2022/10/11 のログ
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > タナール砦は、今回は、王国が支配している状態。
兵士たちが魔族の脅威から国を守らんと駐屯し、様々な部隊が其処に有る。
第七師団に所属するゼロもまた、その中の一人で、今宵も北門を―――魔族の国に一番近い門に立つ。
兵士が足りないからこそ、様々な師団が入れ代わり立ち代わりにこの場所に立つ。
いつ、どこで魔族の軍が来るのか解らない。
普段は近駐屯所で待機し、有事の際此処に来るのが基本だけれども、防衛の維持に手が足りなければ駆り出される事もある。
防衛も立派な任務だと、少年は静かに闇夜の方に視線を向ける。
少年の仮面は、闇夜を見通し、魔法による幻覚や幻術を看破する古代遺産。
故に、この場所の、この状況での門番は天職とも言えるのだろう。
蒼く彩られた鎧を身に纏い、右手に槍を持った状態で、唯々、静かに少年は立ち尽くす。
何事もないのが最上であれど、其ればかりではないことを知っている。
先程も言うが、何時、魔族の軍が来るのかが、判らないのが、最大の不安点。
それに、脅威は何も魔族だけではないのだ。
悪人というのもいるのだし、幻獣、魔獣だって脅威だ。
だから、兵士が身を張る必要がある、そう考えて居る。
それに、この腕に有るのは第七師団の腕章。
ボロボロになろうとも、牙を持つ戦士なのだ。