2016/12/05 のログ
ご案内:「魔族の国」にカレリアさんが現れました。
ご案内:「魔族の国」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「魔族の国」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「魔族の国」にカノンさんが現れました。
ドルクス > 今日はいつもとは一風変わった場所にやってきている
人間の国の王都で言えば富裕地区の店に相当する仕立て屋
普段は使用しないその店の中、愛する彼女が奥で採寸を終えるのを待っている

「こんなにがっつり測るもんなんだ」

サイズを測るだけと思い甘く見ていた
既にかれこれ数十分、不満はないのだが退屈ではある
奥から少しだけ漏れてくるカノンの声に集中

「夫婦なんだから別に一緒でもいいと思うんだけど?
あ、ダメですか…ですよねぇ」

店員に笑顔で首を横に振られながらまた採寸を待つだけの作業に戻る

カノン > 久々に戻ってきたと思ったら
突然つれてこられた仕立て屋さん、体の採寸なんて
されたこともなく
恥ずかしながらも、店員さんの手際のよくされるがままに
鏡の前でクルクル体を回されながら、細かく図られていく

ドルクス > そこから更に待った
退屈すぎて男一人でドレス等を眺めていたせいか道行く女性にありがたい視線を頂いた
メンタル強度が鍛えられつつ採寸が完了したと伝えられカノンを迎えに
いきなり説明も無しに体中計測されたら不安だっただろう

「お疲れ様カノン、これでもう後は店に任せていてくれればいいからね」

軽く抱きしめ頭を撫でる
カノンが安心したのを確認し自身も癒されれば今日の用事は終了
次の来店の日時を軽く打ち合わせすれば晴れて自由の身

「んっんー…何だかいつもより空気が美味しく感じるっ!
カノンはこれからどこか行きたい所はあるかい?」

折角ここまでやって来たのだから採寸だけで帰るのはつまらない
コキコキと身体を伸ばしながらそう問いかけた

カノン > 「うー、、、」

いつもの小さな唸り声、やっと、解放されて出てきたときは、少し疲れてたけど
待ってくれてる彼めがけて、きゅっと抱きついて
頭を撫でられたら嬉しくて尻尾が揺れる。


「このあと?まだどこかいくの?、、、じゃぁ、ドルクスの行きたいとこいくー」

連れてこられたけど、採寸は自分だけの用事。
次は彼の番と、手を伸ばして繋ごうとしながら
彼の行きたいとこを聞いて

ドルクス > 「ごめんごめん、でもまた今度来た時はきっと喜んでくれると思うからさ」

小さな唸り声といつもより強い抱擁
しっかりとケアしたおかげか今は尻尾も気分良く揺れている
良かった良かった

「じゃぁ色々見てみようか、カノンもこっちに来ることはあまりないから新鮮だと思うしね」

自分が行きたい所と言われたのでそう答える
カノンと2人で居られればどこでも楽しめる
なのでカノンの興味を引くものを密かに探しつつ並ぶ店を眺め歩く
装飾品や骨董品、珍しい珍味等と言った一風変わった店まで有る

カノン > 「だってね、お姉さんがあっちこっち測るの」

されたことのない採寸の感想。
また今度もくる?!また、採寸が待ってると勘違いしたまま
眉を寄せて不安そうにしてたけど

彼が見て回るのに着いていく、手を繋いで
知らない地区の売り物を珍しそうに見ながら

彼が帰ってきてからは、食事もちゃんととってるし
毛艶もよくなってる尻尾はご機嫌に揺れながら

ドルクス > 「カノンの身体にきちんと合った物を作るためだから仕方ないさ」

今度と聞いて絶望の表情を浮かべたので採寸は今日で終わりと伝えておく
そんな不満そうな顔をする程嫌だったとは…

「シャンプーとかも買ってみないとなぁ
にしても何で同じ物使っててこんなに違うんだろ?」

カノンの髪と尻尾の毛艶を見て首を傾げる
自分の髪も質が悪い訳では無い、しかしカノンの毛と見比べるとやはり見劣りする
日々のブラッシングが効果を発揮しているのだろうかと思いつつカノンの耳に触れ

「後はペットなんて居たらカノンも留守番できたりするかもね」

小さく笑いながら柔らかいカノンの耳を揉む
クニクニとした感触が心地よく手を離す気になれない

カノン > 「わたし、なくてもよかったのに、、、」

気を使い彼がイロイロ良くしてくれてる
遠慮がちになりながらも
できることで返していってるとこ

掃除も頑張るし
料理も作ることはレシピもたくさん覚えた

「毎日ブラッシングしてくれてるもん。尻尾ふわふわなのすき」

自慢の尻尾がフワフワで毛づやもよくて、一度手に抱えてから離して

「ペットほしいの?私なれるよ?」

彼が別の動物を求めてるのかと、自分が姿を変えていれば
彼も他に動物を探さなくなるなら
狼のままで過ごすのも苦でもなくて

ドルクス > 「折角こんなに可愛いカノンと夫婦になったんだからさ。
いつまでも式を挙げてないってのはどうも、ね?」

それに結婚式は女性の夢とも言う
カノンが少しでも喜んでくれるのならそれだけでやる価値はある

「ブラッシングって効果絶大なんだね。ただ梳いてるだけだと思ってたよ」

スキンシップの一環と思っていたが毎日櫛を通せば髪にかなり良いのかもしれない
自分の髪でも少し試してみようか

「ぶっ…えっと、カノンさん?
ペットになる前にカノンは僕の嫁だって事忘れないでよ?」

それにペットが欲しいと言うよりカノンの気が紛れるならいいかもと思っただけ
そのカノンがペットになったなんて本末転倒だろう
柔らかな耳を撫でる手を一旦離し

「カノンが1人でも平気になれると良いかなと思っただけだから安心してよ
それに動物じゃなくても魔物をペットにするのも流行ってるらしいしね」

カノン > ずいぶん前の気がして
改まるとは、思ってなかった

「ドルクスが喜んでくれるなら、する」

見せる知り合いも、親もいないでも、彼が満足して喜んでくれるなら
それも嬉しいと笑って

「ドルクスの髪じゃあ、お風呂上がりにわたしがとく!」

ブラシかけっこと、楽しむように提案してみて

「うん?ドルクス、、、またどこかいっちゃうの??」

血の気が引くように、一気に不安げに表情がくもる
やっと、かえってきたとこなのに
また、置いていく用意のために、今イロイロ支度されてるのかと、不安になり

ドルクス > 「僕はめっちゃ嬉しいからしよう。その為のドレスなんだしね」

式と言っても盛大にやるつもりはない
ただ2人きりでカノンの花嫁姿が見たかった
その為に今日はカノンに付き合ってもらったのだから

「そう?じゃぁ今夜からカノンに任せてみようかな」

お互いにブラシをかける姿を想像してそれも良いかと頷く
それにそんなに嬉しそうな顔をされては断れるわけがない

「いいや、まだまだカノンが1人でも大丈夫になるまではそんな事しないよ」

ただどうしたらカノンの気持ちが紛れるかなと模索していただけ
またすぐに長い間家を空ける用事なんてない
有っても断りを入れているので大丈夫と不安そうなカノンに言い聞かせ

カノン > 「うん、ドルクスのためならする」

彼が喜んでくれるなら、自分も嬉しいとニコニコしながら返す
ブラシの提案にも、彼に触れて彼のためにできることが増えるなら
嬉しいことだと、満足げに

手を繋いで不安げに陰った表情で見上げてた
今すぐじゃないとは、聞いても
また、その時が来るのは確かなんだろう
いつ来るかもわからない、その時を怖がるようにして見つめ

ドルクス > 「ありがとう、カノンは優しいね」

自分の為なら何でも進んでやってくれるカノン
その姿が愛おしくて握る手にも力がこもる
こんなにできた彼女が自分の嫁だなんて夢のようだ

「カノン、僕が少し離れても大丈夫だと確信できるまではずっと一緒だよ
だからそんな顔しないで…もしダメだった時は一生傍についてるから」

カノンを1人にするのが無理であればそれも有りだろう
自分が離れず常に一緒
少々危険な時もあるだろうがカノンの精神的な負担は軽減できるはずだ

カノン > 仕える人が喜ぶことは自分も嬉しい
ずっと、そうしてきたから
自然なことで

手をぎゅっと握り返し嬉しそうにして
「うん、でも、、、どうしてもなら、お留守番してるからね」

留守番だけなら、何処にも行かず
その場所で待つだけなら、今でも問題なくできるとは、つたえて

ドルクス > 「大丈夫、カノンが辛いなら1人にはしないさ
何の為に夫婦になったのか分からないでしょ?」

少しでも彼女を幸せにするため
不安を取り除くために自分はカノンと結ばれた
だから自分のせいで彼女が傷つくのは有ってはならない事

「それに僕が居ないとカノンの身体が心配で放っておけないよ」

笑みを浮かべ少し茶化してグシグシと頭を撫でる
いつもより少し強めに、そしてしっかりと肩を抱き

「あんまりカノンが可愛い事言うから我慢できないや
何か美味しい物でも買って帰ってゴロゴロしよう?」

そしてその後は…2人きりで楽しみたい
愛する妻にここまで言われたんだから黙ってられない
自分がどれだけカノンを愛しているか、他の何よりも優先する存在だと言葉と行動で示そう

カノン > 頭をグシャグシャに撫でられるのも嬉しい
耳がペタンと伏せてその手の感触にご機嫌になり

体重も戻ってきたから、また数日のぜっしょくくらいは耐えられそうな、いらない自信になってた

「じゃぁね、アップルパイ買って、お家でホットミルクつくる」

甘いものだけど、好きな彼に好きな食べ物と好きな飲み物。好きなものに囲まれて家で過ごそうと提案したら
彼の手を繋いで軽く揺らしながら彼が行く隣で、並んであるいてく

ドルクス > 「あ、それと自分の身体も大切にね?
カノンが倒れたりなんてしたら僕本当に慌てるから、大泣きするからね?」

不穏な予感がしたのでそう言っておく
カノンはただでさえ線が細いのだから絶食なんてもってのほか
きちんと毎日食べて元気よく居て欲しい

「お、いいねぇ。じゃぁ焼き立てを買って帰ろう」

アップルパイは自分も大好き
パイ全体が好きとも言える、あのサクサクシットリがたまらない
早速いつもの店に向かい歩き始める
幸せそうな2人はそのまま仲睦まじく進んでいった

ご案内:「魔族の国」からカノンさんが去りました。
ご案内:「魔族の国」からドルクスさんが去りました。