2015/10/09 のログ
ご案内:「魔族の国」にレイヴさんが現れました。
■レイヴ > (魔族にとて営みはある。故に、街も存在する。
もちろんそれは、人間たちのそれとは随分と違った社会構造によって成り立っているものであるから、人間たちの街とは随分違う場合もある。
例えば、町中で堂々と犯される人間の女たちであったりとか、強者が弱者を公然と嬲っていたりであったりとか。)
―――いやぁ、最近は人間の街も変わんねェか。
(何がそんなに愉しいのか。面白いのか。
何とも機嫌よさげに、愉快げに。
笑みを浮かべた魔族の男が嘯いた。街の目抜き通りの広場。
男の視線の先には、おそらく人間の領土から攫われてきたであろう人間の女たちの姿があった。
人間と一口に言っても、厳密には様々な種族がいた。耳の長いエルフ族や、褐色のダークエルフ、ドワーフの姿も見て取れる。中にはミレー族の女も交じっているようであった。
しかしそんな様々な姿の女たちは、しかし皆一様に全裸に向かれて道行く魔族達にその尻を突き出すような形で、ギロチン台のような器具に拘束されている。
そのように「設置」された「公衆便女」たちを使う者は、存外多い。どうやら、まだ新しいようだ。)
■レイヴ > (流石に、未だにここまで酷くはなっていないだろう。おそらく。たぶん。
さてどうだったかね、と。
その異常な光景を見つめながら男は笑い。)
久しぶりに、人間の街の様子でも見に行ってみるかねぇ。
(そんな言葉を零す。代わる代わる、数多の魔族に凌辱されて泣き叫ぶ女。
あるいは、ここに来るまでは処女であったのかも知れないと思わせる若さだ。
否、今の王国の状態を考えれば、年齢で乙女か否かを推し量る事はできまい。
男はその光景に背を向けて、ゆらゆらと歩き出した。背後からは未だに、女の泣き叫ぶ声が聞こえる。
それも、じきに聞こえなくなるだろう。
瞳から光が消え、呼吸の音が壊れたポンプの出すような音色になるまではそう遠くあるまい。
さて、次に己がここを訪れる頃には彼女たちはどうなっているのだろう。
そんな事を少しの間考え、そしてすぐに飽いて別の事を考え始めたとき、すでにその周囲に男の気配は微塵もなかった。)
ご案内:「魔族の国」からレイヴさんが去りました。