2016/02/27 のログ
ご案内:「九頭竜山脈の温泉」にリーゼロッテさんが現れました。
リーゼロッテ > 姉に地獄のような場所から助けだしてもらい、心身も落ち着いてきたところでリフレッシュにと温泉へと足を伸ばした。
前に山の中を散策した際に見つけた場所なのだけれど、ひと気もなく、静かで普通に辿り着こうとすると山歩きになれていないと大変だろう場所。
自分以外も訪れる人も少ないのか、そもそもいないのか、脱衣所もない。
茂みでこそこそと服を脱いで、綺麗にたたんだ後、そこへと隠すと温泉へとひたひたと歩いて行く。

「ん……」

桶もないので、手酌で気持ち程度に掛け湯を。
そして足から湯へと沈めていくと、ゆっくりと腰を落として体を湯の中へ。
うっすらと白っぽく濁った湯は、ちょうどいい温度で、その心地よさに目を細めながら両足を伸ばす。

「気持ちい~…」

麓の集落に戻ってから体を綺麗に洗ったものの、やはり温泉は格別。
満足気に緩やかに吐息をこぼすと、くてりと岩淵へ背を預けて満天の星空を見上げた。
青白い光だけが唯一の明かり、神秘的にも感じる山の景色を楽しみながら至福の一時に浸っていく。