2019/08/17 のログ
ご案内:「ソヴィアホルン大図書館・蒼の蔵書堂」にユーさんが現れました。
ユー > 魔族の国のとある一角には、洋館のような建築物がある。
曰く『叡智の眠る場所』。
曰く『万魔の智の殿堂』。
曰く『暗き真理の墓所』。
空間も時間も捻じくれてなお、未踏の叡智を管理し続ける館。
それがここ、『ソヴィアホルン大図書館』である。



「Zzzzzzzzz………」

その大図書館の司書の1人である、ユークレヴィテス。
彼女は絶賛、惰眠を貪り中である。

ご案内:「ソヴィアホルン大図書館・蒼の蔵書堂」にルヴィルクインさんが現れました。
ルヴィルクイン >  
「ユー姉さま~ッ♡」

ばたーん!
静寂を遠慮なく土足で蹴り破るような音を立てて重苦しい扉が開き、
姿が覗くのは紅い髪に大きな黒い巻き角が目立つ、妙に露出度の高い女

まるで猫撫で声ような、そんな声色で姉の名呼びながら現れた

ユー > 「む。」

ぱちん、と目を開けて、揺り椅子をぐらりと揺らして、前へ倒す……
すると、揺り椅子は振られた勢いのまま宙に浮き、中空でゆらゆらと浮きながら止まった。

「おお、ルヴィ―。我が愛しき妹。一体どうした?」

ゆらりと空中に佇み、椅子に座ったままに逆さまに。
そんな状態にも動じることなく、真上であり真下に立つ女を眠たげな目で見つめた。

ルヴィルクイン >  
「うふふ、お出かけしていたようだったから、お話を聞きにっ♡」

クスッと愛らしい?笑みを浮かべて、逆さまに姉と相対する

なんだか珍しく表へでかけていたようなので気になったのだ
帰ってきたと思ったら、すぐに引き篭もって眠っていたようだったし───

「表で何をしておいでだったのですか?お姉様♪」

妙に身体をくねらせたりしつつ視線を交わす
魔族として、表で人間達に見せる姿とはまるで違う、女の別の側面
この書院を統括するバフォメットの三姉妹、その末妹として姿である

ユー > 「何、大したことではない。少し実験体が入り用になってな。ヒトを数匹鹵獲してきたところだったのだ。
 面倒なのに絡まれたが故、軽く手傷を再生するために休息していた。」

半分ウソで、半分本当である。
きっかけはあのタナールでの一件…珍しくルヴィ―が手酷くやられて帰ってきた件だ。
実験体の不足を隠れ蓑に、個人的な妹の仇討ち…というより、鬱憤晴らしを行ってきたにすぎない。

…当然、そのことを言えばルヴィーは気にするかもしれないし、
それで手傷を負ったと聞けばもっと気にするかもしれない。なので言わないことにした。

「赴いたのが辺鄙な土地だったが故、お前たちへの土産はないのだ。許してくれ」

ずるりと、髪に成り代わって伸びる頭足類のような触手を蠢かせ、ルヴィーの目の前へ。
その瞳には、まるで夜の海のような底知れない深みが見える。

ルヴィルクイン >  
「お姉様に手傷を!?人間の分際でなんてことを…」

わなわなとその手を震わせる
親愛を向ける我が姉への狼藉を許せない、といった風情だ

「いくつ傷を負ったのですか?
 お姉様の負った傷と同じ数…ううん、その十倍の数の人間に責を受けさせなきゃ…!
 ああ、薄汚い人間なんかに、可愛そうなお姉様…」

するりと伸びてきた触手にいたわるように手を触れ、抱きしめるようにして柔らかな頬擦りをする
──尖った目線、明らかに人間を見下した、悪魔の視点を持っている、姉妹愛があれど人間のそれとはまるで違う、暗く深い赤色の愛情を女は持っていた

ユー > 「ああ、少しこの触腕の所を刳り抜かれてな。少し色が変わっているだろう?
 忌々しくも光で焼いてきたからな。少し治りが遅かった。
 それと、肌も多少焼けてしまったから修繕を……」

こちらもゆったりと触腕を動かし、胸元へ潜り引き締まった腹回りへと巻き付くように滑らせる。
本体の手はゆっくりと頬に触れ、唇へ伸びる。
その動きは親愛以上に、もっと生々しい何かを感じさせる。

「ルヴィーは優しいな。流石は我が自慢の妹だ。
 そうだな、今度は一緒に生け捕りにして耐久テストでもしてみるか。
 私は虐殺には興味はないが、ルヴィーと一緒ならきっと楽しかろう。」

…こちらも、どこか人間のそれとは全く歪んだ感性を持っていた。
しかしそれは、妹の持つ人間への侮蔑とはまた違う……
人類種を一つの『動物』としてしか見ていない視点であった。

ルヴィルクイン >  
「お可哀そうに……痛かったでしょうお姉様」

悲しげな表情を浮かべて、触腕を抱き締める
触手が女の豊満な肢体を撫ぜる様はなんとも扇情的だが、それを気にする様子もなく

「ええ、ええ…お姉様と一緒ならきっと何でも楽しいわ。
 人間なんて、所詮私達が気まぐれだから生きていける程度の家畜…ブタなのに。
 ちゃんと、立場をわからせてあげなきゃ…」

ユー > 「気にするな、お前の事を思えばなんて事は……」

そこまで言って無表情なまま目を逸らした。
危うくポロリするところであった。危ない危ない。

「はは、それは家畜に失礼というものだ。
 家畜は飼い主に牙を剥かない。あれらは鳥や狼と同じただの獣だ。
 故に、どう扱おうが自由なのだからな。」

…ルヴィーの唇に優しく触れた指が、口内へ滑り込む。

ルヴィルクイン >  
「──? ルヴィーのことを…?
 お姉様、もしかして……んっ」

言葉を遮るように、触れられていた小さな指は、柔らかな唇を割り開いて口内へと侵入する

抵抗など当然あるはずもなく、むしろぬるりと舌が迎え入れるように絡んで…
歯に触れないように、傷つけないようにと、その指をしゃぶりはじめる

人間に対する憎悪を見せていた瞳はゆるりと熔けて、甘く濡れてゆく

ユー > 「……………。」

指を差し入れれば、こう反応するであろうことは分かっていた。
故に、優しく指を舌へと絡める。爪などで傷付けぬよう、ゆっくりと、柔らかく。

しばし、その熱い口内の感触を楽しみ、たっぷりと唾液を絡めさせて引き抜き、
顎、首、胸元、胸へと、唾液で線を描くように滑らせて…
最後にたっぷりと唾液の絡んだ指を、じゅるりと自らの舌で絡め舐め取る。

「……プライドの高いお前のことだ、気にするのではないかと思っていた。
 私も迂闊なものだ…」

ルヴィルクイン >  
「ん…ぁぷ、ちゅ……っ♪」

まるで甘いキャンディーを舐めるように、姉の指をしゃぶる
指が唇から離れれば名残惜しそうな表情すら浮かべていた

「ふふっ…優しいお姉様のことだもの。知られちゃったルヴィーの落ち度だわ。
 でもそんなお姉様だからこそ、ルヴィーは大好きなのだし、それに……」

嬉しかったのだろう、頬を紅潮させて、気恥ずかしそうな表情で視線を泳がせて
しかし、次の言葉の瞬間には、再びその表情は変わって──

「そんな優しいお姉様をも傷つけるなんて、絶対に許せない…」

残忍な、悪魔の貌へと戻ってゆく

ユー > 「……本当なら、直に慰めてやれればとも思ったのだがな。
 獣如きにしてやられた事を恥と思っていたなら、それも侮辱に…
 単純に、お前を傷付けるのが怖かったのだ。」

無表情を軽く崩し、少しだけ切なげな顔に。
妹を思う気持ちは、この世の何よりも確かな姉である。

「だから、今度は二人で行こう。
 これでお互いに、お互いの仇を討てばいいだろう?」

……妹以外の有象無象は、木や石と同程度の価値しかないのだから。



「……あぁ、ルヴィー。私の妹、私の美しい、愛しい妹…
 愚姉の為に怒り嘆いてくれる、この世の誰よりも優しい妹よ…」

するりと手を頬に触れさせ、くるりと体勢を逆さからもとに戻す。
それでも、なお浮いて…妹の唇へと、自分の唇をゆっくりと近付ける。

ルヴィルクイン >  
「ふふ、いいえ?お姉様。
 一人除け者にしては可愛そうだわ。
 二人で…ではなく、姉妹三人で…でしょう?」

そう言ってクスリと笑う

人間の倫理観から見れば歪にも見えよう三姉妹の愛情模様だったが、
本人達は何を恥じることもなく、何を遠慮することもなく、互いの本音を曝け出してゆく
愛に色んな形があるのならば、これも───

「ユー姉さま、ユー姉さま…♡
 いつもルヴィーのことを案じてくれるお姉様達が私は大好き…♡」

待ち望んでいたようにその口吻を受け入れてゆく
やわらかいものと、やわらかいものが押し当てられる心地よい感覚に、酔いしれる

ユー > 「ああ、そうだな。その通りだ、私としたことが。
 きっとスピカも、気に入ったペットの一匹や二匹は見繕うことができるだろう…
 3人で楽しんで、楽しんで…ふふ、待ち遠しいじゃないか。」

再び無表情を崩し、今度は柔らかく微笑む。
この世の何よりも愛しい二人を愛する。そこに何の障害や垣根が必要であろうか。
人と魔族が違うというのなら、これは愛とは違うと断じて然るべき物か。

「ん、ちゅ…んふー…♡」

じゅる、ちゅぷ……にる、にゅる…と、淫靡な音を立てて遠慮もなく舌を口内へ滑り込ませる。
水のように冷たい姉と、炎のように熱い妹の粘液が、ゆったりと蕩けるように混ざり合い、互いの口内を満たしていく。

ルヴィルクイン >  
されるがままに舌を受け入れ、絡め合わせてゆく───
厭らしい音を立てながらの唾液の交換を一頻り終えると、つうっと銀の糸を引きながら唇が離れて

「んふ…ん、っ…♡
 お姉様…♡お怪我に触るわ…このまま続けると…♡」

きっと、我慢が出来なくなってしまうだろうから
溢れんばかりの"大好き"を、全てぶつけてしまいたくなる
けれどそれは望んではいけないこと、少なくとも姉が万全でない今は…

「でも、お姉様のおくち…ひんやりつめたくてキモチイイ…からっ…もういっかい…だけ♡」

一度離れた唇をもう一度、今度はルヴィーのほうから重ねてゆく

ユー > 濃厚な、身も心も絡み合うような音を静かな図書館に薄く響かせて。
未練がましく銀の橋をかける舌をうっとりした目で見つめながら、胸を高鳴らせる。

「……ん、ふ…♡
 ああ、そうだな……楽しみは、快復してからにしよう……」

と言いつつ、その顔を離す気は見られない。
……妹が好きで堪らないのは、こういう時には実に、実に厄介だ。

「……そう、だな…ルヴィーの口は、熱くて、とろとろで、気持ちいいから……
 仕方ない事だ、これはしかたない事…♡」

じゅるりと粘液を塗り込むように背中と腰に触腕を伸ばしながら、その口付けを迎えるように受け入れる。
きっと、きっとこの傷が完全に癒えたら、その時は…

ルヴィルクイン >  
「うふふ…その時には…今日我慢した分も…♡」

ゆらゆらと熱に蕩けた瞳を潤ませる
何を想像しているのかは、想像に易い

愛情が深すぎる故、普段この三姉妹が快楽に耽る時は"身体が万全でなければ不都合がある"くらい、
相当に激しく愛し合っているのだろう

ユー > 「ん、ちゅ…♡そうとも、ふふ…久しぶりに3人でするのも良いかもしれないな…
 んむ、ふーっ…ちゅる…♡」

互いに唇をひたすらに貪りながら、姉妹とは思えないような淫靡な目線を投げかけ合う。
それが当然の愛の形であるかのように。

…考えれば考えるほどに、目の前の妹を…女を、抱きたくて堪らなくなる。
なんとか抑え込んで唇を離せば、先程よりも太くたっぷりと唾液を湛えた糸が引く。

ルヴィルクイン >  
「あぷっ…はー……♡
 …もーちょっとで、我慢できなくなっちゃうところだった…♡」

我慢は身体に毒だというけれど、
姉の怪我を長引かせたくないという想いが勝った
愛の勝利だと言っても過言ではない…かもしれない

「ふふ…スピカ姉さまは気紛れだから。
 ルヴィーと、ユー姉さまの快復祝いに三人で耽ってしまうのも…♡」

紅潮した頬が、普段から高い熱をもつ女の肢体を更に火照らせて見せる
こんなキスの応酬なぞはこの姉妹からすれば普段の戯れの一つに過ぎない
気が狂う程の快楽、ひいては堕落に転ずるまで、互いにのめり込んでしまう…
お互いの目の前の最愛を奪い尽くす、飲み尽くす、愛し尽くすには、手負いではいけないのだ

ユー > 「……私も…もう少し怪我の調子が良かったら、危なかったかもしれないな。」

ふぅ、と人心地つけば、口内から漂う甘い媚薬のような熱に、ぞくりと背を震わせる。
妹を早く安心させてやるためにも、ここで悪化させているわけには行かないのだ。

「気紛れだが、姉妹の誘いを無下にする用な奴でもあるまい…
 誘えば来てくれるだろう、だからその時は…♡」

陶器のような白い肌に、軽い朱が指す。
体の芯は既に燃え盛り、溶鉱炉のような煮え滾る情欲が体を貫いて飛び出そうなほど。
…それでも、万全に妹たちを味わい尽くすにはまだ足りない。
まだこの熱は、触れた全てを焼いて飲むには憂いが多いのだから。

ルヴィルクイン >  
「…ふふっ、一緒に、たっぷり姉妹愛を育まなきゃ♡」

うっすらとぴんく色に火照った、小さな姉の身体をぎゅうっと抱き締める
まるで正反対の、熱い身体が、互いの体温を交換するようで心地が良い───

「そしたら、今度は三人で…人間達をたくさんたくさん、捕まえたり殺したり愛したり、しちゃおう」

囁くような声で、欲望と、殺意と、愛情の混ざった言葉を紡ぐ赤の司書───

ユー > 「ああ、そうとも。たっぷりと楽しもう、今出来なかった分まで、沢山だ。」

言いながら、触腕だけでなくその手までも背に回す。
まるで全身を絡めて巻き付いているかのようにも見える。

「ああ、勿論だ。たくさん、砕いたり、引き裂いたり、焦がしたり…
 好きなようにしようじゃないか。それが許されるのだから…」

こちらも、まるで赤子をあやすように、落ち着いた声色で、優しく……
しかし、歪みに歪んだ言葉を、妹の耳元で冷たく、甘く吐き出す。

「……あぁ、それとルヴィー…今日はこれから予定はあるか…?
 どうせなら、愛し合えない分添い寝してほしいと思っているのだが……」

ルヴィルクイン >  
「もちろん!お姉様とだったら涅槃にだってご一緒するんだからっ」

嬉しそうに上擦る声で返答を返すルヴィー
姉に必要とされる、何かを求められる…
それだけで嬉しい、胸が踊る───予定が例えあったとしても、そちらを優先するだろうことは明らかだった

「──図書館にお客様が来ちゃったら、適当にまわってもらうか、スピカお姉様に任せましょう。うふふふ…♪」

ユー > 「ふふ、嬉しいことを言ってくれる。…では、そうしよう。
 スピカには負担をかけてしまうが…まぁ、どうせ来ても読める書物は少ないのだ。気にすることもないだろう……」

司書としてあるまじき態度だが、所詮彼女にとってここの知識はこの程度の価値なのだ。
最も大事なのは妹たち、次に大事なのは自らの研究なのだから。

「……蒼の蔵書堂は、相変わらず重力を切ってあるからな。
 …だから、このまま………」

…かくん、と頭が落ちた。眠気に負けてしまったのか、うとうとし始めたらしい。
何もしなければ、このまま妹の胸の中で眠りに落ちていくことだろう。

ルヴィルクイン >  
「大丈夫。スピカ姉さまが入用の時はルヴィーが図書館の案内を肩代わりすれば良いだけだもん。
 ……お姉様?」

胸の中へとぽふんと姉の顔が埋もれる
こうやって、比較的簡単に眠気に負けてしまう姉が可愛くて仕方がない

「うふふ、おやすみなさい。ユー姉さま…♡
 寝て、起きて…元気になったら……ルヴィーとたくさん遊んでちょーだい…♪」

やわらかく撫で擦るようにその髪へと手を触れて
そのまま自身もつられるように、重力のない空間で深いまどろみへと落ちてゆく

「(あーん、ユー姉さまの寝顔かわいいかわいい…っ)」

…落ちきるまでは、ずっと寝顔を見てそんなことを考えていたのだったが

ご案内:「ソヴィアホルン大図書館・蒼の蔵書堂」からユーさんが去りました。
ご案内:「ソヴィアホルン大図書館・蒼の蔵書堂」からルヴィルクインさんが去りました。