2020/05/26 のログ
ご案内:「魔族の国 山」にオウグさんが現れました。
■オウグ > 魔族の国、とある山。
ここには人間の世界には居ない、大量の動植物が存在する。
猛毒の木のみ、双刀の獣、危険な虫、どれも人間が無事に帰るのは不可能だと思わる物ばかりがここには存在していた。
ある日の事、森の奥からは大きな鳴き声が聞こえた。
『------!!!!』
その鳴き声の正体は巨大なクマであった。
普通の生物と比べてかなり大きく、そして腕が複数あった。
獲物を見つけては虫の様にある複数の腕で拘束し、狂暴な牙で噛み千切るような性質を持つ生き物である。
「オトナシク…シ、ロォ!!」
そのクマの背中に張り付くのは褐色の鬼、オウグ。
今日の飯を探して見つけた獲物を捕らえようとした。
伸びて捕まらない範囲に居ながら背中から強い殴りを行った。
尋常ではない音を立たせながら、何度も殴り、とうとうクマの背骨を簡単に追った。
その瞬間に、クマは大きく倒れる。
「…フゥ。テマドッタ…。コイツ、ウマソウダ…。」
動きが止まったクマの様子を見ると、息の根を止める様にしっかりと頭に拳を落とす。
その後、解体。
村のルールもあり、獣の皮は綺麗にするようにし、肉のみにすれば、焚火を作って、焼いて食べ始めようとする。
■オウグ > 「ン…ウマイ…。」
しっかりと焼けたクマ肉。
脂も滲み出ているうえに獲物のたんぱく質でより一層肉の味がうまく感じていた。
大きな肉は丸ごと火に包み、炭や土は何のそのと気にせずに食していく。
「…ウマカッタ。」
気付けばクマ一頭食べ終わり、残ったのは骨と血液のみであった。
「ウン、ヤッパリ…コイツハウマイ…ホカ、クイモン…サガスカ…。」
そう言うと、強靭な脚力を使い、木々に登り探し始める。
クマの様にうまそうな生物が居ないかと高い所から眺めては探し、次々に捕獲してこうとした。
ご案内:「魔族の国 山」からオウグさんが去りました。