2015/11/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区にある小さな広場」にプラセルさんが現れました。
プラセル > (平民地区にある小さな広場。住宅街の通りから外れてスラム街に程近い場所にあるからか、丁度昼食時だからか、親子連れなどの姿は殆どなくぽつぽつと人の姿がある程度。かく言う己も、昼の小休止を貰った所だ。小食が故、直ぐに食べ終わってしまったけれど。据え置かれたベンチに腰掛け、燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びれば満腹と言う事もあって少しばかり眠気が沸いてくる)――――…、(時々、瞼が降りては瞬いて開く、の繰り返し。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区にある小さな広場」にユーリエさんが現れました。
ユーリエ > (この場にはあまり似つかわしくない、身なりの良い少年。整った髪を小さくゆらしながら、散歩代わりにやってきた広場。ふと視線を巡らせると、ベンチに座ったままの少女の姿を見かけて、ぱちぱちと瞬き。いたずら心を起こして笑みを浮かべると、そうっと近づいていって。光の中で船をこいでいる少女の姿、眼を細めてじ、と眺める)
プラセル > (こんな所で転寝をしていた、なんて知られたら心配をかけてしまうだろう事は想像に容易い。然し、満腹と日向ぼっこのコンボは次第に瞼を降ろしている時間を長くしてしまう。その内、完全に閉じ切った瞼。すやぁ…と安らかな寝息が静かに零れる。当然、少年が近付いてきている事も、ましてや自身の事を眺めている事も気付きはしない)
ユーリエ > ……よく寝てるなあ。(ぽつりと漏らすと、幸せそうな寝顔にまた笑みを浮かべ。そうだ、と何やら思いついたように、広場を見回して。一角にあるのは、こんな時期にもまだ花を咲かせている白い花。そっと摘むと、再び彼女の方へ。そうして、そうっと彼女の髪へ、その花を飾るように挿そうとする)
プラセル > (怖いものなど何もないぜとばかりに晒す健やかな寝顔。こくり、と時折頭が船を漕ぐ。このまま、何事もなければ深い眠りにも就きそうな勢いだったものの、髪へと何かが触れた感覚に浅い所で留まっていた意識が浮上する。ゆるり、瞳を開き)―――…。(寝ぼけ眼で捉えたのは見覚えのない顔。瞬きを繰り返した後、不思議そうに頭を傾げ)
ユーリエ > (にこにこ笑顔でその姿を眺めていたのだけど。髪に触れられて、眠りを妨げてしまったのか。目をゆっくり開けてこちらに視線を向けてくれば、不思議そうな視線に頭を掻いて)ありゃ、起こしちゃった。……もうちょっとかわいい寝顔を見てたかったのに。……おはよう、こんなところで寝てたら危ないよ。(なんて、反応を楽しむみたいに笑みのまま声を掛ける)
プラセル > (目を開けたら人がいた。――否、ほんの少しの間寝てしまっていたのだろう。何度か瞬きを繰り返しながら、少年の言葉を頭の中で反芻して、相槌を打つように頭を揺らし)おはよう。――あなたこそ、危ないわよ。(少年の姿を上から下まで眺めて言葉を返す。綺麗に整った服装、と言うのはどこにでもあるものじゃない。ましてや、スラム街の近くでなんて迷子か何かの可能性の方が高いだろう。そろ、と周囲を見回し)大人のひとと一緒?
ユーリエ > 僕だって大人だよ。(そう言うと、軽く肩をすくめてみせて。ここまで来ているのは、なんてことないことであるかのように)君は? ふたりなら、ちょっとは安心かも。(そう言って。彼女と同じベンチに腰を下ろせば、またにっと笑みを向けて)……よく似合ってる。(と、彼女の髪の方を示して。楽しそうにベンチの上で脚を揺らすと、)ねえ、名前は? 僕はユーリエ。
プラセル > (何処からどうみても子供だ。それも、自分よりも年下に見える。そう思いはするものの、敢えて口にはせず、そう、とだけ短く答え)私もひとり。(答えて、そうして続けられた言葉に同意を示すように頷いた。髪を示す仕草には、きょとん、と些か間の抜けた表情を晒した後、示される儘に頭へと手を伸ばす。指先に触れた生花の感触にまた瞳を瞬かせた後、僅かに眦を緩めて傍らに腰掛ける少年へと視線を戻し)ありがとう。―――私はプラセルよ。
ユーリエ > どういたしまして。元が良いからなんでも似合うよ。(気楽な調子で言いながら。並んで座ったまま、少し体を寄せて)……綺麗な髪。さわってもいい?(問いかけつつ。長い髪を整えるように触れようと)プラセルは……んー……(なんと聞こうか、とでもいうように少し首をかしげて。やがては考えるのに飽きたらしく、)……昼はヒマなの?(と、少し意地悪に聞いた)
プラセル > おだてても何も出せないわよ。(思わず、微かに零れた笑み声。冗句の調子で返しつつ、次ぐ言葉には差し出すように少年の方へと頭を傾けて見せる。儘、)…今日は小休止中にお昼ご飯食べにきたの――天気が良かったから。(言外に、ちゃんとお仕事しています、と言う主張)
ユーリエ > そんなことないよ。笑ってくれたし。またかわいい寝顔が見れるかも。(楽しそうに言いつつ。流れる髪に指を這わせ、さらさらと指の間を流れる感触に嬉しげに笑みを浮かべる。ゆっくりと梳きながら、相手の言葉には、へえ、と声を漏らして)じゃあ、いまは休み時間? ゆっくりしてたらダメかなー……もっと、お話ししてたいんだけど。……いつまでなら一緒に居られるかな?
プラセル > ――あなた、口が上手なのね。女泣かせに育ちそうだわ。(これが世に言う末恐ろしい、と言う奴なのだろうか。和らげていた表情が真面目なものへと変わり、真剣味を帯びた調子でそんな事を宣った)まだ大丈夫よ。―――…ええと、…次の鐘が鳴るまでなら、大丈夫。(問う声には、思考を巡らせる。流石に、自身よりも幼い少年を自分が身を寄せる場所へと招く事は憚られる。とすれば、当然時間は限られる。王都にいくつか建っている時間帯を知らせる鐘塔。あそこから響く音が時刻を知る手っ取り早い方法だ。数秒、思考を巡らせてから少年へと告げ)
ユーリエ > ありがと。でも、育つのを待たなくても平気だよ。(ふふ、と肩をすくめていたずらっぽく笑って見せてから。相手が頭上に意識を向けて、時間を告げる鐘について語れば、ふうん、と鼻をならして)……ね、じゃあ、僕がプラゼルのことを買ったら?(問いかけつつ。すっと眼を細めて顔を寄せれば、頬にかかる髪を後ろに流すように触れて)そうしたら、もっと話とか……他の楽しいことも、できるでしょ?
プラセル > ?(少年の言葉の意図を捉え切れず、不思議そうな表情を浮かべたのも束の間。確かに、今でも十分女泣かせかもしれない、なんて一人納得して、「ああ、」だなんて声まで出る始末。不意、掛けられる問い。一瞬、少女の動きが止まる。驚いたように双眸を瞬かせ)…ユーリエは意味が分かって言っている?(それから、困った様な表情へ。何分、売り飛ばされてから自身が相手をしてきたのは自分よりも随分と年上ばかりで、子供の奴隷に対する常識なんてものが何一つ分からないのだ)
ユーリエ > もちろん。……貴族はそういう遊びも普通だよ。特にこの街では。(困ったような顔をするのを見るとこちらも眉を下げ、そっと頬に触れようとする。さらに顔を近づければ、じ、と顔を見やり。そのまま、さらに顔を寄せようと)……いまは休憩中だから。これは予約代わりってことで。(そう、言うと。そのまま、唇を軽く触れさせようと)
プラセル > (如何やら、その儘の意味らしい。理解すれば納得したような、自分の想像もしない事柄に驚いたような。何だかよく分からない感覚だ。近付けられる顔から逃れようとはせぬまま、間近の少年の顔を、瞳を同じように見つめ返し)―――…、(そうして柔く触れた唇に思わず吐息めいた笑みが零れた。犬猫が懐く様な仕草で頬へと触れる掌に顔を寄せ)休憩が終わったら、とりあえずお店に連れて行くわね。(言うものの、宿に連れて行って本当に大丈夫なんだろうか、と言う思いもある。幾ら貴族でも子供って大丈夫なんだろうか。主に宿の主の対応的な意味で。そんな事を考えていれば、知らず表情が小難しくもなっているやも)