2022/06/05 のログ
ヴァレリア >  
「危ないのによくやってくるよねー…」

言いつつ、おかげでたまに遊んであげたりしてるんだけど…と
過去の犠牲者を思いながら目を細める

「そうそう、海沿いの街で、賑わってるよ~」

口ぶりからするとあまりダイラスに詳しくはないらしい
賑やかな町であることをアピールしつつ、是非遊びに来てきみてと笑顔で言葉を続ける

「ふふ、嬉しい。
 もっと貴女のことも色々知ってみたいし、ね…♪」

くすりと笑みを深めるヴァレリア
細まった血の色の瞳にはソラムの姿が映り込む

龍種、人間の女の子の見た目だけど、人間よりもきっと頑丈で壊れにくい子
そしてその血の味も、きっと人間とは違うんだろうなあ、なんて

今宵の邂逅では自身の暗い側面は見せることはせず
互いに次への想いを残し、少女は踵を返す

「それじゃ、次は向こうで…カナ♪ ──またね、ソラム♡」

ふわりと地を蹴り、風に乗るように宙に浮かぶと幾羽もの羽撃きの音と共に少女の姿は無数の蝙蝠に姿を変え、魔族の国の空へと消えていった

ご案内:「魔族の国」からソラムさんが去りました。
ご案内:「魔族の国」からヴァレリアさんが去りました。