2023/05/28 のログ
ご案内:「タナール砦」にヨハンナさんが現れました。
■ヨハンナ > 現在は王国が占拠しているタナール砦。
しかし、魔族の国も黙って取られたままではいない。
城壁に腕組みしながら立つヨハンナの眼下の先には、魔族の軍団がひしめいていた。
今の所見えるのは、魔族の手先、魔物たるゴブリンやオークの雑兵。
笛や太鼓を鳴らし威嚇しながらゆっくりと進んでくる。
「よくもまぁ、毎度あれだけ雁首を揃えられるものですね」
しかし、数は多くても個々の力は完全武装の騎士には敵わない魔物。
おそらくはこちらを疲弊させ本命の魔族が近寄るための肉壁。
こちらもなるべく、効率よく彼らを殲滅せねばならない。
「……来ますよ」
太鼓の音が止まる。攻城塔が迫ってくる。さらには梯子まで用意しているのが見える。
頃合いだろう。ヨハンナは片手を上げた。
「撃て」
守備兵が一斉に弓矢を、大砲を、魔法を放つ。
一気に吹き飛び肉片と化すゴブリン達。
それでも全滅には至らず、次から次へと押し寄せてくる。
戦いは、始まったばかりだ。
ご案内:「タナール砦」からヨハンナさんが去りました。