2016/09/07 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」にカノンさんが現れました。
■ドルクス > 北方帝国に存在する八卦山
地上の魔界やら何やらと噂を聞くものの少し険しい山ぐらいにしか思えない
「てのがここまで来た僕の感想なんだけど…カノンはどう思う?」
荷物は魔法で収納できるので手ぶら
呑気にハイキングぐらいの気持ちで登っていたがカノンにも感想を聞いてみる
見た事もないような魔物とか仙人とやらにはまだ出会えてはいない
■カノン > 「山ばっかり」
景色としては、つまらないらしく見飽きたような返事
「でも…主さまがいるから、たのしい」
足元の道を見つめてたけど顔を少しあげてはニコニコと笑顔が浮かんで
隣をあるく主人の手をとり繋ごうとして手を伸ばし
■ドルクス > 「うん、とてもシンプルで的を射た意見ありがとう」
確かに見渡す限り木か山、たまに川ぐらい
村で暮らし山になれていたカノンにとっては面白い物は無いに等しいか
「そう言ってもらえると主人冥利に尽きるよ
けどまぁもうすぐシェンヤンも見えて来る筈だし、楽しみにしてて?」
手を握り、また歩き始める
普通の山歩きで手を繋いで仲良くというのはあまりお勧めできないが
片や山に慣れた獣人、もう片方は人の何倍もタフな魔人
こんな山でも少し急な坂とそう変わらないのだから手ぐらい繋いでも問題なし
「妖怪とか仙人?そういう連中には会ってみたいなぁ、何だか面白そうだし」
■カノン > 「うん…あのね、シェンヤン?着いたらね」
手を繋がれて、嬉しく感じて尻尾が揺れる
足元は慣れてるからか軽く跳ねるように歩きながら
「これに…赤いのつけたい」
白いチョーカーを空いてる片手の指で弄りながら
少し言いにくそうに、主人を伺うよう見上げて
チャームのようなものをおねだりするように
「妖怪とか仙人いるかなあ…」
あたりを見回しても、耳を動かしても
そのような物音もなくて
■ドルクス > 「んー赤いの?」
チョーカーをなぞりながらのおねだり
もちろん応えたいが…赤いのをつけたい?
少し考え気が付き、頷く
「確かにチョーカーだけってのは物足りないよね
カノンもそういうの好きだったんだ、ちょっと意外かも」
貴金属、指輪やネックレスは邪魔になるとカノンはあまり好きじゃないイメージだった
女の子らしい可愛い申し出に笑顔を浮かべ承諾する
シェンヤンでよさそうなものを見繕わないと
「妖怪って山で人を惑わして食べたりするらしいけど…幻覚が効かないからこないかなぁ」
幻覚はこっちだって自信を持ってる
一応警戒もしているせいで出てこないのかもしれない
取って食われるよりはいいのだが…観光にならないので少し残念でもある
■カノン > 「あのね…」
言い出したものの、少し照れくさくて足元に視線を落としながら歩いてて
「主さまの瞳の色と同じだから…」
少しでも近いものを同じものを見につけていたいと考えたから
好きな人とお揃い、そんな感覚
装飾や宝石に興味はそこまで強くないけど
主人が見つめてくれる瞳の色がいつも好きだから
「それなら、出てこなくていい…食べられるのいやだもん」
幻覚の化かし合い、自分にはできない能力だけど
自分にかけられたら嫌だと思ってしまうから
■ドルクス > 「……よし、必ず良い物を見つけよう」
自分の瞳の色だからそれを身に着けたいと言われたら…そりゃ張り切ってしまう
必ず赤、この瞳と同じ様で尚且つ良い物を探し出してみせる
「それは僕も嫌だけど…ちょっと興味はあるんだよね
不老不死になった人間とか正体不明の魔物とか、まぁ殺し合いになるなら逃げるけど」
会ってみたいし少し位ならその幻覚にかかってみたい
未知の存在や力にはどうしても興味がそそられてしまう
「……やっと見えてきた。ほらカノン、あれが僕らの目指すシェンヤンだよ」
かなり標高が高い所まで来たおかげで遠くにシェンヤンが見下ろせる
実際に目標が見えたおかげで少し心持が楽になった
■カノン > 「あ…、なんでもいいから、普通ので…」
なんだか張り切ったような返事で心配になる
繋いだ手を軽く引っぱるように
おねだりはしたものの…遠慮気味に
興味ありそうな幻覚の話をしてる主人を少し心配しながら
なにか言いかけようとしたときに
「もう少し?」
見えてきたシェンヤンの街並み、きっちりしたカタチで
あと少し頑張れば、着くことに楽しみが湧いてきて
「主さま、早くいこ」
見たことないカタチ、見たことない建物のつくり
主人の手を少し引くように
■ドルクス > 「普通に良い物を探すさ、任せといて」
カノンから物のおねだりはかなり珍しい
チョーカーからは…もしかして今まで碌にないかもしれない
そんな数少ない機会なのだからきっちり応えないと
もう少しお願いの回数を増やしてくれても張り合いがあるんだけど
「そうあれ、こうしてみてもデカいし流石は帝国
形も珍し…って分かったよ、じゃぁ向かおうか」
はっきりと自分の目で位置を見たので迷う事は無い
この調子なら明日には辿り着けるだろう
「あそこは人間以外にも割と肝要だし結構過ごしやすいかもね」
まぁ魔族はどこでもアウトなので自分には関係ないが
でももしかしたらカノンの様に美人な獣人達も居るかもしれない
シェンヤンは美人が多いと聞いた事もあるので……とても楽しみだ
■カノン > 「今夜は野宿?」
見えてるけど距離としては、まだ遠いようで
歩くスピードも主人と同じくらいに
また、ゆっくりに戻りながら
「主さまみたいな人もたくさんいるの?」
主人は魔族というけど見た目には人間と同じにみえる
羽があるわけでも角があるわけでもないから
主人以外の魔族を知らなくて…
■ドルクス > 「そうだね、またカノンに温めてもらうよ」
狼状態のカノンは毛皮のおかげで暖かく冷える夜には団を取るのに最適
なのでたまに冷える夜はお世話になっていてとても心地よく睡眠できる
なのでのんびりと歩きながら今日はどうなるかなんて考えたり
「表向きは居ない、でも居るだろうねぇ
ちゃんと力を隠して外見を変えたりすれば街に入るなんて簡単だし
シェンヤンは少し王都よりもやりにくいらしいけどそれでも居る所には居るさ」
角と羽を生やして漆黒のマントを翻しでもしない限りすぐにはばれない
最近はそういう魔族は少ない傾向にある
貴族や王族の魔族を除けば
「ちなみに僕はやろうと思えば翼も角も生やるよ、普段は邪魔だからこんなだけど」
■カノン > 「うん、くっついてく、私も主さまがあったかいからいい」
ちゃんと役に立ててるようで満足げに笑みがうかぶ
居ないけど居る…自分にはその見分けはつかないけど
「主さまは………今のままが好き」
姿はどうかわっても気持ちは動かないけど
最初に出会った姿に馴染みあるから
手を軽く揺らしながら、主人を見つめては笑って
■ドルクス > 「生きた毛布って言うのかな
あの暖かさって癖になるんだよね」
熱すぎずかといって物足りないわけではない
丁度いいぎりぎりを攻める温度と言った所か
あれはぜひ誰しもが一度は体験してみると良いと思う
「はっは、安心していいよ
今の姿に角と翼が生えるだけだし、いろいろ邪魔すぎて生やす気にならないから」
はっきり言って角と翼は邪魔な事の方が多い
羽は寝るのに邪魔だし角は寝がえりに邪魔
戦闘でも空で翼を狙われて落ちるなんて馬鹿としか思えない
それにカノンに今のままが好きと言われたので今後も生やす予定はなくなった
その後ものんびりと山道を進み、川に差し掛かった頃
「少し太陽が下がってきたし…ここで野宿にしようか
川も近くて丁度いいや」
川の近くで日も傾いてきた
ここらで休んで明日には…よし、いける
■カノン > 「狼体温だから?」
人肌とは違う、毛皮があるから…主人に抱き込まれて眠るのは
心地よくて
「あ、でも誰にでもしないからねっ、主さまだけ」
他に気を許すつもりもなければ
触れられるのも嫌悪感になりそうで
安心できるものとはならないだろうから
「うん、そのまんまがいーの。ここにるする?じゃあ…木の枝集めてくるね」
川に出てきては、ここらで休むという主人の言葉
つないでた手を話して、川原の近くで落ちてる枝を拾いにと
■ドルクス > 「多分そうだと思う
もし雪山に行ってもカノンが居れば安心だね」
人肌よりも高い体温は雪山では本当に手放せないだろう
暑い日は人形態で居てくれれば問題もない…カノンのありがたさが最近は目に見えて上がってきている
「カノンがそう言うなら誰にもさせないさ」
もしカノンがそうしたいと言うのならきっと僕は我慢するだろう
我慢しきれるかは分からないが
カノンで暖をとれるのは今の所自分だけだ
「じゃぁ僕は色々準備しとくよ、また後で」
魔法でしまっておいた荷物を探る
簡易のテントと鍋、あとは食材と食器…
水浴び用の布も出してと
こう見ると旅や冒険の時はカノンもだが自分もかなり使えると実感できる
■カノン > 「どこにいっても、主さまだけなのっ」
嬉しさと照れが混じりながら返す返事
主人の指示でもなければ、誰かに体を触れさせることもないだろうけど
今きた道を少し引き返しながら
小枝を腕にかかえていく
何度か往復をして集めたのを主人のもとに
一度に量は持てないから…
途中見つけたのは、赤い果物
手で枝ごといくつか折り…主人のもとへと
■ドルクス > 「よしよし、まったく…カノンは可愛いなぁ」
どうしてこうも可愛らしい反応をするのか
それをカノンのような美人がやると尚効果的なわけで
「お帰りカノン、それは…果物?」
カノンの集めた枝をいくつか纏めておく
焚火に使う分は並べ…カノンの持つ赤い果物が気になった
■カノン > 戻ってきては手にもった木の枝
「うん、これ村のそばにもあったから、食べれるやつ」
野いちごのようなもの
たぶん、甘酸っぱい匂いがするから間違いもなく
主人にと差し出して
「主さまは…私が、ほかの人と、ぎゅーとかしててもいいの??」
少し拗ねたような反応
頬を膨らませてまではいないけど、そうしたいくらい
自分の中では、主人だけの特別とおもってたから
■ドルクス > 「ふーん、そうなんだ……酸っぱいけど結構美味しい」
受け取った物を一つ口に入れる
少しつまむぐらいには丁度よく酸味もあってスッキリする
食後のデザート代わりに冷やしておこう
「そりゃぁ嫌だよ?
けど、もちろん他の奴にカノンを渡す気はないしあんまりギチギチに束縛するのもね
カノンは人形じゃないんだから意志はきちんと尊重しないと」
嫌だしさせるつもりはない
けどあまり束縛し過ぎるのはどうかと思う
やる事なす事口を出してそれに従わせたいなら人形でも作ればいい
「今のままのカノンが好きなんだからそこまで五月蠅くは言わないよ
あ、でも僕から逃がさないとだけは言っとくよ」
■カノン > 「うー…」
泣くときの唸るのではなく
少し拗ねたように口を尖らせて
うまく言葉の表現ができてないのかと
出てこない
言い返したいけど、出ないから…
寝床のお手伝いにしゃがんで枝を組んだり
石をどけたり、投げたり
軽い小さいのを除けてると石が外にむかって
いくつか投げられていき
言葉がでなくても尻尾も耳もペタンと伏せてるまま
■ドルクス > 「む、どしたの?」
拗ねるような声で唸るカノンを見て首を傾げる
ポイポイと要らない石が飛んでいく
どうにも何かやってしまったらしい
さっきまでの言葉でまずかった箇所…無い気はするのだが
「えっと…カノン?カノンさん?
……ごめんよカノン、ちょっと意地悪だったかな。
カノンは誰にも渡さないし大切だ、別にカノンをどうでもいいなんて思ってないからね?」
ごめんよと囁きながら頭を撫でようと
■カノン > 「言葉嫌い…上手く言えないもん」
頭を撫でられて、くるっと向き直り
両手を伸ばして主人に抱きつくようにぎゅっと
「主さまだけど…喜んでほしいもん、笑ってほしいし…
だから、他の人とか、やなのっ…
………そんなの捨てられたほうがマシだもん」
自分を尊重してくれてるはずの配慮も
どこか、関心薄く、つき離されたようにうけとってしまったから
■ドルクス > 「えー……」
言葉が嫌いと言われてはどうしようもない
ここまでの生を半分はこの口で生き延びてきたのに…
そうショックを受けていると不意に抱きしめられた
「…カノンに出会えて嬉しいし感謝もしてるよ
それに他の奴には渡さないって言ったでしょ?
もちろん捨てたりもしないし、これからも僕の側に居てもらう」
しっかり抱きしめる
いつもよりも強く、離さないと言葉だけでなく行動で示す為
少し体を離しカノンの顔をこちらに向け、短くキス
額や頬ではなく…唇に
「好きでもない相手にこんな事する程、僕は博愛主義でもないよ?」
■カノン > 「主さまがいいの、私が…上手くいえないから、やなんだもの」
自分の言葉足らずなことのほう
気の利いた言葉が出てこないから
態度でしか出てこない感情
そんなに強くない力で抱きついてたけど
身体を離されたことに一瞬不安がよぎり
また、くっつこうとしてたけど
顔をとられて口づけられて
「私だって、好きじゃない人に
ぎゅーもしないし、ちゅうもしないし、同じ瞳の色のものが欲しい
なんて思わないもん、上手くいえないんだもん」
口づけのあと、離れて……顔が少し赤くなってるけど
好きの伝え方が、言葉では難しく感じて
■ドルクス > 「それはこれから覚えていけばいいさ
それまではこうしてくれればカノンの意思は伝わるよ」
気の利いた言葉なんてカノンには望んでいない
ただ笑顔で自分に純粋な好意を向けてくれる
そんな彼女だからこんなにも愛おしい
「多分、カノンはそのままでいいと思うよ
ちゃんと言葉にしてくれて伝わってるからさ」
言葉にされなくてもよく分かる
自分はカノンに好意的に、もっと言えば愛されている
それはしっかり理解できていると伝えておく
「纏めると僕らは相思相愛、ほんとによかった…
よし、ご飯の準備しておくからカノンは水浴びでもしておいで
可愛いけど顔も赤いしスッキリすると思うよ」
一応、伝えたいことは伝わってカノンの言い分もよく分かった
何も悪いことは微塵もなかったので安心できた
■カノン > 「うん…」
主人がむけてくれる想いと重ねて同じ想いのはず
愛情表現が他にどうあるのかがわからなくて、離れる
水浴びと言われたら
うなづいて、用意してくれてたタオルとかを手にとっては
川へと向かい
主人の場所から少し離れてるとこ、川の淵で身につけてるものを
落として水へと入り
水浴びというよりも…水遊びのように
流れる川の動きと手をパシャパシャ水面を叩くようにして
■ドルクス > 「…ふぅ、色々と心臓に悪い」
カノンが去っていったのを見て一息つく
どうにも、カノンはまっすぐ好意をぶつけてくるのでたまにどうしたものかと思う事もある
自分に依存し過ぎの気もするが、これは良い
むしろもっと自分に依存してくれても構わない
問題は…
「そろそろ押し倒しても僕は悪くないと思うんだよね…」
依然、カノンとはまだキス止まり
強靭な理性によってまだそれ以上手出しはしていない
のだが、カノンの様な美女…それもあれだけ好意を示してくれる相手にその我慢もいつまで続くか
さっきもかなり危なかったのだけは秘密
「このままいけば僕も仙人に…いや、仙魔になれそうだよ」
食事の用意をしながらかなり向こうの方から聞こえる水音は聞こえないフリ
見れば本当に理性が負ける
■カノン > しょぼんと、ひとり遊びしてたのも
水音が止まって
気が済んだのか、顔を洗って…笑ってみる
頬を手でパンパンと軽く叩いて
川からあがり、タオルで体をふいて…
元のように着替えてくる
涼しくも体温を冷ましてきたから
主人に近づけば少し小走りに
主人の葛藤など気づかず
後ろから腰あたりに抱きつくようにして
「主さま、水浴びしてきた」
先ほどと変えるように明るく声をかけて
■ドルクス > 「おぉう、お帰り。スッキリしたみたいだね」
背筋を伸ばしているところに突撃されて少し前のめりに
まだ少しだけ髪が濡れているので後できちんと乾かしておかないと
尻尾もブラシを入れたいが最近は野宿続きなのであまりできていないなぁ、と
背中に当たる柔らかな感触からできるだけ意識を逸らしておく
「じゃぁご飯にしようか、焼いた肉と少しの野菜
あとはスープにパンもあるよ」
街が見えたので今日は残った食材を放出した贅沢なもの
明日街に入ればこれよりも豪勢な食事とベッドが待っている
■カノン > 「うん…ご飯食べる。たくさんあるね」
主人の能力、いつも不思議そうに魔法で出てくる
外で食べるしても、自分には多くて豪華に思えるのが並んでて
「あとこれもね」
先ほどの木の枝の赤い野いちごも…隣に並べて
向き合うようにして座れば、2人だけの外の食事もたのしいもので
■ドルクス > 「明日には街だし残しておいても無駄だからね、カノンのそれは最後にね」
デザートまでついてかなり贅沢に仕上がった
旅でここまで揃えるとなると荷物がとんでもない事になる
魔法を使えてよかったと身に染みて思う
「明日には宿でちゃんとベッドで眠れる…楽しみだ」
2人きりの食事
旅を振り返れば2人での旅は楽しかった
転移を繰り返しての強硬とはまた違う趣もあって…
そんなことを離す間にも空は暗くなっていく
食事を終えれば2人して寄り添い
狼となったカノンを抱きしめて眠る事だろう
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」からカノンさんが去りました。