2019/02/05 のログ
ラファル > ぽてぽてと、街の中を歩く幼女は、ふと、師匠の言葉思い出す。

『魔族の国か……程々になー。最近あのあたりは変な目がある気がしてならン』

 とか言ってた事を。
 情報収集を、なんとなくでも、毎日のようにする幼女。
 修行の一環ということで何時もは何も言わない師匠が、最近話をしたら忠告として言ってきた。
 そういえば、そんなことがあったな、と思い。
 でも、変な目ってなんだろう、と思うのだ。
 師匠のことだから、物理的な形の目ではないだろう、誰かが密かに覗いてるとか。
 見られているとか、そう言う事なのだろうか。

「んんん……」

 むむむ。
 どうなんだろう、考える幼女。

ラファル > 「………うん、判んない。」

 恐らくは、どこか、何らかの方法で監視されているという事なのかもしれない。
 しかし、それを口にして誰かを警戒させる必要もなかろう。
 いま現状でも、誰かに見られているような、そんな気配もあるのだし。
 とはいえ、確か母親が第二師団副長と自分たちの位置情報を随時追えるように交渉してあるはずである。
 ボクのような職にとっては、致命的だよなー。とか思う。
 好き勝手にあっちこっち行けるのに、どこにいるか、第二師団副長に把握されてしまっているのだ。
 おかーさんの感覚では、ボクのような職は理解できないのであろうし、わかってもあまりいい気がしないだろうし。
 今度、師匠に相談するしかないかーと、ため息を一つ。

ご案内:「魔族の国」にリリーさんが現れました。
ラファル > 目的のない散歩、少女はぽてりぽてぽて、と魔族の国の中の町を進む。
 ふと、聴こえてくる噂話は、どこで魔族が人を捕まえて奴隷にした、とか。
 やれ、人間の反撃がどうたら、とか。
 どこそこで、魔王があれこれを行った、とか。

 そんな噂が聴こえてくる。
 それを聞きながら、幼女はキョロキョロと、周囲を眺めて、ひとつの店を見つける。
 食事を提供してくれる店だということに気がついて。
 幼女は嬉しそうに、その店へと突撃。

 そして、その店で大食いの伝説を作ったとか作らないとか――――。

ご案内:「魔族の国」からラファルさんが去りました。
リリー > (次回継続へ)
ご案内:「魔族の国」からリリーさんが去りました。