2022/06/29 のログ
ご案内:「タナール砦」にクレイさんが現れました。
クレイ > 「んー、寝れねぇ」

 夜の砦。とりあえず本日はこちら側の所有になっていた。
 昼は激戦だった。夜の見回り要員などは別の部隊から配属されたので自分は別に夜は起きていなくても良い。
 というより昼に大暴れしたのだから寝ろとまで言われている。だが、久々の戦場という事もあってか気が昂り眠れない。
 そういうわけで暇つぶしがてら、腰に剣を括り付けた状態で夜の砦を散歩している。だが、そんなに面白い事が転がっている訳もなく。

「まぁそうだよなぁ」

 そう簡単に暇つぶしはできない。
 はぁと溜息をつきながらもテクテクと。流石に仕事中の奴がいるのに飲みながら歩くという事はしなかった。

クレイ >  
 こういう時色々とやる手段はある。まずは無難に駄弁る。文字通り駄弁る。訓練する、文字通り訓練する。真面目か! とツッコミを受けそうな内容。
 次に起きてる奴を巻き込んで賭けで遊ぶということ。安定した収入がある今、これをしてもあまりいたくはない。
 で、同じく起きてる奴を巻き込んで酒を喰らうという方法。楽しいといえば楽しいがあまりお勧めはできない。やはり仮にも戦場、奇襲があれば即座に動かねばならない訳で。
 もう1つは色に溺れる。ぶっちゃけやってる奴は多い。
 こちら側であっても同じように気が昂ってる奴も多いし、捕まえた魔族であったりを相手にそういうことをしているのも多い。更に言えば捕まっていた奴隷を相手に娼館のような事をしている奴もいる。これもありといえばあり。
 別に装備を近くに置いておけばすぐに動ける。

「……どうするかなぁ」

 どれもありといえばあり。だがとにもかくにも暇そうな奴がいないと話にならないわけで。
 自分1人でできる事などそれこそ訓練くらいしかない。しかし昼に大暴れしてさらに夜に訓練というのも少し気が引ける。
 結局ブラブラと歩き回るしかないわけで。

クレイ >  
「……しゃあねぇなぁ」

 だが、結局時間を潰す方法は見つからず、ブラブラしているというのも無駄。
 ならばせめて体を休ませるかと休憩室に向かうのであった。
 そうして翌朝、勝利のまま帰還。しばしは砦はこちら側だが、すぐに魔族の手に落ちる。
 こうしてこの砦の所有者は移り変わっていくのであった。

ご案内:「タナール砦」からクレイさんが去りました。