2020/03/26 のログ
ご案内:「魔族の国」にサタナキアさんが現れました。
サタナキア > 黒ダイヤのネックレスをちらつかせる、
醜悪な巨漢の魔王が魔族の国の一角の、
禍々しい魔力に満ちる市街を歩き、あたりを眺めまわしている。

今日も探すのは自らに服従させ、支配するための雌だった。

実のところ、この男にとっては、人間であるか、魔族であるかなどどうでもよい。
魔族であっても、気に入った者がいれば自らに隷属させ、服従をさせる。
それ故、魔族の国でも悪い噂が絶えないが…勿論そんなことを気にする男ではなかった。

今日も気に入った雌が、水晶玉に映りこむか、
或いは視界に入れば、自らの前に嫌がおうにも引きずり出すつもりだ。

ご案内:「魔族の国」に宝石姫さんが現れました。
宝石姫 > 水晶玉に映り込むのはいずこかにある牢。

人一人が横になるだけで一杯になるような狭いスペースで体を丸め眠る女の姿は、一糸まとわぬ姿である事と、顔の上半分を覆うアイマスクを見るだけで特殊な状況下である事は察せられるだろう。

よほど疲れているのだろう。小さく寝息を立てながら起きる気配もなく眠り続ける女をどうするかは、観察者たる男の手に委ねられ――――

サタナキア > 「ふむ。ふむ…」

水晶玉に映りこんだ牢屋に、何やら中々良い素体が見つかった。
まずはその体を品定め、舐めるように全方位を見つめてやる。
体つきも良い。くすんではいるが髪の質感も悪くない。
…目はアイマスクで隠れているようだ…だが、それが逆にどんな顔をしているか、
引きずり出してでも見てやりたくなった。
なにより捉えられた奴隷の中でも一際見栄えがよく目を引くのだ。
今日の獲物はあれにするか。

「…決めた、あれだ。」

この男が水晶玉に映りこんだ姿に念を送れば、ただそれだけで無防備に眠る彼女は、
この男の前に強制的に転移…引きずり出される事になる。
よほど強固な魔力で防護でもしていなければ。

「目を覚ますがいい。俺はサタナキア、俺に絶対服従する雌を求める魔王だ。
光栄に思え、お前を俺の道具として使ってやろう。」

彼女が連れ去られてきたのは魔族の国の市街。
目を覚ませ、と言葉にすれば、自然と疲れた状態からでも意識を覚醒させられよう。
そして、目を覚ました彼女の前には黒ダイヤのネックレスをした、
半裸で醜悪な巨漢が、下卑た笑みを浮かべ、普通なら嫌悪感を抱くような程、不躾に裸体を舐めるように見つめる事だろう。
…もっとも、今の彼女には、目が見えないからそれは分からないかもしれない。
声は低く、下衆さを隠さない嘲笑的な声色だ。
投げかけるのは傲慢な言葉。そして…

「お前の名を名乗れ。」

宝石姫 > 体が泥のようになるほど疲労するのはいつもの事。けれども今夜は僅かでも食事を与えられたのだから、空腹感が眠りを妨げる事は少なく、深い眠りに落ちていた。
その姿が唐突に牢から消え、一瞬後には男の目の前へと現れる事になる。
覚醒を促す言霊に、自然と眠気が消えてのろのろと体を起こすなら、ひときわ目立つのは大きく、形も崩れていないたわわな胸だろうか。明らかに栄養状態が良くない場所にいるはずが、何故かその膨らみは維持されたままで。

「……宝石姫、と…申します。ご主人様」

寝起きの頭ではまだ自分が置かれた状況を把握しているとは言えない。
しかし、命じる言葉には何か考える間もなく従うようにと躾けられた女はよどみなく答えた。
視界は相変わらず遮られ、魔眼封じのアイマスクも外されてはいない。声だけを頼りに男のいる場所を探り、平伏する姿は慣れと感じさせるには十分な物

サタナキア > 「ほう、よくわかっているじゃあないか。宝石姫。
なんだ、見えないのかね。ふん、さっさと顔を見せろ。
俺の気に入らなければ塵屑にしてくれるがな。」

女の答えに満悦したような言葉を投げかける。
それと同時に、魔眼封じのアイマスクに手をかけて外す。
そして…改めて、その顔を眺めて品定めしてやる。
その魔眼は知ってか、知らずか。しかしこの男の欲望は端から莫大であり、
そういう意味では変わったようには見えないかもしれない。

「随分と躾けられていたようだな?うん?
お前が捉えられて…そうだな、先ほどまで何をされていたのか、それを言え。
俺はお前の疲れ果て、使いつくされた姿を見て、その続きを俺の手でしてやりたくなった。」

傲慢な言葉は続き、彼女の事を問いかけ続ける。
ここは市街だというのにやはり、それを気にする様はなく。