2019/08/12 のログ
ご案内:「魔族の国」にイゾルデさんが現れました。
イゾルデ >  


はたはた、と大きなチョコレート色の翼がはためき、小さな人影が木の枝へと止まる
太い木の枝に足を組んで腰掛ける少女は赤い瞳を輝かせて、視線を辺りへと巡らせた

面白い獲物、面白い相手はいないものか
小さな集落が見える程度で賑わっているわけでもない魔族の国の一角

もうちょっと国境の砦に寄ったほうが良かったかな?と思いつつも、
羽休めも兼ねてほんの少しそこに留まることにした

ご案内:「魔族の国」にマヌエラさんが現れました。
マヌエラ > 国境の方向より、この夜更けに歩いて森に入る旅人の姿があった。
しゃらしゃらと魔術具を鳴らしながらの足取りは軽く。丸でピクニックにでも行くかのよう。魔術帽の下の表情も実際に微笑んでいた。

魔族の国、夜の森。
人間ならば一級の危険地帯に、笑顔で分け入る存在が、人であるはずもない。樹上の少女と同じように、女もまた、魔族だった。
女はそのまま、小さく鼻歌など歌いながら森を進み。

「……あら? 何方かいらっしゃるようですね。
 この領地の方でしょうか? こんばんは、お邪魔いたします」

 立ち止まっては、少女魔族のいる方向(ただし適当)に、朗らかに挨拶しながらぺこりとまがった。

イゾルデ >  
すん、と少女の鼻が"匂い"をとらえる

人間…のようで少し違う
人の姿をとった、魔…そんな感じだろうか
もちろん自分も王国の方に遊びに行くときには人の姿をとるので、よくわかる

「こんばんわー、別に領地の者ではないデスけどー、
 そっちこそ、こんなところに何しに来たデスか?」

自分こそ、といった感じだがそんなことは気にする様子もなく、
木の枝に腰掛けたまま、言葉を振りかける

マヌエラ > 声の方向に視線を修正。

「まあ! 可愛らしいお嬢さんですね。
 ふふ、でしたら私と同じですね。私、里帰りなんです。
 たまには、大地を歩いて帰るのも健康に良いかなと思いまして。
 実際、きれいな風景や、楽しい戦場や、いろいろなものが見れました~」

 うっとりとした声で言い。

「お嬢さんは、こちらで何をされているのですか? 私と同じ、旅の途上でしょうか?」

イゾルデ >  
「里帰り?ってことは魔族デスかねー。
 ふふ、可愛らしいデス?」

クスッと笑って木の枝からひょいっと飛び降りて、翼をはためかせて柔らかく着地する

「イゾルデちゃんはごはんを探してたデスよ。
 この辺りならたっぷり魔力を持った餌が歩いてるカナーって」

尻尾をゆらゆらと揺らしながら、ぺらぺらと饒舌に言葉を交わす淫魔
相手が魔族だと知ってそういった態度なのか、誰にでもなのかは推し量れぬところ

マヌエラ > 「はい! 不肖ながら魔族をさせていただいております」

 元気よく答える様は、グラマラスな姿態に反して女児という印象か。

「ええ、とっても可愛らしいです! 近くで見ると猶更に……。お髪(ぐし)は絹のようですし、瞳は紅玉のよう。はつらつとしていらして……!」

 言い募りつつ、

「イゾルデ様とおっしゃるのですね。私はマヌエラと申します。
 まあ、魔力! 私のでしたら、分けて差し上げましょうか?」

 のんびりしたものいいは何もかも状況に反しているが、魔族の世間話ともなればこんなものともいえるだろうか。

イゾルデ >  
「ふーん…こーやってみるとおっぱいもおっきーデスし…」

じー、じー、とまるで値踏みするように目の前の魔族…マヌエラを眺める淫魔
魔力を分けよう、などと提案してくれる相手は珍しい

「ふふ、気前がいいデスねぇ…。
 イゾルデちゃん腹ペコデスから、ワケてもらう程度ですまないかもしれないデスけど…?」

子供のような顔に似合わぬ、妖艶な笑みを浮かべて、
この厭らしい体つきの魔族をどうしゃぶろうかなーなどと考えているのだろう

マヌエラ > 不躾な視線にも、にこにこしたまま佇む。頭上に「?」くらいは出ていたか。

「私、魔力だけはいっぱいあると思います! よく言われますから!
 同じ魔族のよしみですし……それに私、淫魔の方は尊敬しているんです。気持ちよくしてあげるのは素敵なことですから!」

 頭がお花畑みたいなことをぼけぼけと言ってのける。

「イゾルデ様……そんなお顔もされるのですね。可愛らしいだけでなく、お綺麗です……」

 女はうっとりとした顔を晒し――
 地面から、突然、ぼこぼこぼこぼこっ、と無数の触手を顕現させた。
 それらはイゾルデの華奢な四肢に絡みつこうと迫る。

イゾルデ >  
「そんけー、尊敬デス?
 あんま言われたコトないデスねぇ」

こりこり、と頬を掻きつつ、
女が地面から無数の触手を出したのを見れば、目を丸くする

「わ、っと。
 いやに性急デスね?」

性だけに
みたいなことを言う間もなく細い手足を触手に捕らえられてしまう

アレ、これは吸精するというよりさせられる流れ?みたいなことを考えつつ

マヌエラ > 「私も、イゾルデ様に気持ちよくなってほしいと思います!」

 にっこりと笑って。

「善は急げ、と言いますもの! 人間の皆さんは良い言葉を考えられますね」

 歩み寄り、豊満で女性的な肉体が、イゾルデを抱きしめる――。

ご案内:「魔族の国」からイゾルデさんが去りました。
ご案内:「魔族の国」からマヌエラさんが去りました。