2022/06/13 のログ
■ネロ >
言葉と態度に憤った魔王の娘には、もう眼前に構える男の姿しか目に入っていない
気が短く、その視野も狭いということはありありと分かるだろう
──放った一撃は男の剣によって切り裂かれる
「っ!? …人間のクセに!!」
自分の一撃を人間が凌ぐとは思っていなかったのか、僅かに動きが鈍る──が
「対等にモノを言うんじゃないわよ、ウジムシ!!」
自身に迫る男と刃に、今度はその全身から──先程、魔物の群れを吹き飛ばしたものと同じ、全方位へと暴風のような魔力を解き放つ
戦闘技術のイロハこそ知らないが、こうすれば攻撃と防御両方を兼ねるということくらいはわかっている、らしい
一撃を凌がれたことで余計に苛立ちの増したネロの魔力はより強大なものになり、爆発的な波動となって周囲を吹き飛ばす
当然、これを人間がたった一人で凌ぐことなど不可能であると、そう考えている、が
■クレイ >
「そいつは無理な相談だな、俺が敬うのは金だけって決めてるんでね。お前さんも金つんでくれるなら雇われてやってもいいぜ? 100万ゴルくらいでな」
なんてニヤリと笑う。
だが、相手がすさまじい魔力を噴出させれば少しだけ目を見開く。
「おおっと!?」
即座に振り上げていた右手の剣を手放し、左手のロングソードを両手で握る。そしてそれを盾のようにして体の前に構える。
すさまじい音と同時に体が浮き上がり、後方へ。
「人をウジムシなんて呼ぶだけはあるなぁ。怖い怖い」
1発でガタが来たロングソードをその辺に投げ捨てると死体からロングソードを2本拝借する。幸いにしてここはついさっきまで人間が収めていた砦。武器の補充には事欠かない。
「でも、なんとなくわかった……お前さん、強すぎるだろ? だから戦略をしらねぇ。まぁお前ほど強いなら力でねじ伏せるでも通じちまうんだろうが……何でもありの傭兵相手は気を付けなよ。俺達は弱いから、強者を狩る方法に関しては詳しいんだよ」
そして地面を強く踏みしめる。魔力で強化されたその踏みつけは周囲の瓦礫を打ち砕き、砂ぼこりを舞い上げる。
その砂ぼこりに乗じて一気に迫る。最短距離、相手の胸部を狙った刺突。右の剣を真っすぐに伸ばして。
■ネロ >
減らぬ軽口
それがまた、ネロの苛立ちを煽る
そもそも人間の国の通貨なぞ持っている由もないが──
「ふん、ウジムシはウジムシらしくさっさと潰れちゃえばいいものを…!」
再び、攻撃を凌がれる
しかも随分と余裕のある口振りに、こちらに臆する様子すらも見せない
「──、小賢しいこと…!」
舞い上がる砂埃に男の姿が一瞬消える
標的を見失い、乱雑に魔力の塊をいくつも放ってゆく、が──
「ぐ───っ!?」
男の繰り出した刺突が、魔王の娘の胸の中心を貫いた
一瞬見開かれた蒼い瞳に砂埃から現れた男が映り、悔しげにその顔を睨みつけたまま、ぐらりとその身体が揺れる
■クレイ >
「バカいえ、あいつら結構しぶといんだぞ。ゴミに紛れて潰せやしねぇ」
実体験である。そして言い分はまさにその通りになった。
放たれた魔力の塊は回避し、何とか人達を浴びせる。ゴミならぬ砂ぼこりに紛れて潰されなかったウジムシの完成であった。
さて、本来であればその後に追撃を入れるのだろうが。
「その程度で死ぬたまじゃねぇだろお前は。だから深追いはしねぇぜ?」
再び砂煙の中へとその姿を隠す。
そして今度の行動は……ある意味人としては最低な行為だ。
「そら、次はどうやって避けるよ! ついでに降参はいつでも受け付けるぜッ!!」
なんて言葉はいう。だがその実体は最低な行いだった。
その辺に転がっている死体。それを乱雑に彼女の方へと蹴り飛ばすという物。
砂ぼこりで正確に視認できていないのなら人が真正面からバカ正直に突っ込んでくるように見えるだろうという思惑。
その隙にこちらは次の攻撃のため死角へと走り込んでいく。
■ネロ >
魔王の娘、という強力な魔族
その肉体は見た目以上に頑丈で、不死性すらも備えている
しかし痛みを感じない、というわけではなく──
「ぅ、あ…ッ、痛い、いたいいたいっ…ひ、血……血がっ…」
その身体が蹌踉めいたのはダメージによるもの、というよりも
人間相手に手傷を負ったということに対する狼狽から来るものだった
これまで人間相手に不覚をとったことも、傷を負ったこともないからこそ生まれた隙、ではあったが
落ち着きを取り戻した時点でその怒りに本格的に火が点くことは明白だった
「よくも──!!!」
怒りを顕にしたネロは、自身へと突っ込んでくる人影に向け両手から極大の魔力を放出する
それはこれまでの攻撃に比べて比肩できないほどの魔力量
その波動によって舞い上がった砂埃がすべて吹き飛ぶほどの一撃ではあったのだが──
■クレイ > 魔力の1撃で砂ぼこりは綺麗さっぱり消え去るだろう。
だが、消し飛ばすのは先ほどの人ではない。先ほどひねりつぶした有象無象の1人。鎧を着たただの兵士のひとりだ。
そして肝心の奴は。
「ホントおっそろしい1撃だなおい……!? いいたかねぇけど。正面戦じゃ絶対勝ち目ねぇぞ俺」
側面、右側に回り込んでいた。最初の1撃もそうだが、フリーならば右を動かす事が多い為に今回も攻撃するのなら右ではないかと踏んでいた。そして振り上げたその腕がそのまま壁になると予想しての行動だった。
しかし威力は想定以上。砂煙は晴れてしまった。しかし既に前進体制。というより加速体勢に入っている。ここから後退はできない。
一気に踏み込んだその体はまっすぐに彼女へと向かい、相手を横から一閃に斬らんと迫っている。
「っおらぁあ!!」
だが、砂ぼこりが晴れた今、その姿は見えている訳で。普通の人間相手ならばまだしも魔王の娘相手に攻撃が間に合うかは未知数であった。
■ネロ >
魔力の波動を叩きつけた人影は無惨にも塵のように消し飛んでゆく
ただ、跡形もなく──といった結果がネロに勝利を確信させていた
漸く耳障りな軽口も、と思った矢先、聞こえてきた声に驚きの表情を禁じえず、声のした方へと振り向く
「うぁ…っ…!!?」
薙ぐような一閃は魔王の娘の柔らかな肢体に深く切り込み、一目にも深手を与えたと見るに十分な戦果をあげる
一歩、二歩、と後ろへフラつくように後ずさり、信じられないものを見るような眼を向けたまま、その場に崩折れた
溢れる程の魔力により先程の一撃の傷は既に塞がり、胴を分断に至りかけた傷もまたすぐに治癒が始まっていた、が
「く……」
その大容量の魔力も殆どが肉体の修復にまわり、先程の威容とは比べるべくもなく矮小なものになっていた
■クレイ >
「……さて。降参しろ、なんて言っても聞く耳ねぇだろうなたぶん」
魔力が少なくなったのを見る。治療に回せば回すだけどんどんと魔力が衰える。
だが、おそらくそれでも彼女は降伏はしないだろう。そして何より。
「お前、淫魔かなにかの血をひいてるな」
傷はもうふさがっている。だが弱ったその姿。そして戦闘の中であふれた汗等の香り、それにどうしょうもなく魅せられている自分がいる。
存在そのものがこちらを操るに相応しい、まさしく魔王の風格を持った存在。それは戦いで昂った戦士の精神を戦士から雄へと切り返させ、ある意味最大の愚策を犯させる。
「斬っても斬っても傷が治る。不死だってなら、追いかけられねぇようにさせるのが1番だよな。元々そういう話だったしよ」
正常な判断をするのなら追撃をして逃げればいい。
そもそも、肉体スペックの時点でこちらの方が劣勢なのだ。魔力がなくなった程度でそれは覆らない。そんな相手に油断するなど絞め殺してくれと言っているような物だ。
だが、淫魔としての権能に歪んだ彼は、その手を掴み、服に手をかけようと。
■ネロ >
「だ、誰がウジムシなんかに…!!」
悔しげに睨みつける様子にはとてもではないが降参するだろう、などという雰囲気は感じられず
傷が癒え、魔力が再びその肉体に満ちればすぐにでも男の命を奪うであろう殺意がその眼に現れていた、が
追いかけられないようにさせる、という言葉にはびくりと肩を震わせる
自分ならば、そうするために手足など残しておかないことも容易に想像できるからだ
しかし───
「…? 何── あっ!?」
細腕を掴みあげられ、薄布を纏うような装いは力などかけずともするりと肌蹴、その肢体を顕にさせられる
人間相手に裸身を顕にすること
それ自体が十分に魔王の娘にとっては恥辱に値する行為だった
■クレイ > 「捕まえて……って話だったが、お前を捕まえておける場所なんてなさそうだしな。さっさとこうするのが正解だろ」
なんて言いながら衣類をはぎとった。
そしてはだけたその姿を見て。
「流石って所だな、じゃどんな反応見せてくれるか……楽しみだ」
手を掴んだならそのまま後ろに回り、片腕は後ろ手に抑え込む形に、そしてフリーの片手はそのはだけた胸元に伸びる。
こちらも腰を落とし、後ろから軽く抱きしめるような形に。
「さて、魔族って実はあんまり相手したことなくてな。人間と同じ感じでいいのか?」
その長い耳に語り掛けるようにすると、そのまま胸を撫でる、先も指で時折弾くように手を滑らせるだろう。
「それとも、この耳とか、翼とか。そういう人に無い部位の方がいいのか……?」
■ネロ >
「さ、触るな───ひゃうう!?み、耳元でしゃべ…ッ!!」
衣服を剥ぎ取られれば、男が何をしようとしているのかは、明白
男の先程までの言葉とは相反しているその行動に、自分の淫魔の血が何か悪さをしていることはすぐに悟る
しかしそれをコントロールする術など持っている筈もなく──
「さ、さわるな、ってぇぇ……んひっ?!ち、ちくびだめ、だめ…!」
ゾクゾクとその身体を震わせ、肉付きの良い腰が揺れる
はあはあと激しく息づき、キッと背後を睨もうとする眼もゆらゆらと揺れてうっすらと涙が浮かんでいた
だが言葉と裏腹に、雄を欲するように腰が揺れくねり、益々色濃い雌の匂いが沸き立つようにその下半身から立ち昇ってゆく──
■クレイ >
「しゃあねぇだろ、こんなに長いから普通に話しても耳元になっちまうんだよ、短くするためにこうやって食べちまえばいいのか?」
なんて言いながら耳を甘く噛む。かみちぎるという事はしない。中にはそういうのが趣味の奴もいるのだろうが戦闘でもないのに他者に血を流させる趣味はない。いくら淫魔の血に狂わされようとその辺の性格が変わる事はないだろう。
だが、乳首はダメと言われれば口を離す。
「え、なんでダメなんだ。わからねぇな。俺ウジムシだからよくわからねぇんだよ。もう少しわかりやすく教えてくれよお姫様。なんでここはダメなんだ……?」
と、乳輪を爪で軽くひっかくようにクルクルと回る。だが先には決して触れないように。
それはともすれば焦らすようにも感じるかもしれない。
というより、事実、相手の反応を見て何がダメかわかった上で焦らしているわけだが。
■ネロ >
「ひはふっ!?♡」
耳を食まれると目に見えてその身体全体をぞぞぞ…と震わせ、甘い声が漏れる
包まれるような雌の匂いはより濃くなり、ネロの頬にも鮮やかな朱が差しはじめて
「──だ、ダメっていうのは…んぅッ♡♡ …か、感じすぎ、ちゃう、から……♡」
甘く、蕩けたような声
人間相手に、しかも半ば無理矢理
それでも肉体に宿る淫蕩の血が雄を欲するよう命じ、たわわな肢体を熱に侵してゆく
数瞬まで男を殺意を込めて睨めつけていた視線もまた、とろんと蕩けたものに変わってしまっていた
「…ね?きょか、許可、するから♡ ウジムシちんぽ♡ ぶち込んで…♡♡」
ゆらゆらと尻尾が揺れ、待ち遠しげにその尻を上向きに自ら持ち上げていた
■クレイ >
「ハハ、随分素直だな。そうしてれば可愛らしいもんじゃねぇの」
そういってニヤリと笑う。
相手が尻を持ち上げ熱っぽい目線を向けて来れば少しだけ目を細めて。
「まぁ、ウジムシっていいつづけてるけど……さっきすぐに素直にいったご褒美だ」
彼女の腕を抑える目的で使っていたもう片手。それを解くと自身のズボンのチャックを下ろしそれを出す。
至近距離で淫魔の気を浴びたそれは既に痛いほどに堅くなっていた。
「濡らす必要は……なさそうだな?」
自分の方でも少しだけ彼女を持ち上げると、そのまま自身の上に座らせるようにして自身のソレを膣内へと深く挿し込む。
同時にすさまじい快楽が襲い掛かってくる。
「っ……予想はしていたが、すげぇな。じゃ、動くからな」
そのまま腰を動かし、打ち上げるように奥を突く。
同時、先ほどまで焦らしていた乳首をキュッキュッと突くのに合わせ摘まむだろう。
■ネロ >
「だってぇ♡もぉ我慢できないもん…♡ ──はっ」
素直、という言葉を受けて悩ましげに腰をくねらせながら応えるさなか、
ふっと一瞬我に戻る
また、自分の身体に半分流れる淫魔女王の血が悪い顔を出していたことに気がつくも──
「きゃうっっ♡♡」
ずんっ♡と深く貫かれ、再び意識は淫蕩に沈んでゆく
十分に濡れ解れた肉厚な内壁が吸い付くように絡む腟内は文字通り、吐精を執拗に促すような魔器
狭く感じるも伸縮性に富み、それこそ腰の浮くような快楽を雄へと与えて
「ひはっ♡あんっ♡♡ そぉ、もっと、突いて♡♡ぐちゅぐちゅ、って♡♡ んひっ、ちくび、ぃ…♡♡♪」
一瞬我に返ったのも束の間
再び乱れ狂う蕩けた淫魔の顔になり、雄の上で跳ねるように、腰を大きくくねらせ行為に没頭してゆく──
■クレイ > 「乳首も良いが……こっちの方がいいんじゃないか」
そういって片手を伸ばすのは陰核。腹部を撫でるように進んだその先。
そしてたどり着いた陰核を指先で撫で、擦りながらも突く速度は衰える所かその速さを増す。
「ったく、お前……やべぇな。こんなの知ったら今後もしたくなっちまうだろ」
狭く、やわらかくそして優しく。
自身のソレを包み込みながらも執拗なまでの快楽を与えてくる膣をむさぼるように突き続け。
さらに速度は上がる。そして、ビクビクと震える。
「っ、やべぇ、戦場で処理してなかったからッ!!」
深く挿し込んだそれはドクドクと精を吐き出す。
ふぅと少し背中にしなだれかかるようになっていたが。
「……まだ、終わりじゃねぇよな。俺はまだまだだぜ」
だが、それによって香りに包まれた自身は再びスイッチが入る。出したばかりだというのに再び堅さを取り戻すそれ。まだ宴は終わらないのだろう。
そうしてどちらかの軍の援軍が来てどちらかが逃げるまで続くのか、もしくは彼女が我を取り戻すのか。どちらにせよ無事帰還できたはずである。
■ネロ >
「んぅ♡ あふ♡ ふぁ…っ ──みゃあッ!?♡♡♡」
クリトリスを撫でられ、跳ね上がるようにその身をビクビクと震わせて、ぷしゃ♡と小さく飛沫をあげる
人の思う、敏感であろう部分の反応が特に良いのは人の性欲から生まれた淫魔の血ゆえか、加速する律動に合わせ派手に嬌声をあげながら
「んぃ、イく、イっちゃ…ふあっ───♡♡♡」
熱い滾りを腹の奥へと打ち付けられ、ひときわ大きな声と反応で以てその絶頂を報せる
ゆさ、たぷ♡と恵まれた肢体を淫らに揺らしながら余韻に浸る中、滾りの治まりを見せぬ雄の囁きを耳にして…
「あ…♡ も、もっと……♡」
熱に熔けきった瞳で、ネロもまた求めるようにその肢体を沈めてゆく
──そしていずれまで続いたかの行為の先、
再びハッと我に返った魔王の娘はこの砦にまた一つ遺恨の種が出来たことに眉を顰めるのだった
ご案内:「タナール砦」からクレイさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にクレイさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」からネロさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からクレイさんが去りました。