2019/01/10 のログ
ロザリア >  
「嘘で吾を騙すためにわざわざ吾の眼前に頭を垂れまい。
 ──貴様のその言葉が本心であることを疑いはせぬ」

やれやれ、と根負けしたようにその細く小さな肩を竦めてみせた

「決定権があるのならば貴様で良い。
 …カレリアと言ったな。負傷者がどれほどいるのかはわからぬが、
 復興の最中であるこの村では足りまい。安息の地、ともいえぬしな。
 吾が城にも人間は侵入する。新しい町か、村を考えねばなるまいよ」

面倒事を嫌うロザリアとしては珍しく、譲歩の姿勢を見せはじめる
カレリアの言葉も誠意も、自分のような性格の者に向けられるには勿体なさすぎるものだ
多少は応えねば自らの気位も損ねる…そう感じたのかもしれない

カレリア > 「っ…ありがとうございます。」

再び頭を下げ小さくこぶしを握る
受け入れてもらえた…そう思える言葉に笑みが浮かぶ
予定通り、寧ろかなり良い成果を得られた

「細かな取りまとめと移民に関してはこれから纏めさせて頂きたく思います。
着実に少しずつ進めさせていただければ幸いですわ。
それにロザリア様にも何かお礼をさせていただきたいですしね♪」

食料等の支援は当然としてロザリア自身にも何かお礼をしたいと口にする
今回の件は完全にロザリアに甘えた様なもの、要らないと言われてもカレリアは何かするだろう

ロザリア >  
「礼などと気にすることはないのだがな。
 吾は他の魔王と違い強欲でもないぞ」

そう言って眉を顰める
礼と言われても欲しいものなどは特にないのだろう

「…まぁ、それは良いか。何か用意するなら好きにせよ。無碍に扱うことはせぬ故。
 ……やれやれ、せわしいことにならねば良いが…」

そう言って、もう一度溜息を吐いた

カレリア > 「無欲は時に相手を傷つけるんですの。
気にするなと言われて気にしない程私は鈍感になれませんので。」

欲しいものが無いのは何となく予想していた
けれどはいそうですかと引き下がる気はない、手始めにお菓子等から攻めてみようか

「無意味に手を煩わせるなんて事はしませんのでそこはご容赦を。
お気持ちは分かりますが…そこまで露骨にしないでくださいませ?」

大きなため息に苦笑を浮かべる
申し訳ないとは思っているのでそれ以上は何も言わない

ロザリア >  
「吾が魔王どもと関わりたがらぬのは知っていよう。
 こういった面倒事が増えるのが何よりも億劫だからであるぞ…」

と、愚痴を零していても仕方がない
余計風格というか、威厳がなくなってしまうだけである
単なる面倒くさがりで本の虫の引きこもり、それを表に出すわけにはいかないのだ

「要件は呑み込めた。
 正式に話がまとまったら城のほうへ訪れるがよい。
 日の出ている時間以外ならば大体暇…こほん、謁見を受付けよう」

カレリア > 「そんなロザリア様とこうして関わる事が出来た私は幸運ですわね♪」

そんなポシティブな事を言う
何だか少し打ち解ければ威厳のある支配者というより面倒くさがりに思えたりもする
舐めているわけではないが少し歩みを寄せても大丈夫かもしれない

「ふふ、かしこまりました。
その際にはこちらとしても資料を纏めて来ますわ。
……所でロザリア様はお菓子はお好きですか?」

ロザリア >  
「菓子?……そうだな、紅茶にあうものであれば、だろうか」

思わぬ質問にそう答える
甘い物、といえばそんなものしか浮かばない
あれはあれで…娯楽としては良いものだ

「次に吾が城に訪れた時には、茶の一つでも用意してやろう」

そう言ってって口元にとても小さな、笑みを讃えた

カレリア > 「分かりました。では紅茶にあうものをご用意いたしますね♪」

嫌いではないのならその辺りが良いだろう
帰ったらシェフに相談しなければ

「では、その時はお邪魔させていただきますね。
楽しみにしていてください、ロザリア様。」

こちらも笑みを浮かべる
急な話し合いだったが結果としては上手く事が運べたので安心し気が緩む
この後はまた村を見回り…そして居城へと戻るだけ

ロザリア >  
「うむ…それでは次の邂逅を楽しみに…な」

甘味は素直に楽しみだ、と感じながらその背を向けて、
ばさばさとはためく無数の蝙蝠に姿を変え、その場から飛び去っていくのだった

ご案内:「魔族の国」からロザリアさんが去りました。
ご案内:「魔族の国」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「魔族の国」にシュティレさんが現れました。
シュティレ > 魔族の国にきたのは、久しぶりな気がします。そんなに時間は立っていないはずですが、そんな気がすると言うぐらいには離れていたのでしょう。
国の中、ここは中腹辺りでしょうか、ヒトの作った砦からそれなりに離れた場所ですが、街があるというわけでもない場所、道というか荒野というか。
表現はともかくとして私は今、歩いていました。懐かしい気配がしたような気がしましたので、それを確認するために、です。
とはいえ、特に周囲に誰かがいるわけでもないこの場所は、魔獣の多い場所であり、魔族でも気を抜いたら襲われてしまうのでしょう。
私はただただ、のんびりと歩くだけなのです、慌てても何か起きるわけでもありませんし。
襲われても対処が出来るだけの腕があると、自負はしておりますゆえに。

シュティレ > 私が足を踏み出すたびに、草を踏みしめる音が響いていきます。特に何かがある、というわけではありません。
だから思ってしまうことがあるのです、馬車とかこういうところで走ってはくれないものなのだろうか、と。
我侭なのはわかっていますが、やはりこういう場所は歩きたくないもあのです。
ヒトの国は便利ですね、なんて考えてしまいます。
優雅に紅茶を飲んで移動というのもいいものね、そういう風にがずれながら。
私は進んでいくのです。

シュティレ > 特に何かがあるわけでもありません。
一人で歩いているということはそういうことでたいくつnきわまりません。

そして、和足は魔法のゲートを開き。ふと用事があること思い出しましてた。
こんなところで歩いているわけにいきませんので。私はそのところへと移転するでした
幼児を忘れるなんて、深く、と思いながら。
私は、ここを去るのでした。

ご案内:「魔族の国」からシュティレさんが去りました。