2017/11/27 のログ
ご案内:「魔族の国」にヴァレリアさんが現れました。
ヴァレリア >  
「相変わらず、辛気臭い場所」

カラカラと馬車の車輪が音を鳴らし、道なき道を進んでゆく

「しばらく人間の国で遊んでいると、よりいっそう感じるわ。
 村や街…立派な魔王達のお城なんかはあっても、華やかさが足りないわ」

ヴァレリア >  
「人間の国で生活する魔族が多いのも頷けるわ。
 退屈でしょうがないもの、此処」

馬車の座席で頬杖を突きつつ、小さく溜め息

人間の国のように賑やかで大きな歓楽街のようなものがあれば違うのだろうに
知りうる魔王達はどれも利己的で、そういったものを作ろうとはしないように思える

…かといって自分でやる、というのも面倒なのだが

ヴァレリア >  
「最近は勢力争いも見ないし、退屈なのよね…。
 やっぱり人間の国で遊んでいたほうが楽しいかしら」

グールの操縦する馬車はゆっくりと魔族の国を進んでゆく

その馬車の座席で、ただただ不平不満を漏らしていた

ヴァレリア >  
「──ま、気紛れに戻ってみただけだし…やっぱり人間の国のほうが面白いわね♡」

カラカラカラ
馬車は一通り道なき道を移動し、Uターンして人間の国のほうへと戻ってゆくのでした

ご案内:「魔族の国」からヴァレリアさんが去りました。