2017/03/23 のログ
ご案内:「魔族の国」にクルエルさんが現れました。
■クルエル > 魔族の国、その中央付近にある広場
此処は今たったひとりの魔王によって占拠されていた
広場の真ん中には小さな藁葺き屋根の掘っ立て小屋が立ち、
その建物の前には『まおうクルエルのしろ』とミミズのような文字で書かれている
そしてその看板の前で満足気にふんぞり返る少女の姿があった
「うむ、我ながらよい出来だ。
少し小さいかもしれないが文字通り一城の主となったぞ」
やはり魔王はこうでなくては、とうんうん頷く
その周囲ではおぼろげに光る魂がそれに呼応するようにこくんこくんと揺れ動いていた
■クルエル >
「さて、一城の主となったからには次に目指すは一国の主だろうか」
ふむー、と顎に手をあて考える
やがてその場にぺたんと座り込んでさらに考える
クルエルは聡明ではないが考える事のできる魔族である
聡明ではないのでたまにロクでもない答えに辿りつくのが珠に瑕だ
「他の魔王から奪う…いや腕ずくでは無理だ。
せめて魂達を憑依させられる武具が十分にないと…」
死者の魂を操るクルエルの兵隊は文字通り無尽蔵に近い
しかしそれを憑依させる物がなければ兵隊は生まれない
本人には下級魔族程度のスペックしかないが、いざ兵さえ得てしまえばその戦力は他の魔王達にもひけをとらない
…とクルエルは思っている
■クルエル > やがてかくんっとその首が落ちた
同時に小さな寝息も聞こえてくる───
ご案内:「魔族の国」からクルエルさんが去りました。