2016/06/05 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「帝都シェンヤン」市場」にアマンダさんが現れました。
アマンダ > シェンヤン帝都内の市場にて商品を見て回る少女。
王国内では見たことのない食材や雑貨、宝石などが並んでいるのを一つ一つ見ている。

「こういうのもあるんだね。」
反物を広げている店で店員さんから扱っている品がいかに素晴らしいかを聴いている。
触っても良いと言われたので少女は手を伸ばし、肌触りを確かめる。
柔らかい感触からいかに高級品であるかが伝わる。
店の人の説明を一通り聞いてから少女は別の店へ。

今度は宝石や装飾品を扱う店。
簪や櫛といった普段みかけない装飾品を目にする。
ここでも一通り見てからまた別の店へ。

こちらにあまり来ることのない少女にとって並ぶもの全てがもの珍しい。

アマンダ > ざっと見て回った上での感想。
良いものが多いが、何分高い。

恐らく適正価格なのだろうが、少女の持っている金では分かっていたがあまり色々とは買えない。
交易商の仕事として買い付けに来ることは出来ても個人では手も足も出ない。

どうしたものかと思っていると、ふとシンプルな茶碗が二つ目に付く。
興味を持ち、店員に話を聞くと二つで一つというものらしい。
よくよく見ると大小で一組となっていた。
その理由と、書かれている金額に少女は笑みが浮かぶ。
これならば今持っている金で買える。
善は急げとばかりに財布を取り出し、少女は茶碗を購入する。
割れない様に木の箱に入れてもらってからそれを受け取り、早速便利袋に入れる。

アマンダ > 買い物を終え、安心するも今度は次の問題が。

「泊まる所、どうしよっか。」
すっかり軽くなってしまった財布をしまってから呟く。
少女が今いるところは王都で言うと富裕地区に該当する辺りのようだ。
当然、そんな所に泊まれるだけの資金はない。

どこか適当な安宿はないかと市場から離れていく。
自然、少女の向かう先は薄暗がりのあばら家が多く存在する区画へ。

アマンダ > 少女の探す安宿のありそうな場所は所謂貧民街だ。
当然、治安もそれなりとなり本来よそ者が行っていいような場所ではないだろう。

だが、普段そういった所で寝泊まりしている少女にはそれほど驚くことはない。
要は隙を見せなければ良いのだ。

それに、今の少女を襲った所で手に入る金など知れている。
なので、少女はまるで行き慣れた場所を歩くような気楽さで呑気に宿を探す。

アマンダ > 漸く宿を見つけ、中に入る。
胡散臭そうな宿の主人と話をし、どうやら泊まることにしたようだ。

ご案内:「北方帝国シェンヤン「帝都シェンヤン」市場」からアマンダさんが去りました。