2016/05/23 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」にアマンダ さんが現れました。
アマンダ  > 地図を手に、八卦山へと分け入る冒険者。
近くの街などで聞き込みをし、地図を買ったりとそれなりの準備をしてから足を踏み入れる。
だが・・・・。

「地図、結構間違ってるよね。」
手にした地図と実際の山の地形を見比べながら力のない笑みを浮かべる。
妖術の類で山の地形が変わったのか、それとも地図がそもそも間違っていたのか。

理由はわからないが、ただ一つ確かなこと、それは。

「この地図は役に立たないね。 結構いい値段したんだけど。」
気持ちを切り替え、不要となった地図を丸めて道具袋へ入れる。

代わりに、霧の中を安全に歩くべく魔法で光の玉を一つ出すと、ランタン代わりにして歩き出す。
本来、魔族は力を制限される領域だが、己の中に流れるもう一つの血により力の制限はかからなかった。

少女は自分の生まれに感謝をしつつ、山を登っていく。

アマンダ  > 「あ、早速一個発見。」
岩肌の上に生えている草をもぎ取り、袋に入れる。

これこそが少女がこの山に入ってきた理由。
八卦山の中でのみ生息する珍しい植物や果物の採集を依頼されたのだ。
貴重な薬の材料になるだけでなく、学術的な価値や未だ知られたいない山そのものの情報も依頼内容。

当然、破格の報酬が約束されているのだが、それでも請けようとする者はいなかった。
ずっとボードに張られっぱなしで埃すら被り始めていたこの依頼を、キルドの上役に頼まれ快く引き受けた。

「僕の力で喜んでくれるのなら嬉しいことだもんね。」
未知との遭遇は恐怖でもあるが、興味もそそられる。

アマンダ  > デコボコの岩肌の中を踏み外さないように気を付けつつ、登っていく。
途中、こちらを見てくるような視線を感じるも害意を感じなかった為気にもせず。

今度はグロテスクなキノコを見つけ、両手で掴み引っこ抜く。
が、抜けた瞬間耳を劈く様な絶叫をキノコが叫んだ。
慌てて袋に入れ口を閉じる。

「危なった。」
胸元に手を当てほっと一息。 

アマンダ  > キノコには驚いたが、一度経験すれば後の対処は簡単。
耳を塞ぐか抜いてすぐに袋に入れるだけで良い。

薬草も少しずつだが集まってくる。

霧の支配する山の中をうろつき、採集を続ける。

満足いくまで採集を終えると元来た道を戻り、山を下りてゆく。

ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」からアマンダ さんが去りました。