2018/08/03 のログ
ゼロ > 猪はこちらに気がついていないようだ、しめしめと思いながら、猪を見据えながら、少年は槍を引き抜く。
 少年は力を溜めて、狙いを定める。キリキリと引き絞られていく腕に、筋肉が収縮していく。
 大きく呼吸を繰り返し、静かに狙いを定め少年は槍を投げる。
 錐揉みしながら飛んで行き、猪の頭蓋に、命中し貫いた。

 そのまま、地面に縫いとめるように槍は刺さり、止まる。
 少年は近づいて槍毎猪を持ち上げて戻っていく。
 今日は猪だ、と仮面の下でニヤニヤしながら先ほどの休憩地点に戻る。
 休憩地点に戻れば薪を集めて火を点け、猪の血抜きを始める。
 焼くための網もないし、そのまま丸焼きにするかと考える。

ゼロ > しばらくの間、血抜きもつ抜き、準備を整えていたが漸く準備が完了する。
 今一度串刺しにして、木で、Y字の支えを二つ作って、鉄の槍を乗せる。
 ぐるぐる回しながら肉を焼き、焼けたところをナイフで切り取って食べていく。
 食べきれない文はそのまま保存食へと直していくことにする。
 そんな風に食事をしてから、今日は少年はひとり休むことにする。

ご案内:「魔族の国」からゼロさんが去りました。