2018/06/29 のログ
ゼロ > どんどん、起きていく仲間たち、戦闘は無理でも、治療して変えることが出来るようになるだろう。
 そして、自分の体力も、回復する。

「よし。」

 再度、先程の誰もいないが、誰書いた形跡のある所へと戻る。
 そして、仮面を外して、カバンからいくつかの錠剤を取り出す。
 それは……薬である。戦闘等に使う、自分の体を強化するためのそれ。
 ぱくり、と飲み込んで嚥下する。しばらくすれば視界がクリアに、五感が、強くなっていく。
 物理的な強化を行い、少年は鼻を鳴らす。
 匂いは残っている。ならば、追うことはできるだろう。

 少年は、仮面をかぶり直し、走り始める。

 新たな任務のための追跡を、始めるのだった――――

ご案内:「魔族の国 キルフリート領の村」からゼロさんが去りました。