2018/04/15 のログ
ご案内:「魔族の国 地下大図書館」にミリーディアさんが現れました。
ミリーディア > 魔族の国、その中央に位置する場所、その地中深く。
広大な敷地に建つ巨大な建物、少女の姿は今、そこにあった。

『お帰りなさいませ、メフィスト様。久しくの帰還で…』

やってきた少女を迎えるように現われる、執事の服装をした魔族の男。
その男は少女を王城とは違う名で呼び、恭しく頭を下げる。

「そうだな、前に訪れたのは何十年前…だったか?
あれから、どれ程の情報が収められたのかを確かめに来た、それだけさ。
偶には、儂自身で見に来ねば…そうだろう?」

それに対する少女は、普段と変わらない風でそれに応えた。
軽く考える仕草をすれば、再び男へと言葉を向ける。

「あれからの情報があるのは、どの辺りかね?」

その言葉に対し、今度は男が奥の一室を指し示す。
手を上げて礼代わりに、少女はその室内へと入って行く。
様々な部屋があるも、見た目自体はどの部屋も変わらない。
大量の書架が並び、それを読む為のスペースに幾つかの机と椅子が置いてある、そんな感じだ。