2015/11/21 のログ
ご案内:「第七師団 執務室」にオーギュストさんが現れました。
■オーギュスト > オーギュストは地図を見て難しい顔をしている。
王都への差し迫った危機は去ったが、問題はこれからの戦略だ。
敵はアフリークに布陣し、こちらの戦力を分断、各個撃破を目論んでいる。
また、制海権は未だティルヒアにあり、効率的に補給を分断する事は出来ない。
となると、こちらもアフリークに展開し兵の削りあいになるのだが……
「グスタフ爺さんとやり合うのは、ちと厳しいな」
第七師団は元々対魔族、魔物用の師団である。
地形を使った機動戦を得意とするグスタフ老人の相手は無理だろう。
また、ティルヒア艦隊を相手にするのも得策ではない。魔導戦艦を相手にするには、ダイラス艦隊の修理を待たねばならないだろう。
「今のとこは、他の師団に期待するしかねぇか」
嘆息して酒瓶を探す。
流石に切れていただろうか。
■オーギュスト > 師団の対人間用の編成は既に終わっている。
が、部隊の消耗が激しいという理由でオーギュストは一向に出撃しようとはしなかった。
アフリークでのゲリラ戦で消耗する事はない。
第9師団の情報を待ちつつ、展望を練っている所であった。
「やれやれ、酒も無いし女も無いときたもんだ」
街へ出て酒場にでも繰り出すかとも思ったが、それはそれでサロメあたりにバレると面倒だ。
■オーギュスト > 「っつつ……」
この前どこぞの男に傷つけられたのがまだ痛む。
全く、面倒な相手には事欠かない。
そのくせ師団の将兵の補充は遅々として進まない。
踏んだり蹴ったりだ。
「いっそどっかの師団の部隊でもかっぱらうか……
って、今余ってる舞台もねぇよなぁ」
酒が無いので仕方なく茶を入れる。
全く、格好つかないことこの上ない。
■オーギュスト > 茶をすすりながら、それでも酒とつまみを探していると。
干菓子を見つけた。サロメあたりが隠していたのだろうか。
――まぁ、茶請けが無いのもさびしいので貰っておく。
「――茶に菓子って、貴族じゃねぇんだからよぉ」
溜息を再び。
今日は平民地区の安酒場で腹いっぱい肉を食ってエールを呑もう。
そんな事を決断した。
■オーギュスト > そのまま書類仕事をして兵舎を後にする。
将軍といえど、前線に張り付きというわけにはいかない。
事務仕事もまた、将軍の役目であった。
ご案内:「第七師団 執務室」からオーギュストさんが去りました。