2020/09/14 のログ
ご案内:「魔族の国」にシュティレさんが現れました。
■シュティレ > 久しぶり――といって良いのでしょうか?ヒトの感覚と云う物は、良く判りません、特に時間に関しては、私がさっき会った積りであっても、彼らにしてはとても長い時間、という事がままある事。ヒト自体の生きる時間は短く早いから、なのでしょう。
私の感覚は、何方かと言えば、エルフ、とかそっちに近いのかもしれません。そんなことを考えながら、歩を進めるのは魔族の国と、ヒト達が呼んでいる領域。
いと高きお方や、様々な魔に属する人々が、魔族と言うのでしたか、彼らが住まう領域です。私は、此方の方に足を運んでみたのです。理由は特にありません、ヒトの国が騒がしすぎるのもありますし、それが理由かと言われれば、首を傾いでしまいます。
気が向いた、それが一番言い得て妙な理由でしょう、理由などは、無いといって良いぐらいの理由です。
兎にも角にも、私は、魔族の国に、今来ています、何時ものお気に入りのドレス、手袋をはめて、気分良く、夜の国を歩いていくのです。
向こうでも、此方でも、何かしら出会いがないでしょうか。
私は、最近思うのです、出会いと言うのは、潤いのようなものなのだ、と、一人で静かにするのも良いのですが。
二人で、密やかに、秘めやかな会話は、とても、心が潤うものだ、と。
そういう意味では私は、飢えているのかもしれませんね、そんな風に思考を零しながら、かつり、かつり、何時しか石畳となりはじめた道を進みます。
周囲を見回せば、ヒトの国、マグメールとは、変わっている建築様式の建物ばかりで、それを眺め、新鮮を感じながら、進んでいくのです。