2016/09/15 のログ
ご案内:「魔族の国」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「魔族の国」にカノンさんが現れました。
ドルクス > 「はぁ、ここはいつ来ても魔素が濃くて快適だよ」

やってきました魔族の国
シェンヤンを離れのんびり楽しくのを超え山を越え
どこを見ても魔族魔族魔族
稀に人間やミレー族も居るが殆どは魔族のみ

「ここが魔族の国、人間と血で血を洗う戦争を繰り返す魔族達の国だよ
何か感想はある?」

隣に立つカノンに問いかける
恐らくは初めて来たであろう魔族の国
きっとシェンヤンと同じで珍しい物ばかりだろう

カノン > 「…んー…なんだか、面白いとこ」

隣の主人に手を繋ぎながら、軽く揺らしたりとご機嫌
まわりをみても、人が少ないから
逆に、王都よりも緊張がなく

シェンヤンで買ってもらった白いロングチャイナ
恥ずかしいながらも気に入っては身に付けるまま
布の下で、控えめに尻尾を揺らしながら
隣をみやって

「主さまは…ここにいたの?」

ドルクス > 「でしょう?
ここは人間の国と違って割と自由な所が多いんだよ
だから物も魔族もたくさん集まるってわけ」

魔族と親交があったり奴隷であったり
どちらにしても人間は居るには居るが本当に数が少ない
ここで人間を見れたら運が良いと言えるほど

「あぁ、まだ小さかった頃にね。両親はもう居ないけど家ぐらいは残ってるかな?」

久しぶりの故郷の空気を味わいつつ思い出す
何も考えず走り回り悪戯も仕掛けた懐かしい記憶を
何で小さい頃は覗きがばれても怒られなかったのに今は違うのかと余計なことまで考える

「まぁそれはともかく、折角魔族の国に来たんだから何か見てみたいものとかはある?
どこへでもエスコートするよ」

そういってカノンの腰を抱き自身の方へ引き寄せる
シェンヤンでの一件以来、カノンへの愛しさが爆発している
そのせいで人前でもこんな事もしょっちゅうしてくるようになった

カノン > 「王都も好きだけど…こっちのが好きかも」

種族の自由さが目に見えてわかる雰囲気
主人は隠してるけど、角や羽を隠さず出したままの人もいて

「主さまの、お家みてみたい…近くでもいいよ?」

家があるのかなと、自分の知らないころの主人の過去に近づける気がして
少し遠慮気味に告げてみる
腰に感じた手の感触に、ドキッとするけど
嬉しくも身をよせて、照れくさく少しうつむき気味になるけど

ドルクス > 「そう?…確かに人は居ないし、気楽と言えばそうかもね」

人間にまだ少しトラウマのあるカノンにとってはその通りかもしれない
角や翼、触覚まで生えた者まで居るここは面白さもあって気に入ってもらえたらしい

「家か…誰も住んでなかったらいいけど、見に行ってみようか」

カノンを抱きながらのんびり歩きだす
この国ではシェンヤンや王都と違い警戒もしなくていいのでかなり気楽だ
カノンにも幻覚はかけていないのでカノンの美貌に振り向く男もちらほら
そんなカノンを抱く自身には嫉妬の目線が突き刺さる

「襲われないように気をつけよ……あ、見えてきたよ
あの家が僕が住んでた家だよ」

指さす先には周りにある家とそんなに変わらない一軒家
明かりもなく誰かが住んでいるわけではなさそうだ

カノン > 歩く人種がイロイロいるだけ
なにやら視線に気づくけど、主人が抱いてくれてる安心もあり
怖がることもなく共に歩き進めていくと

「誰もいないかな…入ったらダメかな」

見えてきた一軒家を指さされ少し早足になりかける
昔の主人のいた居場所、幼い頃過ごしただろう場所
チラっと隣を見れば、自分よりも背が高い主人だけど
幼い頃を想像してはつい、表情も綻んで

ドルクス > 「誰も居ないんじゃないかなぁ…まぁ居たら謝って逃げよう」

家に辿り着き外観を見る
手入れがされてなかったのかかなり傷んでいる
これなら家主なんていないだろうと扉に手をかけ

「解除っと。誰が鍵かけてたのかな?」

鍵は魔法でサクッと解除
中に入れば少し埃っぽいが…家具や物は昔と変わらず残っている

「うぇ、だれか掃除してくれたっていいのに…でもこれなら色々残ってるかもね」

久々の我が家に足を踏み入れ物色していく

カノン > 主人の家、それだけで嬉しくて楽しみで
しっぽが揺れる
周囲に人もいなければ、安心して生足と共に尻尾が揺れ覗いて

室内に入れば少し埃っぽい
どのくらいぶりの空気か

鼻先を伸ばしてクンクンと…

「主さまの匂いがする」

嗅覚の鋭さ埃以外、他人の匂いもなければ
気づくのは微かな匂い

辿るように奥の部屋へとむかって

ドルクス > 「え、ホント?」

もう何年も離れていたのに匂いが残っているのに驚き
それを嗅ぎ分けたカノンにも更に驚く
室内なので安心してか尻尾が外よりも揺れている
スカートを履いてもらえば何だか素敵な事が起こるかもしれないと心のメモに刻む

「そっちに行くなら奥から二番目が確か僕の部屋だったと思うよ」

カノンが何かを辿って歩いていくのでそう言っておく
かつての自分の部屋、そこには木の模型や探検
後は隅に纏められた玩具と…子供らしい部屋となっている

「父さんと母さん、隠し財産とか残してないかな?」

そして自分はそんなある筈もない物を探してウロウロ

カノン > 「うん、わかる。締め切ってたから
 空気が昔のまま…」

クンクン鼻先を動かしながら、教えられた部屋の前に止まる
おそるおそる手で押すようにしてみたら
扉が開いて

主人の部屋、誇りをかぶってはいるけど
部屋に入ると、嬉しくて尻尾も反応

「主さまの部屋だ」

満面の笑みで見て回る、主人は別の部屋を探検してるようで…
部屋から出たら主人を探しにむかって

ドルクス > 「そうなんだ…って、昔のまんまは汚いし喚起しなきゃ」

窓を開けて新鮮な空気を送る
ついでに誇りも風魔法で外へと追い出し

「ここにもない、と言うか金銭類が一切無しかぁ」

期待はしていなかったがトレジャーハントは失敗に終わった
カノンが戻ってくれば満足そうな笑顔が伺える
可愛いのでとりあえず頭を撫でて

「僕の部屋はどうだったカノン?
あ、それとしばらくはここを拠点にしようと思うんだけど」

シェンヤンは諸事情で長居ができなかったがここならそんな心配はない
暫くはのんびりできるし宿代も浮くので一石二鳥だ

カノン > 窓が開いて風が流れる
昔の空気と今の空気が混ざって綺麗になって

主人の傍に戻れば撫でられるのが嬉しくて
きゅっと腰あたりに腕を回し抱きつこうと

「んー…小さい主さまがいるみたいだった」

撫でられて嬉しくて、顔をあげて印象だけの感想を

「ここで住めるの?ほんと?嬉しい…
 お願いしょうと思ってたの」

主人の家に居られる。主人には伝わらないかもしれないけど
自分の中では、嬉しいことづくしで

ドルクス > 「小さい僕…子供の頃って馬鹿ばっかりしてたなぁ」

何も考えず遊んでた、位しか記憶にない
カノンを片腕で抱きしめ返しつつ掃除を終え

「そうなの?じゃぁちょうどいいし暫くはここでのんびりかな
食材はまだ買いに行く程でもないし…うん、掃除かな」

カノンも賛成となれば家を暮らしやすく掃除、並びにいろいろと補修しないと
そういった作業は魔法が便利なので自分が、カノンには食事の用意を任せ分担することに

「じゃぁカノンは料理をお願い。美味しいのを期待してるよ」

旅の間は交代で料理をしていたのでカノンの腕は信頼している
なので今は心を無にして掃除と修復をする
作業の邪魔なのでコートはソファにでもかけておく

カノン > 「小さい主さま…可愛いかも」

今よりも小さい、自分よりも小さい頃を想像しては楽しくなる
抱きついてたのを離れて…少し照れくさそうに告げれば
恥ずかしく逃げるように

「料理、わかったがんばる…終わったら、一緒に寝よね?」

キッチンも主人の魔法のおかげで掃除され
使えるほどになれば

主人の出してくれた残り食材で…なにかできるのを少し考えて
作り始めるのだろうけど

ドルクス > 「んークソガキの予感がするけどね」

かなり早い段階から異性に興味が有り
自分が子供という事を100%利用していた
カノンみたいな美人にくっついて何もしない訳がない

「もちろんさ
カノンと一緒に眠らないと隣が寂しいしね」

ご褒美もありやる気は十分
一通りの掃除を終えれば外から地道にリペアをかけていく
家一軒丸ごと一気にできればよかったのだがそこまで習熟はしていなかった
料理が完成する頃には腹の虫が鳴きだして家の修繕も終わっていた

カノン > 残り物でとりあえず…

簡単なスープと残りのパン
残してたお肉を香草と一緒に軽く焼いたりして

「主さま、できたー」

キッチンから完成するくらいに、どこかで掃除か修復かしてくれてる主人にむけて
声をかける

ここに少し居るのであれば、残りものをいろいろ混ぜて
いれて…夕食分くらいは十分なくらい

ドルクス > 「あ゛ぁ゛ぁ…疲れた」

肉体労働で疲れた体と空きっ腹
良い香りが鼻腔を擽り胃を刺激する

「ありがとーカノン、良い匂いだ…お腹減ったよ」

あの食材でよくできたなと言える食事が並んでいる
明日は買い物をして…と考えつつ席に着き

「じゃ、いただきます」

カノン > 「今度ね、お買い物もいきたい」

ここにしばらく住めるというだけで
嬉しいようで
尻尾を揺らしたまま楽しそうに話しをしながら

主人が席につけば用意をして…

「どうぞ…せっかくだから、いろんなの入れた」

向き合うように座れば、食事を食べ始める
一軒家で過ごす
宿でもなく野宿でもなく
誰に気兼ねするでもない場所が嬉しくて

ドルクス > 「あぁ、どうせ明日は食材も買いに行かないとだし
その時に色々見て回ろうか」

これからの事を考えれば楽しそうな想像が広がる
カノンも満足そうなのでよかったよかった

「旅では見れない豪勢な料理だよね
明日は多分これより凄い事になると思うけど」

食事を終えれば片付けを
それも終わればのんびりとソファに腰かける
やはり実家の安心感と言うのか…手足を伸ばして楽な姿勢になれば眠ってしまいそう

「ふぁ…家って大事なんだな…」

ため息交じりにつぶやく
根無し草であちこち渡り歩いていた時とは違う
完全に気を抜いた状態でゴロゴロ

カノン > 食べ終えて…
片付けも済ませて…

昨日までとは違う
住まいのある場所、ソファーにくつろぐ主人の傍に近寄って

「主さま、片付け終わった」

腰を下ろしてるその隣に座り、主人にもたれ掛かろうとしながら

ドルクス > 「お疲れ様ーありがとねカノン」

手伝ったとはいえ片づけは殆ど任せてしまった
カノンの優しさに甘えてしまっているのを身に染みて感じる

「…こうしてるとなんだか夫婦みたいだよね」

隣に座ったカノンの髪を撫でる
自分と似た灰色の髪、サラサラとした手触りのそれはいつまでも触っていたくなる

「あ、でも主だから正確には飼い主ってことになるのかな?」

主と…ペット?
いや、こんなに綺麗なペットが居てたまるか

カノン > 隣でもたれ掛かり触れてる場所から暖かく感じて
髪を撫でられたら、その手に頭を寄せつつ

「ふーふ……ペット、でいいよ?」

思わず顔が真っ赤になる言葉に
自分でも驚くくらい顔が熱くなる
手で覚ますように頬に当てながら

勘違いしそうになるのを卑下するように、自分の居場所を伝えて

ドルクス > 「そっか…うん?」

ペットで良いと言われてどこか少し寂しくは思った
が、隣を見ればリンゴのように赤くなったカノンの顔
それを手で隠している様だが…何だこの可愛い生き物

「…僕が嫁にするって誰かを連れてくる事は無いよ
カノンより魅力的な相手は居ないだろうし」

美人で家事全般をこなし優しく自分の事を一身に愛してくれて美人
こんな女性は今まで出会った事は無かった

カノン > 主人の話を途中まで聞いてて
ヒヤヒヤしてた…誰か連れてくることが、この先あるのかと…

思わず、顔を冷やしてた手を離して

「そんな人きたら、やだな」

小さくも意思表示したヤキモチ、上着を引っ張るようにして
くちづけをねだるように、背中を伸ばし

「ちゃんと好きだから、一緒にいるのっ」

ドルクス > 「いや、だからそんなの…」

言葉の途中でカノンの表情が目に移る
不安と怒り、あとは嫉妬だろうか
そんなカノンの顔がすぐそこに…自然と唇を重ねる

「そんな人は来ないよ、愛してるカノンを置いて別の相手を連れてくる訳ないでしょ」

補正はもちろん好きだしいまだに目線を持っていかれることもある
けれどそんなクズの様なまねはしない
両親の様な愛し合っている関係に強い憧れを持っているのかもしれない
それに、カノン以外の相手は今のところ考えられない

カノン > 「うん…わかってるもん」

嘘はない主人の言葉、口づけをもらえば肩くらいに
顔をくっつけて

「うん…ずっといるから、捨てちゃやだ」

手で主人の上着掴んだまま頷いて
気持ちを伝えても伝えても足りないくらい大好きなこと
優しい主人の愛情を感じていたくて

ドルクス > 「分かってくれたなら良かったよ…安心していい」

抱きしめながら頭を撫で

「捨てるもんか、カノンを捨てようと思った事なんてないし
これからだってそんなこと有り得ないよ」

拾った直後であれば有り得たかもしれない
だがもうそんな事はできない
捨てられる程自分の中でカノンは軽い存在ではなくなってしまった

「何があってもカノンは手放さないよ
そんな無責任な主になった覚えもないしね?」

カノン > 「よかった…」

存在を認められるような腕の中、抱きしめられることは好きで
主人の腕の感触が安心感にかわり

目を閉じれば…

「主さま、ベッドいこ?せっかくなのに。ソファーで寝ちゃいそう」

少しの眠気もあるけど、ただくっついていたいだけ
まだ眠らなくても、柔らかく暖かいとこを求めて

ドルクス > 「心配性だねカノンは」

カノンが安心した様子に一安心
抱きしめた感触が心地良くずっと抱きしめていたい

「それも良いと思うけど…ま、寝るならちゃんとベッドに行かないとね」

興奮もあって少し目が冴えてたが
食後と肉体労働を終えていう事もありだいぶ眠くもなってきた
そうと決まれば両親に寝室へ向かう
今夜はこのままゆったりとカノンと過ごすことになるだろう

カノン > 「大好きだもん…主さまが」

抱き込まれて、離れて…寝室に向かう
純粋に、ただ…触れられていたい、それだけ
大きめのベッドは、柔らかくて
心地よくて…
主人の隣で体を寄せながら

「主さまと、主さまの匂いと…ベッドと…幸せなのいっぱいある」

ドルクス > 「幸せいっぱいならそんなに素敵な事はないね」

抱きしめる感触に甘い香り
こうして触れているだけで幸せを感じれる

「これからも幸せになるよ、もちろん僕の腕の中で
だから…カノンに不幸が寄って来たら僕が追い払うよ」

抱きしめたまま眠りにつく
カノンを狙って起こる不幸はすべて叩き潰す
そう伝え、自分にも言い聞かせる
絶対にこの子は幸せにして見せる、と

カノン > 「うん、主さまがいるだけでいい」

隣で寝転がりながら、それでも暖かい気持ちも伝えてくれる

腕に抱かれていれば、コチラの手は主人の胸元に添えたまま
眠気はすぐに
主人の言葉も最後まで聞こえたのは夢の中か

青い瞳をとじて、続きの幸せを夢に見るように

室内には規則ただしい寝息がたち…

ご案内:「魔族の国」からカノンさんが去りました。
ご案内:「魔族の国」からドルクスさんが去りました。