2017/06/05 のログ
ご案内:「魔族の国」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 魔族の国の南部、統治者がいない人国との境界線に近い場所。
そこを歩く小さな少年がいる。栗色の髪をした小さな天使 背にはちっちゃな翼を、肩には巨大な大剣を抜き身で背負っている。明らかにバランスの悪そうなシルエットだが、その重量感を感じさせない軽い足取りで少年はとたとたと砂塵の舞う土の上を歩く。

「ついた。ここなら魔族もいっぱいいるから…むふー!」

ふーんと鼻息も荒く少年は担いでた剣を大きく振り回す。
悪い魔族を倒すためにやってきた。街には悪い魔族はなかなかいないからきっとこっちならいるだろうと。
魔族の国、と言っても境界というか人族の区域と曖昧な場所ではある。
まだまだ奥地へいかなければならないが、疲れを感じさせない軽やかな足取りで少年は歩いて行く

シャルティア > 魔族と人国との境界だから、まだどちらと出会うかは分からない。もっと奥地まで行けば魔族が増えるだろうか。砂塵の舞う荒野を、アバウトに方角だけで進む。特にこれといった目的地があるわけでもなく地理はさっぱりなのだ。考えるだけむだというかそもそもそういう部分は考えてない。子供らしい向こう見ずな行動の延長に過ぎないのだ。

「ふむー…おなかすいたなー。」

空を見上げる。魔族の国、というから陰鬱とした空というわけでもなく綺麗な快晴。太陽はいちばんたかいとこ、お昼だ。と、おもむろにぺたーんとその場に座り込む。虚空から出したのはランチバスケット。荒野のど真ん中でのお昼ごはんにするらしい。王都で買ってきたサンドイッチのつまったバスケットをあけると。早速ぱくん、とかぶりつく。

シャルティア > もぐもぐ――ごくん、と最後の一つまで綺麗にたいらげると、バスケットを閉じて再び虚空へとしまう。置いてた大剣を担ぎ直して。今度は空中に舞う。3Mほどの高さを舞うように飛びながら魔族の国のお口へと飛び去っていく。


後日談をしてしまうと、大量の魔族に見つかり追い掛け回されぴぃぃぃぃと泣きながら王都に逃げ戻ったそうな。当然である

ご案内:「魔族の国」からシャルティアさんが去りました。