2015/12/17 のログ
ご案内:「魔族の国 ―森―」にフレイさんが現れました。
フレイ > いつものように空間を裂き、城から森の中へと姿を現す。
手には籐のような植物で編んだ籠。
落ち葉もあれば小枝も落ちているが、その上を歩いても音1つする事はない。
埃ひとつ、彼女につく事が許されていないかのよう。
奥へと歩む足に迷いはなく、慣れている事がうかがい知れるだろう。
そのまま進めば、美しい湖の側に出る。
その水場の近くに自生する薬草、それに用事があるのだ。
軽く腰を落とし、取り過ぎない程度に集めて行く。
無くしてしまっては意味がない。
そんな愚挙はせず、まるで間引くように丁寧に薬草を集め、籠の中へと大事そうに入れてゆく。

フレイ > 集めるのはそのひと種類だけではない。
少し離れた所に咲く深紅の花
青白い光を帯びる樹木に生る白い果実
黒い色の穂のついた草
それらを丁寧に集め、混ざらないように注意して籠に入れる。
籠の中には皮袋も入れてり、その中に集めたものを丁寧に入れて行く。
ある程度集まれば少し休息を取ろうと、湖の側に腰を下ろして軽く息を吐き出す。

フレイ > 薬草も集まったし、後はそれらを合成していくだけ。
暫くの間、湖面を見つめて色々と思考を巡らせていたものの、そうもしてはいられない。
そう言えばそろそろ、前に手を入れた薬草がそろそろ薬となる頃。
とは言ってもまだ手がかかる為に一旦城に戻ろうかと立ち上がり、手を翳す。
目の前の空間が綺麗に裂け、その中に足を進める。
姿が異空間に消えれば同時にパチッと言う小さな音と物い空間が閉じてしまう。
そうすれば後は、静寂が訪れるのみで………

ご案内:「魔族の国 ―森―」からフレイさんが去りました。