2016/04/18 のログ
ご案内:「九頭龍山脈麓の集落 居住エリア」にリーゼロッテさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈麓の集落 居住エリア」にリーユエさんが現れました。
リーユエ > 向けた笑顔に、彼女の笑顔が返ってくる。
何とか言葉が通じてくれたのか、頷いてくれる。
全てが解決した訳ではないのだけど、それだけでも、今は本当に十分だと思う。
だから、言葉にはせずとも、笑顔のままで彼女を見詰め続けた。

「勿論ですよ?一人で動いて、リゼさんを悲しませるのは嫌ですから。
だから、ずっと一緒です」

唇が柔らかな頬に触れれば、彼女は僅かに体を震わせた。
吃驚させてしまっただろうか?
そう思ったけれど、それは直ぐに違うのだと分かる。
彼女から今度は顔を寄せてきたからだ。
唇を重ね合わせようと彼女は動いていたが、自分は見詰めあうのに顔を向け直したのだと思っている。
照れている様な彼女の様子に改めて笑顔を浮かべる、顔が更に近付くならば反応は遅れるだろう。
彼女は大切な友人、求めるように抱き付いてくるならば、しっかりと抱き締めてあげよう。
まだ、彼女の行為に勘違いが含まれている事には気付いていない。

リーゼロッテ > 不安でいっぱいなのも、何も通じなかった力も、何時かまた確りと使える時が来るといい…。
ずっと後ろ向きだった気持ちが前へと向き始め、微笑みはいつもの無邪気な子供っぽいものへと変わりつつあった。

「ぅ、うん…ずっと一緒…」

悲しませたくないから、ずっと傍にいると、その言葉が友人としてなのか、それ以上なのか。
頬へのキスに心が乱れてそれ以上と思った時に否定を浮かべることが出来ない。
心音が高鳴り、今なら引き返せるかもしれないと何処かで思ってしまう。
色々とされてきた身で、今更相手が同い年の少女だからと躊躇うほどお子様でもないよと自分に言い聞かせるように心の中で呟いた。
微笑んだまま、さも当たり前のように顔を近づけていけば寸前で瞳を閉ざしつつ、唇を重ねるだろう。
ぎゅっと抱きしめながら、唇が届いたなら、ほんの数秒だけ重ねるようなキスの後、唇をゆっくりと離して改めて彼女を見つめて、その様子を確かめるだろう。

リーユエ > ただ静かに見詰め続ける、そんな彼女の表情。
それが、今まで何度も見てきた彼女本来のものへと戻っているならば、安堵出来る。
不安だった、ちゃんと出来るのか。それが出来た事の現れだから。

「…?…ん…ぁ…?」

近付く顔、思い浮かべたのは額を重ね合い、お互いに笑顔を浮かべる姿。
然し、彼女から与えられたのは、それ以上のものだった。
彼女は瞳を閉じた、そのまま、二人の唇は重なった。
直ぐには理解出来ない。少しばかりの間を置いて唇が離れても、まだ理解出来ていない。
きっと彼女には、キョトンとした自分の表情が見えるのだろう。
それも時が経てば頭の中で理解されていき、理解してしまえば、その表情はみるみる真っ赤になっていく。
小さな子供が冗談交じりにするキスではない、今のこの雰囲気から分かってしまうから。
それでも抱き締める腕だけは緩めないのは、彼女を思っている事が本当の事だからで。
その様子は、こういった事には不慣れだと簡単に彼女には分かるだろう。

リーゼロッテ > 唇は簡単に重なっていき、ただ静かに時が過ぎる。
ほんの数秒が、数分のようにすら長く感じて、離れる間際になると心がざわついて少し物足りなさを感じてしまう。
何と言われるだろうか、どんな返事をされるだろうかと思いながらその顔を見つめると…何故かきょとんとしている。
あれ?っとこちらも頭から疑問符が浮かびそうなほど、脳内では困惑していけば、恥じらいの様子にそれは心の中で抑えられなくなる。

「ぅ…ぁ、あ、あれ…? ユエちゃん…からキス、したから…その、ほ、ほら! ず、ずっと一緒だって…」

そういう意味じゃないの?と言いたげに、あわあわしながらこちらからキスの理由を答えていく。
どうにも不慣れな様子だし、これでもしそういう意味ではなく、オマケにファーストキスとかだったらどうしようと不安が広がる。

「えっと…その…ご、ごめん、ね…?」

もしそんな気持ちが微塵にもないなら、自分の完全な誤爆である。
申し訳無さそうに眉を顰めて謝罪するも、こちらも後から恥ずかしさが込み上げ、頬を赤らめながら彼女の胸元に顔を突っ込んで隠してしまおうとする。

リーユエ > 彼女は自分を求めてくれている、それは自分にしてみればとても嬉しい事だ。
戸惑ってしまったのは、予想を上回る程に求められたのが急な事だったから。
そんな考えがやっと纏まったタイミングで、今度は彼女が困惑していた。
ちゃんと伝えないと、きっと色々な勘違いが起こってしまう。

「あ、その…えっと…いえ、すいません、あんまりにも急だったので…」

伝えないと、という思いが焦りと混じり、なかなか言葉に出来ない。
このままではいけない、そう思えば、ゆっくりと深呼吸を行う。
そんな簡単には落ち着かない、それでも、少しだけなら余裕が出来た。

「いえ、その、大丈夫です。大丈夫ですから、謝らないで下さい?
謝られると、物凄く困ります。だって…リゼさんに、そこまで思われていて、嬉しく思いましたから…」

謝る彼女に、違うんだって首を振ってみせる。
一言一言ゆっくりと、ちゃんと聞いて貰うように言葉にし乍、彼女へと伝える。
恥ずかしい、思っていたのとはちょっと違うものだけど、こういった言葉を相手に向けるのがこうも恥ずかしいとは思わなかった。
彼女が胸元から顔を上げたなら、耳まで真っ赤になった自分が見えるだろう。

リーゼロッテ > 思い出してみれば、思い込むと色々と暴走してしまった事が過去にもあった気がする。
猪突猛進だの、考え無しだのと旧友には苦笑いでザクザクと突っ込まれていた事も思い出して胸が少し苦しくもなった。
これで、関係がギクシャクしてしまったらどうしようか。
既に彼女なら望むところと答えてしまった以上、同じ部屋で寝泊まりするのも気まずくなってしまう。
どうしようと何度も脳裏で繰り返しながら、色んな言葉が駆け巡り、目がぐるぐると回りそうな心地の中で顔を埋めて隠す。

「ぅ、うん…そ、そぅだよね…ご、ごめんね?」

いきなり唇にするのはまずかった、非常にまずかった。
埋めたまま反省といった様子で沈んだ声色で紡ぐものの、続く言葉に暗く被さった影が徐々に払われていく。
嬉しいと思ったと…それが事実ならと顔を上げれば、真っ赤になった彼女が見えて、思わずクスッと笑ってしまう。

「……今更かもだけど、女の子同士だね」

同性相手に離れたくないと強い思いが芽生えるのは姉の時以来かもしれない。
寄り掛かり、全て預けたのとは異なり、寄り掛かり合うような感覚であり、対等な位置。
頼りたいし頼られたい、じわじわと込み上がる気持ちに再び鼓動が早くなってくると、もう一度顔を近づけていく。

「……じゃあ、私から」

まずは自分からその手を引っ張ろうと、切り出した言葉の後視線を横へと逸らして、一間置いてから改めて見つめる。

「…ユエちゃんが大好きだよ、その…友達以上の意味で…離れたくない」

思いを紡ぐと、見る見るうちに頬をが真っ赤に染まり、それでも瞳は逸らさずに見つめる。

リーユエ > きっと彼女は色々と考えているのだろう。
先程の言葉と、赤くなって胸元に顔を隠すように埋めたので、なんとなく分かった。
自分も恥ずかしいけれど、きっと彼女だって恥ずかしい。
又、お互いに同じなんだと思ってしまえば、ちょっとだけ可笑しく思えてしまう。

言葉を伝えれば、彼女は顔を上げて自分を見詰めた。
その表情に笑みが浮かんだのを見れば、少しだけホッとする。

「ぅ…分かっていますけど、そう、改めて言われますと…」

恥ずかしい。本当に、浮かぶのはこの言葉だけだ。
それでも、それは嫌なものではなくて。
自分にそんな趣味があったのかと思い知らされた気分だけど、相手が彼女なら…そんな気持ちもあった。
もう一度近付いてくる彼女の顔、今度はもうその意味を知っている。
然し、受け入れる覚悟はもう決めていた。

先ず、彼女からと掛けられる言葉。
告白、それが強い思いを抱く彼女から向けられる。
分かっていたのに、やはり赤くなる顔は抑えられない。
心臓も高鳴っている、鼓動が早い、生まれて初めての体験だ。

「私も…リゼさんが、大好きです。友達も知らなかった私が、友達を教えられて、それ以上なんて…その、まだはっきりとは分からない処も在ります。
でも、それがリゼさんならば…私は喜んで受け入れたいです。
そんな私ですが、色々と教えて下さいますか?
私だって、離れたくはありませんし、その…離さないで、下さい…ね?」

思いを向ける言葉を、彼女は瞳を逸らさずに言い切った。
彼女は何て強いんだろう?そう思えて仕方が無い。
自分はと言えば、何とか言葉を言い切るのが精一杯だ。
途中で恥ずかしさに耐え切れず、キュッと目を閉じてしまう。
言い切った後でさえ、ちょっとだけ頭がクラクラとしてしまうくらいだった。

リーゼロッテ > 「そうだね…でも、そういうのって関係ないのかも」

性別なんて、生まれ落ちた時に決まったもので、誰を好きになるかとは異なるはず。
そう思うしかないほど、二度目の恋はズレていた。
顔を近づけて囁きかければ、相変わらず彼女の顔は赤いまま、恥ずかしいのは見ていてよくわかるものの、自分がいじわるをされている時もこんな感じなのだろうかと思うと、意地悪をしたくなる人達の気持ちが、少しだけ分かった気がして、笑みを深めていく。

「ぇ、お友達も…?」

だから何処と無くぎこちなさがあったのかと、今になって理解し、瞳を瞬かせる。
それなのに自分は二段以上階段を飛ばして登らせてしまったかもしれないと思えてくると、申し訳無さが少し込み上げて視線をそらしてしまう。

「わ、私も…そんなに色々、教えられる…ほどじゃない、よ? それは勿論…ユエちゃんとずっと一緒だよ」

言葉の途中で瞳を閉ざしてしまえば、少しだけ意地悪く微笑みを浮かべた瞬間は、いつもの子供っぽさではなく、小悪魔の様に艶やかさの混じった笑みを見せる。
そのまま顔を近づけていけば再び唇を重ねていく、淡く唇を啄むようにして、自分が教えこまれてきたキスを教えるように、ゆっくりと繰り返す。
合間に大好きを何度も呟くのは、鼓動に生まれた淡い興奮と強い羞恥によって溢れたからだろう。

リーユエ > 「そう、なんですか?…そうですか、リゼさんがそう仰るのでしたら、そうなんでしょうね」

彼女の吐息が掛かる程に顔を寄せられての囁き、ピクンッと肩が揺れる。
自分の分からない事を教えてくれる彼女の言葉は、きっとそれが普通から少しぐらいズレていても気付かないだろう。
掛けられる言葉に、納得してしまっている。

視線を逸らしてしまう彼女には、不思議そうに小首を傾げていた。

「はい…それでも、お願いします。
ずっと、一緒です…っ…」

顔が更に近付いてきたのは、掛かる吐息で直ぐに分かる。
体を縮込ませはするも、求める唇は受け入れようと顔を逸らしたりはしなかった。
そして、触れる唇。二度目の感触に、フルッと体が又震えてしまう。
但し、今度は直ぐに離れたりはしない。
啄ばむように何度も触れる唇に、応えるように大人しく受け続ける。
意識はしてないだろう、じわじわと膨らまされていく羞恥に、体は少しずつ反応をしていく。
彼女を抱き締めていた腕から力は抜けていくも、代わりにその身を寄せるようにしていって。

リーゼロッテ > 「多分ね? だって好きってその人が好きってことで、男の人だからとか、女の子だからとか、そういうのじゃないでしょ?」

囁く声に跳ねる仕草、いつもの自分を見下ろしているようで何とも新鮮な感覚。
きょとんとした様子に何でもないと苦笑いで頭を振れば、覆いかぶさりながらキスを繰り返す。
震える体に羞恥に赤い表情を見つめながら重ね、瞳を閉ざしては唇を啄み、淡く引っ張っていく。
ずっと、そうされてきたからどうすればいいか知ってしまっている。
去年の自分では想像もできなかった立ち位置に、少し楽しそうに微笑みつつ、もっともっと融け合いたいと唇を押し付ける。
つんつんと舌先が唇をなぞり、その合間を広げようと揺らしていき、口内へ舌を滑り込ませようとする。
入り込めば、覚えたての動きで彼女の舌を探し回して、絡ませるように動かし続けるだろう。
腕の力が抜けても温もりを求めるなら、背中に回した腕を少しだけ強めてぎゅっと緩やかな胸元を彼女の膨よかな胸元へ押し当て、鼓動を伝える。
早鐘の様に鼓動を刻むのが振動で伝わるかもしれない、それでも自分と異なる体温と香りと感触、全てを感じ取りながらただキスを繰り返す。

リーユエ > 「確かに…そうですね。はい、分かりました」

今の自分にとって、彼女の言葉には強い説得力がある。
好きという感情には男女なんて実際に関係無いのだから、頷き答える。

覆い被さられれば、感じる彼女の確かな重みに表情を緩める。
唇が、彼女の唇に依って啄ばまれ、形を変える。
こんな行為でさえも心地良く感じてしまって、少しずつだけど、もっと、と求めるように自らも唇を僅かに寄せる。
その唇へと、今度は彼女の舌先が触れるのは、その感触で直ぐに分かるだろう。
なぞるような動きに、閉じた唇を広げようとする動き。
彼女が求めるのだから、それに応えるのが当然の様に考える。
舌先はスルッと簡単に入り込み、求める此方の舌は容易に見付かる。
見付けられた舌は彼女の舌に絡め取られ、望むままに受け入れ続けるだろう。
今まで知っていたキスとは全然違う。
彼女が教えてくれるキスは、甘く蕩ける様な刺激を与えてくれる。頭の中を、少しずつ痺れさせていくかのような…そんな感覚。
続けていけば、彼女の舌の動き一つ一つに、ピクン、ピクンッと敏感な反応を示し始めてしまうか。
力が抜けようとも、彼女から抱き締めてくれる。
お互いの胸が触れるような感触が、妙に鮮明に感じてしまうかもしれない。
そんなキスを交わし続けていくならば、呼吸を求め時々離れる唇から、甘い吐息が洩れる事だろう。

リーゼロッテ > 唇を教えられてきたようになぞり、突っついて、広がったところへ舌を滑りこませる。
小さな水音を何度も奏でながら舌を絡ませていき、腕に感じる震えで彼女の気持ちを感じ取る。
言葉がなくても、舌が愛撫でもしているかのように彼女の体が跳ね上がり、ちゃんと心地よくできていると実感すれば、更に動かして貪るように繋がっていく。

「んっ、ぅ…ん、んくっ…ふ、っ…ぁ、んんっ」

ぴちゃ、くちゅ、と合間に響く水音はまるで耳元で響いているかのように鮮明に聞こえる。
数秒だったキスが数分へと変わり、ゆっくりと唇を遠ざける頃には甘く熱を帯びた呼吸に、淡い官能のスイッチが入ったのかなと思うところ。
つぅっと唇の間に互いの唾液が交じり合った銀の様な糸が伝い、途中で途切れて消えていく。

「…もっと、色々…しちゃう?」

思い出せば、自分は戦争の最中に愛情を受けながら初めてを失った。
急いで初夜を終えなければ、無残に散らされるかもしれない世界だったが、今はどうだろうか。
人と繋がること自体、不慣れな彼女へ、更に先を望むか、微笑みながら問いかける。
早いも遅いも、どっちが正しいなんてないから、後は彼女に後悔のない選択を求め、唇を頬へ重ねてじゃれついていく。

リーユエ > 目を閉じている中に感じ続ける彼女から与えられる感触。
只の小さな刺激が、こうも響くように感じてしまう。
だけど、戸惑いは無い。与える相手は彼女なのだから。

「ぁ…ん…ふぁ、っ…ん、っ…」

聞こえる音が妙に大きく感じる。
変わっていく自分が嫌と言う程に分かってしまうけど、それを望んでしまう自分も居る。
長く長く触れていた唇が離れると、そこには蕩けた表情を浮かべるのが見える事だろう。

「も、っと…?…ん、もっと…お願い、します…」

更に進むかと問う様な彼女の言葉。
それはもう問うものではなく、求めろと言わんばかりの錯覚を起こす。
彼女が望んでいるのだから、応えないと…そんな考えに、どこか、悦びを感じてしまっている。
答えなんて勿論決まっていた。
コクンとほんの小さな頷き、今度は自分の頬を触れる彼女の唇に、触れてて分かる程に大きく震えてしまった。

リーゼロッテ > いつもは自分よりも大人っぽい彼女が、まるで年下の用に見えてしまう。
それほどちょっとだけ激しいキスだけで蕩けた様子に可愛らしさを覚えていき、嬉しそうに笑みを深めていく。

(「姉様がリーゼを見てる時って…こんな感じなのかな」)

もしそうなら、自分が壊れてしまいそうなほどの爪痕を残して欲しいと強請っても、愛しくて難しかった筈と今になって納得してしまう。

「うん…じゃあ、もっとね?」

もはや止まることはないといった様子で、悦びの様子に頷いていく。
ふっと耳元に擽るように吐息を吐きかけてから首筋へと唇を押し付ける。
淡く吸い付くような口吻を何度も繰り返し、つぅっと舌を這わせて再び吸い付いていく。
動脈の周りを擽るようにキスをして、今度は喉元へ淡く噛み付いて、ちろちろと舌先が擽って可愛がる。
そんなじゃれるようなキスの間に片手が水色のドレスの上から胸元へと添えられると、揉むというよりは撫で回すようにさりさりと掌が全体を包んで捏ねる。
指を沈めることもないほど力の弱い動きで愛撫を始めつつ、上目遣いに彼女の様子を見つめ、反応を確かめていく。

リーユエ > 彼女は今、自分をどう思っているのだろう?
それは思いはすれど、知る事は出来ない。
だけど、こうして感じる温もりだけでも満足が出来る。
与えられるものは全て彼女のものだから。

「は、はい…っ……ぁ…んっ…んぅ…っ、くぅ、ん…」

トロンとした瞳で彼女を見詰めたまま、どこか嬉しそうに答える。
先ずは耳元に感じる吐息から、首筋に、柔らかな唇が今度はその場所を刺激し、舌によって舐められる感触にゾワッと背筋が震えた。
それだけでは終わらない、甘噛みされ、そのまま舌によって同時に刺激される。
だけど、そこだけで済む訳も無く、彼女の手は滑る様に胸元へと触れられた。
触れられただけなのに、矢張り体は敏感に反応してしまう。
自分で触れた事もある筈なのに、それとは全くの別物。
与えられる感触に、触れられる場所からまるで熱が湧き上がってくるかの様な感覚を受けてしまう。
どうして彼女に触れられるとこうも違うのだろう?
霞掛かっていく思考でふっとそんな事を考え乍、彼女の手の中で、その一部がムクリと自己主張を始めるのを感じさせるだろう。

リーゼロッテ > 「ふふっ、ユエちゃん可愛い……リーゼもこうやって気持ちよくしてあげるのって…あんまり無かったけど、ちゃんと気持ちよく出来てるかな?」

いつもは自分はされる側、こうしてする側と完全になったのは初めてのこと。
だからされたままの事を元に、指も舌も全て動いていた。
淡い刺激の中で掌に感じる先端の感触、ちゃんと火が点ってると分かれば、安堵の微笑みを浮かべつつ指先でくりくりと尖りを服の上から転がすように右回りに捏ね回す。

「ユエちゃん…可愛いよ、いっつも羨ましかったんだよ。お淑やかさがあって、こう…お上品というか、歳上な感じがして…お胸だってリーゼよりあるし」

羨望の存在でもあったと微笑みつつ、首筋から耳元へと唇を寄せて、吐息混じりに囁く。
左右交互にその先端をくりくりと右に左にと回して捏ねて、弱い角度を見つければ、ここかな?と囁きながらそこを何度も刺激してしまう。
声を聞いて、触って…自分は何もされていないのに体が熱く、奥は疼く。
散々服の上から可愛がった後、掌は股ぐらの方へと伸びていき、スカートの中へ忍ばせてしまう。
つぅ…っと爪先で内股をなぞり上げていき、ビキニラインへと移ってなぞり、太ももの外側をなぞりながら下る。
それを繰り返しながら、じわじわとこそばゆく甘い刺激で可愛がり、何時もよりも艶っぽい笑みで見つめていた。

リーユエ > 「ん、ふぁ…?…き、きもち…い…です…っ、ひゃんっ!?…そ、そこ…びり、って…っ!」

耳に届く彼女の声、した事があんまり無い、そう聞こえる様な気がするのに、彼女の動きは確かな刺激を自分に与えてくる。
撫でるだけだったのに、指先が服の上からとはいえ浮かぶ尖りを弄りだす。
そこから感じたのは、気持ち良かったと思ってた今まで受けていた以上の刺激。
抑えらない声があがる、続けてそこを刺激され続ければ、勝手に体は跳ねてしまう。
そして、益々その場所は気持ち良くなってしまっていった。

「あ、あ、あ、あっ…ひゃっ!?わ、わた、し…っ、ぃんっ!ぁ、あっ…っ!」

自分だって、色々と彼女を見ていて羨ましいと思う所はあった。
それを伝えようとするものの、強まる刺激に彼女に伝えるものは抑えられなくなってきている嬌声だけで。
恥ずかしい、それなのに、彼女の手によってもっと恥ずかしい声があがってしまう。
羞恥と快楽に、体は段々と熱く火照っていく。
ジンジンと何だか甘く響く下腹部の感覚、快楽を引き出された胸から離れる彼女の手が、今度はそこへと近付いてきた。
思考は更に薄れてきている、彼女の手がスカートの中へと入り込めば、阻む処か受け入れるように、少しだけ足が隙間を作る。
爪先が新たな快楽を引き出し始める。
まるで教え込むような、焦らしていく様な動き。
意識をしている訳でも無いのに、お尻が小さく揺れてしまう。