2022/05/01 のログ
■タマモ > 「………しかし、あそこもあれじゃな。
戦うのは良いが、もったいないと言うか、何と言うか…
時に、良い子が居るんじゃがのぅ」
ふと、そんな言葉を洩らす。
視線の先、タナール砦。
何度か往復に通った事があり、時に素通りし、時に遊んで抜ける訳だが。
基本的には、人間と魔族の戦いの場、との印象が強い…いや、実際にそうなのだが。
その中には、少女の気に入りそうな、そんな相手も居る訳で。
そんな相手を見掛けると、つい掻っ攫いたくなってしまう。
さすがに…戦いの最中には、それは出来ないし。
その合間、向かう前とか、偵察に一人で来ている、自信過剰で…等々。
そんなタイミングで見付けれたら…なんて、考えてしまう訳だ。
そんな、相手にとってみれば、迷惑極まりない事を。
思ったり、呟いたりしながら、はふん、と軽く溜息を吐いた。
■タマモ > 「さて…そろそろ、戻るとするか。
遅くなると、また、うるさいじゃろうしな」
ぐーっと、軽く伸びをして。
腕を回し、伸ばし、体を解せば。
今度こそと、歩みを再開するのだった。
ご案内:「タナール砦」からタマモさんが去りました。