。いつもぐーたらで。
 でも強くて。男を導き続けてくれると。そう思っていた。思い込んでいたのだ)

「あぁぁあああぁぁぁ。スンマセンスンマセン。ちが、ヤキモチは焼いてるけど!!
 ……それを!! アピールしたら!! 俺が小物丸出しじゃあないか……。いや、実際小物なんだけど!!」

(もう何を言っていいのかが判らず。謝り、本音を口にし。それでも、相手の様子を見ながら涙を指でぬぐってやり)

「……もう、やめてくれよ。俺は、キミが思ってるほど熱量の有る人間じゃあないんだよ。キミみたいに、強くて、存在するだけで個の強さを持てるような生き物じゃあないんだ……」

(今度は、男が泣きそうな表情になる。そのまま、荒々しく相手の下着をずらし……。その両足を無理矢理力ずくで広げると、指先でその繊細な女性器を刺激し始める。
 少女の意図とは違ったのかもしれないが。存在的弱者というコンプレックスを刺激された男は、一種自暴自棄のような状態になり。
 目の前の主君を、文字通り『犯す』という行動を取っていた)

ベルフェゴール > 「『狂信』
『傲慢』
『憤怒』
『嫉妬』
『怠惰』
『強欲』
『暴食』
『色欲』
『虚飾』
『憂鬱』
『愚癡』
『扇動』
『酔狂』
…………魔王は概念だって、前に教えたよね?魔王って生物は概念で罪で、欲望の塊なんだよ?そんな魔王に、自分は物分かり良くて、おりこうさんで、お行儀良くて……。」

(セインの言葉に応えず、泣きじゃくる声で言葉を続ける。意味が解らないかもしれない。それでも、取り繕ってない素直な言葉だ)

「好きな男の子が、無防備な自分にお行儀良いなんて!!
それがどれだけ女の子傷つけるかわかってない!!!!」

(具体的な内容は、人間ばなれしていても。大まかな意味は、普通の女の子だった。例えば、好きな男の子が自分の部屋に泊まりに来ても、お行儀よく、何もしてこない。そんな意味合い。)


「ばっくんは、ボクに汚い所見せてくれないもん。
話?……聞くけど……。シながらじゃなきゃ……聞かない。」

(下着をずらされ、女性器を刺激されるとビクッと体を震わせるが、涙で崩れた表情は、軽く拭われただけでは治らない。
意味が分かりづらいかもしれない。本当に、男性にはわかるかどうか疑問だとか思う。要は、めちゃくちゃ我儘いって甘えているだけだ。)

セイン=ディバン > (少女が口にした、いわゆる、人の世において忌避される『概念』。
 それらが魔王の大本になっているというなら。少なくとも、その数だけは魔王がいるということであり)

「……じゃあ。じゃあどうすればいいんだよ……。
 俺の底なんて、浅くて薄くて、クソみたいなもんなんだよ」

(相手の言葉に答えながら、怒りと悲しみと。混乱と嘆きと。
 もうとにかく様々な感情が脳内で嵐の様に吹き荒れる)

「キミだって!! 俺がキミをどれだけ愛してて!!
 独り占めしたくてしたくてたまらないか!! 判ってないじゃないか!!」

(売り言葉に買い言葉。感情をぶつけられたのだから、感情をぶつけ返す。
 もはや痴話ゲンカそのもの。そういった状況に陥ってしまい。
 あぁ、こんなハズじゃなかったのに。そう思いながらも。心の奥でふつふつと湧き上がるのは、ここまでさせてしまった、という罪悪感)

「……」

(最後の言葉には、何も答えない。どう答えても、それは多分すれ違うのだろうと男は理解していた。
 ただ、少女の求めるもの。その欠片くらいは理解できた。
 だからこそ、男は、無言のまま荒々しくそのクレパスに指をもぐらせ。空いたもう片方の手は、まるで乳搾りの様に、その平常よりサイズの大きくなった少女の胸を摘み、きつく揉みはじめた)

ベルフェゴール > 「最初は、命が惜しくてボクを口説いたくせに……。」

(不意に、ボソリと呟く様に、でも涙で濡れた顔で真っすぐ見据えたままで言ってしまおう。)

「けど、そんなおバカな……浅い、薄い、クソみたいな?
そんなばっくんが、可愛くて好きになったのに……。」

(そこまで言って押し黙る。乱暴な胸や女性器への刺激に体をよじらせるも、顔を背けて、声を堪えてから。)

「……今みたいに、ぶつけてくれないんだもん。
なりたくて、魔王に生まれたわけじゃないもん。」

(最後は、凄い小声だ。完全に拗ねている。)


「言ってくれなきゃ、わかりません。」

(どうしたらいいんだよ。という質問の答えは自分がそうして欲しいことだった。)

セイン=ディバン > 「……そうだね。あぁ、その通りさ。
 でも、今は違うよ。キミに本当に参ってる。それは嘘じゃあない」

(相手の囁きに、静かに答える。
 命乞いの、その場しのぎの求愛行動は、バレバレだったようだ)

「……それこそ。キミが強くて、遥か上位の存在だって証明じゃないか。
 人間なんて、オレなんて。どこまで鍛えても、『カワイイ愛玩動物』なんじゃないか?」

(違うんだ。こんな言葉を口にしたいわけじゃないんだ。
 そう頭は思っているのに、出る言葉は棘を纏い、相手を木津つけようとするものばかり。
 なんでこうなったんだ。そんな悔恨も今はすぐさま消え去ってしまう)

「……あぁ……」

(その言葉に、頭を殴られたような衝撃。
 そうだ。そりゃそうだ。誰だって、生まれを望んで選べるわけじゃあないのに。魔王だって、その理は同じはずなのに。

 なんで。気づいてやれなかった?)

「……あ~。今は辞めとく。今口を開けば、素っ頓狂で大マヌケなことばかり言いそうだから。
 だから。今は。やめておく」

(結局の所、男が感情任せに言葉をぶつけてみて。
 判ったのは、相手のそれと自分のそれは違うということ。
 相手が、自分のせいでどれだけ悲しんでいたのかは判らない、計り知れない。
 故に、男は口を閉ざし、そのまま相手の身体を逃がさないとばかりに押さえつけ、愛撫を続けていく。
 指の動きを早め。胸を揉む動きは、先端を摘み、力任せに引っ張るような動きになる。
 そうして相手の唇に自分の唇を重ね、テクニックも何もなく、ただ相手の口内へと舌を捻じ込む)

ベルフェゴール > 「強さなんかどうでもいい……とも言ったよね?
女の子に、一から百まで言わせないでよ。」

(この辺は女の子だからとか、そういう理論が出てしまっているが、この辺は魔王でも。女はズルいという典型である。)

「……けど、一回だけ言ってあげる。
ばっく……セインは……。」

(あだ名でなく、ファーストネームで呼び直し)

「ボクの大好きな、可愛い男の子だよ。」

(可愛いという一文が取れないのは、単なる好みだ。カッコイイより可愛いが趣味なのは単なる好みだ。)

「……んっに……は……ぅ……ぁン……。」

(乱暴に唇を奪われ押さえつけられ。胸の先端を刺激されると、わずかながら母乳が漏れる。それは徐々に量を減らしていくのだけど。)

「マヌケで素っ頓狂だから……好きだよ?……
しながら、ゆっくり……話して?聞きたいこと……あるんでしょ?」

(涙で汚れた顔のままだが、声色は少しだけ優しくなってきている。あんまりに感情をぶつけすぎて、照れ屋な怠惰の魔王は、少し気恥ずかしくなっていた。)

セイン=ディバン > 「いや、それは。
 最終的には、キミと並んで立ちたいんだよ」

(女性から見れば下らない男のプライド。
 でも、当の男にとっては命に等しいくらい大事な理由だったりするのだ)

「……ありがとう。そう言ってもらえるだけで、死んでもいいとすら思えるよ。
 ベルフェ。愛してる。そうとしか言えないくらい、君が大切だ」

(珍しく名前を呼ばれ、次いで大好きだといわれれば。
 それを茶化すことはなく、男からも改めて愛を囁く。急速に照れるが、それはまぁ、この際我慢である)

「……イヤらしい声、最初っから出ちゃってるな。
 もしかして、触手に犯されてる間もオレのこと考えてた?」

(映像を思い返しつつ、そんな質問をしてみる。
 また怒られそうな気もするが。なんというか、時折男という生き物はわざわざこういうことを聞かなくては気がすまない性分なのである。
 そのまま、相手の母乳は搾り続けるが、胎内へと沈めていた指は引き抜き、そのまま片手でズボンを脱ぎ始める)

「……ハハ。一応、褒められてるのかな?
 ……あぁ、うん。えっと……。
 キミの部下あんど恋人になってから、オレ人間を襲ったりしてないけど、いいの?」

(優しい声、そして相手からの気遣いに甘える。目的など今はどうでもよくなっていたのだが。
 せっかく気を使ってもらったのだ、しながら少し話をしようと言うことで。

 くえすちょんその1。ワタクシ、魔王軍的活動してないけど。
 それってオッケーなの?)

ベルフェゴール > 「ッ……ぁ……っぐ……んにぅ……。だから、今……並んでみた。
殺そうと思えば、簡単に殺せるくらいに。……わかりづらいなら説明するよ。ボクが、自動の防御術式を解くの、何百年ぶり……だよ?」

(並び立ちたいと言われてしまうと、人間が自分と力量を同じくしたい。そうしたら結婚したいというのは、流石の魔王も途方もなく、気の遠い話だった。そこで思いついたのが、自分が降りるという判断だった。事実、今のベルフェゴールは見かけ相応、むしろそれ以下の。貧弱な少女そのものの身体能力と魔力だ。気づけないだろうけど、半永久的に続いていた、工場の魔導機械の製造も止まっている。)

「死ぬのは……駄目。ボクの力使えば簡単に強くなれるのに、それをしないであがいているセインが、好きなんだモン。」

「考えてたよ?……怒られるかなぁ?怒ってくれて、ボクにむちゃくちゃに怒りも、欲望も……ぶつけてくれるかなぁ?……って。
期待してたよ?……期待外れだったけどね。……けど、その後は。期待以上だった。」

(それから、自分が出した母乳に濡れた体のまま、首を傾げた。)

「人間襲いたいなら……襲っても、良いけど?
ああ……なるほど……簡単に説明するね?……」

(クエスチョンマークを頭に浮かべていて、途中で思い立ったようだ。どうもセインは魔王軍の仕事に役割があるのをわかっていない。)

「ボクは、大罪って魔王連合の一人なのね?
その中で怠惰の魔王軍の役割は、魔導機械の製造、供給、整備。
その辺なの、だから今まで人を雇わないで、全部をオートメーション化してたから。ばっくんみたいな意志のある生物っていなかったんだよ。
だから正直。ボク自身も含めてなんだけど。」

(色々と卑猥な格好になっているけど、愛と知恵の女神は説明が好きだ。)

「別に今更、やることない。」

(ぶっちゃけた。今更、怠惰の魔王軍としての活動なんて、義務的にやることは皆無だと、告げた。)

セイン=ディバン > 「……そりゃ光栄の至りだけどね。わざわざキミがランクを落とすことなんてないじゃないか……。
 あぁ、でも。その心遣いが嬉しいよ」

(自分が強くなるのではなく。相手が弱くなる。その発想はなかった。
 しかし、それではまるでこちらの感情の押し付けのような気がして。でも、相手の心遣いは本当に嬉しくて)

「……わかってるよ。そうやすやすと死ぬもんか。
 いや、だってさ。キミとオレとの体格差を考えると、ね?
 壊れちゃいそうなんだもん」

(たしなめられれば謝罪する。確かに、死ぬなどと軽がる口にしてはいけない。
 そうして、自身が今まで本音や欲望をぶつけなかった理由も吐き出す。
 無論、魔王モード全開だった少女相手にいくら本気を出しても壊すことなどありえないのだが)

「……え、えぇ~?」

(相手が質問に答えてくれるとなり、身構えていれば、まさかのやることなし発言。
 肩透かしどころか、全身から力が抜けそうになるが、それは済んでのところで堪えて)

「……そうっすか。はぁ……。
 えっと、じゃあ、次の質問。
 ベルフェはさ。やっぱり、人間を滅ぼしたいと思う?」

(あまりにも斜め上の回答に、若干毒気を抜かれながらも次の質問。

 くえすちょん2。魔王様。魔王様個人的に、やっぱ人間滅ぼして土地奪ったり、人間を弄んだりしたいですか?

 なお、器用に片手でズボンを脱ぎ、取り出された一物は既に準備オッケー状態。
 そのまま、質問をしながらだが、相手の性器に先端を宛がう。
 十分に濡らしたとは言えないそこに、そのまま侵入をさせるつもりらしい)

ベルフェゴール > 「セインが、並びたいって言うから。」

(ムスッとして頬を膨らませる。強さなんてどうでも良いという表現は極端ではなくて、素の感情だったという意味だ。)

「ん?……ん~?……」

(滅ぼしたい。そんな言葉に首を傾げる。説明文を考えているとき、少女はそんな仕草をする。)

「……セインは、アリを滅ぼしたい?……ちょうちょとか、コオロギとか、花とか観賞用の植物でもいいや。つまり、別にいなかったらいないで困らない。そんな生物を、わざわざ滅ぼしたい?……しかも、いたらいたで、ちょっと和むし、楽しい生物を?」

(少し例えは極端だが、怠惰の魔王の感想執着が無ければはいつもこうだ。)

「どうでもいいの。」

(それから、自分から、足を絡めて、侵入しようとするセインの男根を急かすように引いて)

「ちょっと、セインにはボクの今までの経歴を教えておかなきゃだね。口頭で説明すると長いんだけど……たとえば、ボクは愛と知恵の女神として、信仰の対象だったことも……あるんだよ?」

(その辺、説明してなかったっけ?とか曖昧な問い。後で、アイアンメイデンを使って、短時間で全部説明しようと思う。)

セイン=ディバン > 「あぁ、ハイスイマセン」

(元々学の無さに加え、冒険者などという荒事仕事しかしていないこの男だ。
こうして面と向かっていわれないと、相手の本音などが判らない性質なのだろう。
それゆえに、謝罪ばかりしている)

「……」

(極端な話。この質問に関しては、イエスorノーでしか答えを想定していなかった。
 まさかの、どうでもいいという答え。つまり。この愛すべき主君は、人間をわざわざ滅ぼそうなどとは考えていなくて)

「……ハハハ。いや、うん。そうだね。たしかにそうだ。
 やっぱり、キミに仕えてよかったよ」

(それはつまり、この魔王様と人間の間なら争いを回避できる目があるということで。
 男は何か少し希望を見出したような気持ちになりながら。
 誘われるままに、少女の胎内へと猛る肉槍を押し込めていく)

「……あれ? それ、オレどっかで……。
 あぁ、そうだ。最近勉強のために買った古文書……。
 ……バアル・ペオル?」

(最近持ち歩いていた荷物。その中の文献の記憶を引っ張り出す。
 この男なりに、魔王様に恥ずかしい思いをさせぬよう、勉強をしていたらしい)

ベルフェゴール > 「付け加えておくと、ボクはどうでも良いけど。
ボクが作った魔導機械は、人間の殺戮には下手な凶悪魔族よりもたくさんの人間に害を与えているかもしれないけどね。」

(一応、私は人畜無害な魔王です。という考えを否定しておこう。
直接手を下していないだけで、害にはなっているという正直な応え。)

「んにっ……ふっ……グゥ……ぁ。」

(押し込まれる肉槍に、少し辛そうにうめく。けれど、痛みと裏腹に、なんだか嬉しそうで。)


「……っは………ん?そうだね、、バアル・ペオルが訛って。ベルフェゴール。」

(その文献の記憶は正解だ。けれどその正解は、挿入されて、身体をよじって、相変わらず涙目だ。)

セイン=ディバン > 「う。ん~……」

(相手の言葉に、無い頭を絞って言葉と結論を出そうとする。
 が、まるで頭から黒煙が出そうな勢いで唸り声だけが増える)

「……人間と魔族に、平和って成立しねぇのかなぁ」

(ふと、その質問を直接魔王様にぶつけてしまった。
 さすがにこの質問は聞くつもりもなかったのだが。この際もう何もかもぶちまけてしまえ、である)

「……クッ。やっぱ、キツいな……。
 ……悪いけど、ベルベル。今日はもう、動かせてもらうぜ」

(言うが早いか、男の腰が激しく前後に動き始める。
 普段はこんな手荒なセックスを主人にしようとは思わないのだが。
 もうこうなれば隠すこともあるまい。男とて、主人ではあるが目の前の少女とは体格差もあり。
 いつか叶うなら、メチャクチャにしてやり、屈服させたいと願っていたのは事実なのだから)

「そっか……って、あれ?
 神様なのに、魔王? え、あれ?」

(文献で目にしたとき、名前が似ているなぁ、と思っていたのがまさかの大正解である。
 しかし、それならば次の疑問も浮かぶ。
 魔王なのに、神様であった。どういうことなのであろうか、と)

ベルフェゴール > 「しないだろうねぇ……セインは、ゴキブリと仲良くしたい?
お互い、それくらい嫌悪してる人たちが絶対数いるのに?」

(この辺が、魔王の見解だ。人間は、魔族を恐怖し、嫌悪している。
それがすべてではないとはいえ、過半数だ。人間同士でも、ミレー族などとの差別が実在している以上、それは無理だと答えるのが年長者だった。)

「……ふっ……ギッ!?……あっぐぅ……にぃっ!?」

(激しく動かされると、その大きな男根は小柄な少女を易々と抉る。防御術式を解除しているせいか、少し恐怖すら感じるのか、快楽に混ざって苦しそうに顔をゆがめて。)

「……元は、神様……今は、魔王……それだけ。だから……概念、だよ。

今は、君の……何?性欲処理の対象?」

(苦しそうな表情のままうっすらと笑う。悪戯っぽく、答えを求めるように)

セイン=ディバン > 「あぁ、やっぱりそうなるか……」

(数日前、啖呵を切ったばかりだが。どうにも和平の道というのは無理難題のようだ。
 となると、どうしたものか。このまま人類を裏切るか。主人を裏切るか。
 あるいは日和見主義のカラスになるか)

「クハッ……ちっと、痛いくらいだな。
 でも、これはこれで……。なぁ、ベルフェ。気持ちいいだろ? 触手なんかよりずっと、さぁ」

(相手の声、様子などお構い無しに、腰をガンガンと振り続ける。
 流石に濡れも十分ではない上、サイズの問題もあり締め付けはキツ過ぎるほど。
 それでも、相手を好きなようにしているという事実が、男に快楽を与えていく)

「なるほど、ね。概念か……。
 ……今は? ……あぁ、そうだなぁ。うん。



 結婚しよう。ベルフェ。今、ここで」



(唐突であった。何も男は冗談でも思いつきでもなく、短い時間とはいえ、思慮を重ねた結果そう言った。
 確かに、相手の言葉どうり。魔王様が自ら力を落として並んでくれたのだが。
 イコール、並んで歩めるようになったのは事実。ならば、約束を果たそうと。
 そう思っての発言だった)

ベルフェゴール > 「……ちょっといたい……けど、幸せ……。」

(触手は快楽を与える為に動いていた。セインのそれは己の欲望をぶつけているだけだ。気持ちよさで言えば前者に軍配が上がるのは、冷静な判断なのだけど。)

「……幸せ……っだよ?………。」

(激しく、泣き出しそうな嬌声が殆どだ。そんな合間に、小声でささやかれるのは、キモチイイより。そっちの言葉だった。それも、次の瞬間、男が放った言葉に、固まる。)


「……セイン……その……式典とか、めんどくさいから……やらない……よ?」

(まず真っ先に出たのが、怠け者の発言だった。けれど、拒否ではなかった。)

「んっと、それでよければ…………ぅん。お嫁さんに……して?」

セイン=ディバン > 「……そっか。それならよかった」

(相手の言葉に、安堵の表情を見せる。
 やはり、この男には大切な存在をただ貪り、犯すということは難しいようだ)

「……あ~あ~あ~。じゃあなんで泣きそうなんだよ。
 泣かれるのは困る……」

(女の涙なんて、鬱陶しくて面倒くさいだけだ、とでも言いたげに。
 もしもこれで抱いている相手が恋人でなかったら、ひょっとしたら萎えて行為を中断していたかもしれない)

「あぁ。それは別に構わないよ。あ、タマモさんが怒るかな?
 でもまぁ、そん時は食事にでもお誘いすれば……」

(式典をやる際は誘うように。そう言っていた相手を思い出すが。
 面倒ごとがキライなのは男も一緒であり、まぁなんとかなるかというのほほんとした考えで)

「あぁ。じゃあ、今この時から俺たちは夫婦。それでいいかい? まいはに~」

(本当にお気楽にそう言い、男はそのまま腰の動きを限界まで早めた。
 元々、その狭さに我慢がきかなさそうだったのだろう、射精直前の肉槍は、狭い少女の胎内を広げようとするかのように、動きながらビクビクと跳ね始めている)

ベルフェゴール > 「……ふぇっ……ッぐぅ……ンッ……ぁ……ぅ……そ、れ……はぁ。」

(突き上げる男根に、どことなく辛そうな声だけれど、震える両手で相手の頭を自分の方に寄せて、耳元でささやく。)

「……セインのおっきい……から……良すぎて……苦しくなっちゃって……キモチイイ……の。」

(ボソボソと囁く様に照れた顔で告げるのは、大丈夫だという、囁き。)

「やるときは誘うように……でしょ?……やらないから、誘わない。」

(酷い言い分だった。)

「……やっ……だ……ボクの……おしりも……お口も……髪も……全身まで……セインの……で……ベッタベタにしてくれなきゃ。
良くない……。」

(激しくなる動きに、言葉も絶え絶えに、素直に受け入れずに。もっとしてくれなきゃいやだと、我儘を言ってみる。)

「だから、頑張ってね?……旦那様?」

(相手の照れ隠しの混じったようなマイハニーに対しては。真っ当な、旦那……で切り返してみた。)

セイン=ディバン > 「……あ~」

(苦しそうであったはずの相手が、男を滾らせるような言葉を囁けば。
 男は感極まったように天井を見上げ、なんと言ったらいいのか判らないご様子。ただ、まるで子供同士がナイショ話をするような感じで、相手に小さく、オレもキモチイイ、と囁き笑う)

「あぁ、うん。まぁねぇ……。
 魔族の結婚って、引き出物とか祝いの品ってあるのかなぁ」

(脳内で想像。赤黒くなんともゴシックな絵柄の描かれた皿とか? いや、どうなのそれ、である)

「ん……わかったよ。じゃあ、とりあえず一回、ね……!!」

(要求通りに、相手を満足させられるかは判らないが。男の腰が加速をやめ、少女の胎内へと射精する。まるでこの日を待ち望んでいたかのように、大量の熱い液体が勢いよく放たれ、膣へと叩きつけられる)

「……おう。頑張る。頑張って満足させ続けるよ。いろんな面で」

(相手から旦那様といわれ、天にも昇る気持ちだが。それは隠したまま。
 男は気持ちも新たにすると共に、少女を強く抱きしめた。
 この時間よ、永遠なれといわんばかりの、強く優しい抱擁であった)

ベルフェゴール > 「……っや……んに……ふっ……ゅぅぅん♡」

(吐き出される、大量の液体に切なそうな恍惚の表情と共に、その全部を受け入れきれずに、隙間から白い液体が零れる。それでもすがるように相手を抱きしめる。近くで見ると、翡翠色の髪は、少しだけ、根元から、黒くなっていた。魔力を全部切った、弊害みたいなものだ。戻せば戻る。)

「……ぅん……ごめん……見栄はっちゃった。……もう、割と……だいぶ……満足。……かも。」

(相手の射精と共に、久々の意識が飛びそうな絶頂を受けてしまったようで。息も絶え絶え。弱音を零しながら、相手にすがった。思いのほか、心の底から好きあってのセックスは凄かったらしい。)

ご案内:「ユースレスファクトリー」からベルフェゴールさんが去りました。
ご案内:「ユースレスファクトリー」からセイン=ディバンさんが去りました。