2019/02/12 のログ
ゼロ > 追撃や、不意打ちが発生するような様子はなかった。
 それはそれでいい、任務に不備が発生する様なことは少ないほうがいいからだ。

 少年は息を軽く吐き出して、足を速める。
 先ほどの襲撃を考えれば、少しばかり移動を多くして場所を変えて休憩したほうがいいだろう。
 ただ、先ほどの存在の魔法……それを考えればどこまで行けばいいのか、と。
 魔法使う存在ほど面倒くさいのはないのだ、物理法則が、常識があっさりと覆されてしまうから。
 正確なものさしもないから、とりあえずは安全だろうと思える場所まで逃げることにして。
 そこで今回は休憩することにしよう。
 少年は足早に移動をして、いつもよりも距離を稼ぐ。

 ――――その間も、マッピングは忘れることなく作ることにして。


 そして、現在地を去っていく。
 次はもう少し違う地方を、まだまだ、魔族の国を歩くのであろう―――

ご案内:「魔族の国」からゼロさんが去りました。