2022/11/10 のログ
ご案内:「タナール砦」にロブームさんが現れました。
ロブーム > 砦を包囲する魔物の軍勢。
その後ろで、この戦場に似つかわしくない高級な椅子に座っている男が一人。
彼の名は、ロブーム。この軍の総指揮官である。

「……そろそろ、敵の兵糧も尽きる頃か」

未だ、包囲して三日程度。だが、ロブームは知っている。
この砦の食料は、中に潜入した魔族軍のスパイにより破棄されている。
何せ、それを仕組んだ張本人が彼なのだ。
当然、輸送隊を通すはずもない。今の彼らは、殆ど死に体と言ってもいいはずで。

「投降するならこのタイミング、という所だろう。
これ以上続けても死人が増えるだけなのは、彼らとて解っている筈だからな」

戦えば勝てる。確実にだ。
あちらの実力を侮っている訳ですらなく、単純に補給のない軍隊の限界を、彼は良く知っている。
だから、彼らには既に、部下の魔族を通して降伏勧告を出しているが……

「さて、彼らはどう返すかな」

ご案内:「タナール砦」からロブームさんが去りました。