2018/10/12 のログ
ご案内:「魔族の国」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 魔族の森、陰鬱な雰囲気ではなく西日のかかる綺麗な広葉樹の森を歩く、軍服姿の少年がいる
背は低く、痩身だが、引き締まった雰囲気は華奢とは見えない。顔立ちは幼いが、とりあえず、目付きが悪い。眼の前を不機嫌そうに睨むような雰囲気をまといながら、落ち葉を重そうな軍靴で踏みしめながら歩く。
背には翼、それも白い翼。天使である。もちろん、堕天使ではく、純然とした天使、それが魔族の森を一人で無防備に歩いてる。
目的は特に無い、強いていえば、自分から喧嘩を売ると天界がうるさいので、獲物になりに来たのだ。まあ、正当防衛ならしょうがない、というやつである
■グラスシエル > 他の天界は知らないが、少なくとも、自分が所属してる天界と、魔族は、休戦状態――とまではいかずとも、冷戦状態である。無駄に魔族との交戦も禁じられてるし、一方的に仕掛けるわけにも行かない。
誰しも無駄な諍いは望んでないのだ、望んでない。うん
だが、少年は戦天使である。もっと言えば、魔族を殺す為の特化兵器のようなものだ。
勿論、機械ではないし狂戦士でもない。故に王国内で暮らす魔族を襲ったりはしない。そもそも、それをしたら、魔族どころか王国が敵だ。それはいけない。なので
「まあ、しょうがねーよなー、こうして歩いてたら襲われちまうかもなー」
等と呟きながら、餌をまくわけである。当然、釣り餌は自分自身だ
■グラスシエル > 魔族の地に来たはいいが、遠ければ魔族と遭遇できず、かと言って奥まで行けば魔族が大量に居たりして目も当てられない。今回は外れかね、等とつぶやく。中々にうまくはいかないもので――少年は軍靴を鳴らして、王国側へと向かう
ご案内:「魔族の国」からグラスシエルさんが去りました。