2022/04/26 のログ
ラボラス > (其れ程までに戦力が不足して居るのか
或いは、この部隊が完全なる捨て駒扱いであるのか
この戦力で砦を落とすには、練度も戦術も足りて居ない

指揮官と思しき者の指揮も、お世辞にも砦攻めに慣れたモノとは思えぬ
通常であれば、真っ当な戦力であれば、今の砦を落とす事は
防衛する事よりも容易い筈なのだ。 ――魔族側は、最悪砦を放棄しても構わない。
"其の程度の戦力"なのだから。)

「―――――……王都に密偵を送れれば良いがな。
連中に、あの王国に加護がある限り、其れも難しかろう。」

(――防衛、してしまえそうだから、防衛を続けている。
大方砦の魔族達は、その様な状況なのだろう
既に此方の軍団は退かせた以上、例え此処から人間の軍が勝利しても
消耗し切った所を更に奪い返す、と言った状況には、少なくとも今はなるまい

無論、人間側の戦力に、此処から砦を奪還し得る
或いは、この膠着状態を打破し得る何らかの要素が在れば、だが
もし、其れが在ったとして、今の今までに其の手札を切って居ないのは、悪手以外の何物でもない
……今は、手詰まりである、としか思えぬのだ)。

ラボラス > (――さらに時間が経ち、戦況に変化は訪れる。
人間側の撤退。 砦の防衛は成功し、魔族の支配が継続される
そうなった以上は、己もまた、この場に居る必要は無い。)

「――――――……行くぞ。」

(配下に告げ、その場を後にする
砦の事は、残った連中が何とかするだろう
己はまた、新たな戦場を探すだけ――)。

ご案内:「タナール砦」からラボラスさんが去りました。