2015/10/31 のログ
ご案内:「魔族の国」に魔王ベルフェゴールさんが現れました。
■魔王ベルフェゴール > (魔族の国の、とある山脈の一角、高い岩肌に木々や苔が生い茂り、深い森のようになっているそこに、金属質の翡翠の宝石を埋め込んだような球体が挟まっていた。ずいぶんと長い間そのままになっていたようで、苔に覆われ、薄汚れている。その中に一人の少女が居た)
『ん~……後、5年………zzz』
(その球体の中は、ふかふかのベッドという表現が似合う、快適そうな空間。そこでこの少女は、百年ほど眠り続けていた。少女の名は、大罪『怠惰』の魔王ベルフェゴール。あまりに怠け者過ぎて、この場所で一世紀も眠っていたのであるが、ここ数年、他の魔王の活動などの魔力を感じ取り目覚めそうになっている。)
■魔王ベルフェゴール > (不意に、球体がけたたましいサイレンのような大きな音と共に、翡翠の宝石が光りだす。まるで戦争がはじまるかのような轟音に辺りの鳥や動物が一斉に逃げ出して)
『あ~もぅっ……わかったよ…起きるよ…起きればいいんでしょ………ん~………ぽちっと』
(アイマスクにパジャマ姿、ぬいぐるみを抱いたまま、アイマスクもとらずにうろうろと手で探り、何かのコントローラーのスイッチを一つ押すと)
【Setup FireBlow】
(球体から機械的な音声が響くと、球体の周囲の空間に亀裂が入り、十体ほどのプロペラを備えた飛行体が姿を現す。それらが、散り散りに飛び散れば)
『…………綺麗にして』
(当の本人はアイマスクのままでなにやらコントローラーを操作する。同時に、散り散りになった飛行体が一斉に銃口を球体とその周囲に向け。一斉放射。轟音と共に辺りが爆炎と衝撃に包まれていく)
■魔王ベルフェゴール > (一分ほどの一斉放射が終わったころ、辺りはまるで荒野いうべき何もない荒地へと姿を変える。そこに傷一つなく佇む球体ひとつ。それが不意に割れるように形を変えて中が開く)
『ん~っ……ふぁぁ………よく…寝た』
(球体がまるで半円のソファのような形状に変化すればそこでグーッと両手を伸ばして欠伸を零すアイマスク着用のパジャマ姿の幼女が一人。ここ数年の数度の二度寝三度寝を繰り返し、やっと目覚めたようだ)
『にしても…魔族の国もずいぶんと真っ暗になったなぁ。滅びちゃった?』
(まだアイマスクをとってないから何も見えてないだけ)
ご案内:「魔族の国」にアエーシュマさんが現れました。
■アエーシュマ > (山脈の一角の、深い森の中にぽっかりと出来上がった荒地に、どこからともなく女が現れる。赤紫の薄布を重ねたようなロングスカートのスリットから、肉感的な褐色の脚を惜しげもなく晒して歩き。向かうのは、荒地の中心の球体。それが半円のソファ型になった中にいる幼女を目に留め、紅眼が細く弧を描く。)
……あはっ♪ お寝坊さんなベルフェゴール。そのマスクを取ってごらん。
(幼女の寝ぼけた発言に楽しげな笑みでそう告げて。)
■魔王ベルフェゴール > (ペタンと座ったまま首をかしげて、それからその姿勢でまた眠りかけてウトウトしていると不意に声をかけられて)
『あ、そっか…マスクしたままだった……………眩しい』
(誰かは知らないがそう言われてマスクをとると、なんせ百年ぶりに眼球を使ったものだからすごく眩しかった。両手で顔を覆って)
『眠い』
(また寝そう)
■アエーシュマ > (自身の言葉に素直にマスクを外した幼女は、すぐに両手でその顔を覆ってしまった。今にも眠りに落ちてしまいそうな幼女へ手が届く距離まで近づけば、そのふっくら柔らかそうな頬に手を伸ばし。)
んーもぅ、ベルフェゴール。大罪の集まりにも顔を出さないで、まだ寝るつもりぃ?
(にっこり笑顔で、きゅむ、とほっぺを抓って差し上げようか。)
■魔王ベルフェゴール > 『う゛~…い~た~い~…や~め~ろ~よ~』
(実際はそんなに痛くないけど両手でアエーシュマの手首を掴んで抵抗。超非力。けれどやっとのことで眠そうな目が半分開いた)
『嗚呼、誰かと思えば色欲の…』
(そもそもソファーモードとはいえ、この部屋に自分の許可なくするっと踏み込める者なんて知れている。自分と同じ、大罪に属する魔王の一人くらいだ。その姿と声に、いや、姿は彼女はしょっちゅう変わるが、雰囲気とかで察する)
『色欲の……』
(けれど名前が出てこない)
■アエーシュマ > (か弱い抵抗につねることは止めてあげよう。幼女の寝ぼけ眼がようやくうっすら開いてくれば、小首を傾げて笑顔で見つめ。)
……うん♪
(もう片方の手で寝癖くるくるの頭を撫でながら、待つ。……待つ。……待った。しかし幼女の口から自身の名前が出てこない。再び頬をつねる。)
アエーシュマ。アスモデウスって言った方がわかるぅ?
(くすくす、と吐息混じりの笑みを零して。)
■魔王ベルフェゴール > 『う゛~…い~た~い~…や~め~ろ~よ~』
(リプレイ。新しい台詞すら怠けた)
『思い出した、アスモデウスだ…だって君、しょっちゅう姿変わるじゃん。視力と脳の無駄遣いになるから統一してよ…』
(つねるのを止めてくれれば頬を擦りつつ、眠そうな目のまま愚痴たれる。それから何やらソファの壁の辺りを操作すると、何やら半透明の画面のような物が浮かび上がり、自分が寝ていた間の軍勢のアップデート情報を調べ)
『にしてもボク、けっこ~寝てたみたいだね。準備してたダンジョンもそろそろできるみたい。』
(眠りにつく前にプログラムしておいたこっそりダンジョン製作がそろそろ佳境に入っているらしい情報を得て)
『集まりがあったってことは。何かあったりした?人間が張り切ってるとか。近頃、なんか騒がしかったから…おかげで目ぇ覚めちゃった』
(一応の組織とはいえ、大罪が集まるのは割と大事だったりする場合もあるので一応問う)
■アエーシュマ > (幼女の不平も何のその。彼女の口から自分の名前が出てくれば、嬉しそうに表情緩ませ。)
仕方ないのぉ……ずっと同じ姿じゃマンネリしちゃうでしょぉ?
(ちろ、と赤い舌を覗かせて小悪魔のように微笑み。
彼女が何やら操作を始めると邪魔になるとか気にもせず、隣へ腰掛けようとして。)
一世紀は、さすがに魔族にとっても少しとは言わないよねぇ。
……そ。最近では人間がはしゃいじゃってるみたぁい♪
(だが、特に重要なことではない、と付け足して。
拒まれなければ幼女の腹に手を伸ばして抱きついてしまおうとする。)