2017/08/12 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」に天姫さんが現れました。
天姫 >  
間もなく森が開ける
広い樹海を経て、真っ直ぐに山を降りてきた

邪魔な大木を斬り倒し、ちょっかいをかけてくる妖怪を殴り倒し

ようやく、その"鬼"の世界は開けた

「──うむ、漸く下山じゃ」

人の手が入っているとは言い難いも、とりあえずの平地
山道と違い、開放感もあれば…そら、適当に腰をかけ休めるような切り株もある

「はぁー。
 もう鬱蒼とした山暮らしは懲り懲りじゃわい…。
 妖仙どもは帝国だかなんだかの道士と争うことばっかりじゃし、
 人も迷い込まんでは遊び相手にも不足不足の大不足じゃ」

大きく伸びをするようにぐーっと背筋を伸ばす
山の中、しかも洞窟暮らしにとっては久しぶりの日の下、落ちかけた夕日が片方残った眼に差し込む

天姫 >  
「遊び相手欲しさに人の街のほうに殴り込めばまーた妖仙どもがグチグチネチネチ言うて来るのじゃろうが、
 ふふん、本拠地であるこの山を脱してしまえば此方のものよ」

木樹生い茂る森の先、
八卦山と呼ばれるらしいその山を様を見ろと言わんばかりに睨めつけ嘲笑う

「あの妖仙どもと張り合っておるのだ。
 当然帝国とやらにも誉れ高い猛者達が大勢いるに違いない。
 そう、そして南蛮とやらにも是非行ってみたい」

北方の人間が南蛮、と呼ぶ国があるらしい
そちらの国にも優れた剣士などがいたり、こちらでいう妖仙や妖怪のような…
魔族だとかいう強い連中がいるのだそうな

「ふふふ、血湧き肉躍るとはまさにこのこと。
 間もなく日が沈み星が顔を出すというのに、昂ぶって眠れぬではないかな」